苦しみの根源は願望の時間軸のズレ
願望には時間軸があるということを先日お話をしました。願望というのは、長期願望・中期願望・短期願望と一本の線を引くことができます。基本的には長期願望・中期願望にあるものを短期願望に落とし込むことで願望成就するというのが重要だということです。一般的には中長期願望を短期願望に落とし込んで実行する流れを創ることを「計画」と呼びます。ですから、重要になってくるのは願望を明確化した上で、計画に落とし込んで実行していくことが大切なのです。計画というのは願望を点から線にすることなのです。コネクティング・ドットが計画の役割なのですよね。
で、ここからが本題なのですが、人間というのは願望が成就していない状態を意識すると問題意識という形で精神的苦痛が発生するように設計されています。多くの人が自己啓発や成功者などの話を聞いて「夢を持つことが大事」と信じ込んでいます。実際にとても夢は大切なものなのですが、夢というのは長期願望、あるいは中期願望なのですよね。ここではっきりしておきますが、長期願望・中期願望というのは短期願望、つまり目の前にある願望ではないわけですから、「すぐには実現できない願望」なのです。もっというと「今は絶対に実現しない願望」これが夢なのですよね。私は夢が大きな人というのは、しっかり短期願望に落とし込んで実行して願望成就の数を増やしていかないと自分の夢によってストレスを与えられて精神をおかしくする人って結構見てきたのですよね。夢を夢のまま持っている人というのは、自分に精神的ストレスをかけるだけです。私が思うにこれが鬱や精神疾患の原因になっていると思いますね。健常者ほど短期願望が中心であって、あって中期願望くらいのものです。長期願望は持っていたとしても割合が圧倒的に短期願望に偏っているのですね。短期目線というのは経営や仕事では馬鹿にされることが多いですが、ド短期目線というのは、ようは現実を見ているということになるわけですよ。ド短期目線の人の方が行動力があるのはいうまでもありません。ようは願望成就の時間軸によって苦しみを生み出してしまうのですよね。
この精神的苦しみを回避するために重要なことはいうまでもなく、長期願望・中期願望を短期願望・ド短期願望にステータスを変えていくことですよね。そうするとフットワークが軽くなって、結果として中期願望・長期願望との距離を縮めることに繋がると思います。よって、更に精神的苦痛が緩和されて人間関係が向上するなど良いことが増えると思いますね。
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