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ぜんぶライフ

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プライベートも仕事も 起きている時間も寝ている時間も 自分も大切な人も 心もからだも ぜんぶがみなさんの人生(ライフ)です。 人生に訪れるいろいろ たとえば介護や病気や スト…
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2022年10月の記事一覧

#07 「ずっと、長く、働き続ける」ための「トリプル・キャリア」2つのポイント

~過去投稿はマガジンから~ 私自身の起業経験を紹介しておきましょう。 私は57歳の時に起業したので、正確には「定年前起業」だったのですが、 自宅の一部を事務所にして仕事を始めたところ、 携帯電話などの通信費、事務用品代、交通費、図書費、セミナー参加費などから、自宅の光熱水費のうち事務所用に使った料金まで、 思いのほか多くの金額を経費として計上できることに驚きました。 職員は自分一人、 せいぜいパートナーと二人で、人は雇わないファミリービジネスの形に徹し、 まさに「雇わな

#06 「雇われない働き方」を実現するには「定年起業」の選択がベスト

~過去投稿はマガジンから~ 会社員が60歳で定年退職を迎えた時の選択肢、「①定年再雇用」「②出向(転籍)」「③転職」「④起業」のうち、3つをご紹介しました。 4つ目の選択肢「④起業」を考えてみましょう。  「起業」というと、開業資金が必要ではないか、売り上げを確保するために顧客開拓が必要ではないかなど、 ハードルが高いことのように思われています。 とくに就学中の子どもがいたり、住宅ローンの支払いを抱えていたりすれば、「起業」に二の足を踏む気持ちは理解できないこともありま

#05 定年後の進路はおおむね四つだが「定年再雇用」がもっともリスキー?

~過去投稿はマガジンから~ 「トリプル・キャリア(ずっと、長く、働き続ける)」をうまく進められるかどうかは、 60歳で定年退職を迎えた時、 どのような働き方を選択するかが大きなポイントになります。 一般的に会社員が60歳で定年退職を迎えた時、 その後の進路の選択肢は「①定年再雇用」「②出向(転籍)」「③転職」「④起業」の4つに集約されます。 多くの人はこの順番でリスクも難易度も低いと考えています。 約8割の人が「定年再雇用」を選択していることでも、それは明らかです。 し

#04 ずっと、長く、働き続ければ「3K」の不安は解消できる

~過去投稿はマガジンから~ では、「3K(お金・健康・孤独)」に対する不安を解消するにはどすればよいのか。 結論的にいえば、私は「ずっと、長く、働き続ける」ことがその解決法だと考えています。 お金の不安についていえば、働き続ければフローの収入が得られます。 収入が多いか少ないかは別として、退職金や預貯金を取り崩さなくてすむとはいわないもでも、取り崩す額を抑え、スピードを緩めることができます。 孤独の不安については、定年退職後に新しい仕事に就けば、そこで新たな人間関係が

#03 定年退職をするということは、「3つの不安」に直面すること

~過去投稿はマガジンから~ 定年退職をした人の多くは、長い時間をどうすごせばよいのかに悩むだけではなく、 「3つの不安」に直面すると考えられます。 それは、「お金」「健康」「孤独」の「3K」です。 人生100年時代では、定年後の人生が35~40年と長くなるので、まず不安になるのが「お金」、すなわち老後の生活費です。 定年退職後しばらくは退職金があるので、お金に関する切迫感はあまり感じませんが、お金は使えば減っていきます。 では年金で生活できるかというと、そもそも安心して

#02 長い定年後をどうすごせばよいのか途方に暮れている定年退職者たち

~過去投稿はマガジンから~ 私は現在、「ノマド&プランニング」という会社を立ち上げ、研修とコンサルタント活動を行っていますが、もともとは銀行に勤務していました。 その後、3回の転職を経て、2015年に会社員生活にピリオドを打ったのですが、定年退職をした銀行員時代のOBたちと話をしていると、みな共通して途方に暮れている印象がありました。 要は、長い定年後をどうすごしたらよいのか、それに悩んでいるという感じなのです。 銀行員時代にお世話になった取引先のOBの方々も同様でし

#01 新しい生き方、働き方が必要となった「人生100年時代」の到来

ついに来ました、人生100年時代。 我々はどのように生きていけばいいのでしょうか。 お金・健康・孤独 の3つの不安に対する解消方法をご紹介します。 充実人生を歩んでいきたいですね。 2019年11月発刊COCORO第34号に掲載された内容をもとに8回に分けて掲載します。 2016年、ロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン教授ほかによる『ライフ・シフト』(東洋経済新報社)がベストセラーになり、 私たち日本人は「人生100年時代」を意識するようになりました。 それは

#04 思い通りの後半生には「3K」が必要

~過去投稿はマガジンから~ 童門さんの文筆活動の原点は、20代の頃に強い影響を受けた太宰治だ。 当初は純文学に取り組んでいたが、 歴史小説や評伝を少しずつ手掛けるようになったのは、 東京都庁時代に管理職についてからだと言う。 「中学時代の国史の先生が生徒を飽きさせない授業をする人だったので、 もともと歴史は好きでした。 都庁で部下を持つ立場になり、また行政マンとして、 歴史上の人物に学ぶことが少なくありませんでした。 『上杉鷹山の経営学』には、課長になった頃の実体験をか

#03 毎日の不完全燃焼がストレスを生む

~過去投稿はマガジンから~ 起承転転を生き方の指標にしている童門さんだが、 食生活や体力維持の方法も「童門流」だ。 食事は、1日2食。 朝は好物のクロワッサンで軽く済ませ、昼食は摂らない。 夕食は365日外食だ。 「体力維持では、基本的に歩くこと。と言えば聞こえはいいですが、万歩計をつけて歩数を測ったりしているわけではありません」 夕食は外食と決めているので、運動になるくらいの距離にある店をいくつか決めておき、そこを指標として必ず歩くようにしているのだと言う。 「です

#02 元気の秘訣は「人生、起承転転」

~過去投稿はマガジンから~ なぜこんなに元気で活動的なのか。 その秘訣を聞いてみると、「特に秘訣などない。強いて言えば自分は〝起承転転を人生のモットーにしてきたからだと思います」と言う。 「西部劇によく出てくるタンブルウィード(根無し草)は、一定の場所に根を張らず、風に吹かれて転がり続けています。 起承転転というのは、あえて人生での結論、つまり終着点となる目標を定めずに生きていこうというたとえです。 もう30代のころから、この考え方で生きてきました」 なぜ、そういう考