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給与が上がらない理由は、長期間で平準化されているから【自分の付加価値を上げましょう!】

こんにちは!

普通の30代会社員がお金の不安を解消する『大人のマネートレーニング』のまっしーです。

先日、家の片付けをしていたら、入社1~2年目の頃の「源泉徴収票」を発見しました。

今になって見直すと、色んな気付きがありましたので、頑張っても給与が上がらないなぁと、思っている方は是非ご一読下さい!

新人の頃の源泉徴収票を見つけて思うこと

その①:給与≠能力(給与は平準化されている)
その②:資本家(会社)の意図と駆け引き
その③:収入を自分でコントロールするには
その④:まとめ


その①:給与≠能力(給与は平準化されている)

源泉徴収票を眺めて、感慨にひたっていると、ある事に気付きました。

「入社2年目と、今(13年目)の給与がちょうど2倍になっている!」

「能力(会社への貢献)は当時の10倍ぐらいあるのに!」

まぁ...考えてみれば当然なのですが、

入社して数年は見習いで、殆ど会社には貢献出来ず、会社に食べさせて貰っているわけです、

私が経営者だったら、入社2年目の自分にそんな給与は絶対払いません。

その分、戦力になってからは、給与以上の仕事をして会社に恩返しをする。

そして定年まで人生を捧げ続けると。

給与は、長期勤続を前提に平準化されています。

日本の終身雇用制によって成り立つ、良くも悪くもある慣習です。

人の価値が割安な内に買っておき、値上がりを待って差益を得ると。

長期投資の考えにも似ています。

ちなみに生命保険でも、若い時に加入した保険が、歳を取っても毎月の保険料が変わらないのは、若いうちに本来より割高な保険料を払っているからです。似ています。

<図にするとこんなイメージです> 

能力と給与は何年目かで損益分岐(逆転)します

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そして、優秀な人であればあるほど、こんな感じで、給与以上に会社に貢献し続けてくれます。

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その②:資本家(会社)の意図と駆け引き

私も、目の前の仕事をひたすら達成しようと、ワークライフバランスは気にせず盲目的に頑張ってきましたが、30代も半ばになり、一息ついて振り返ってみると、会社人生で、得たものも多いが、失ったものも同じくらい多いと感じます。

自分が優秀かどうかは別として、「仕事のご褒美は仕事」という名言があり、出来る人間には、さらに仕事が集まります。

早朝・深夜・土日にも仕事をし、周囲の期待に応え、社内営業にも勤しみ出世を目指す。そんな苦労がサラリーマンにはあります。

ここで一つ、「マルクスの資本論」

~「池上彰のやさしい経済学」より~

「労働力の再生産費」という考え方がある。

・労働者が1日中働いて、くたくたになって帰った。一晩のうちに元気を取り戻し、翌日また元気に会社に来て働く。これが「労働力の再生産」

・食事をとる→睡眠をとる→仕事をする→遊ぶ→食事をとる→仕事をする・・・このように循環する。

・労働力の再生産のために必要な費用=「労働力の再生産費」、これが労働者の値段=賃金

・「労働力の再生産費」は具体的には食費や家賃といった生活費、子どもの養育費など

※生活費の安い地方部より、東京の方が再生産費が高い、年配社員の方が養育費やローンなどを抱えるため再生産費が高い

・資本家が労働者を働かせて、払った労働賃金以上の利益が生まれたら、資本家はそれを搾取する。

つまり、明日も会社に行こう!と社員が思えるギリギリの水準の給与を支払えば、会社の利益は最大化します。

社員思いの良い会社も中にはありますが。

そして、当然、楽な仕事よりハードな仕事の方が、労働力を再生産するための時間や費用も掛かるので、給与も高くなります。

例えば、外資系金融のサラリーマンなどが高給なのは、その分、超ハードな激務をこなしているからです。

組織のために頑張るのは、素晴らしいことなのですが、盲従し過ぎると、最低限の餌を与えられて、死ぬまで卵を産み続けるブロイラーみたいな人生になってしまうかも知れません。

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その③:収入を自分でコントロールするには

「労働の再生産費」の考えから言うと、再生産が難しいほど、賃金は高くなるので、再生産が難しい仕事をすることです。

例えば、資格を取って専門家になる、ビジネスで使える外国語を学ぶなど、自己投資して、自分の付加価値を高めることで、再生産するのに大きなコストが掛かるような仕事を出来るようになる。

オリジナルな存在になり、替えの効く廉価版にならない。会社の中でしか通じないスキルにこだわらず、世の中の「悩み」を解決出来る、人から求められる人材になる。といったことでしょうか。

または、そもそも、賃金を受け取る立場から脱却する。

脱サラして、収入が格段にアップした友人が口を揃えて言う事は、サラリーマン時代は、会社の取り分が大きすぎるとのこと。

例えば、証券会社の友人曰く、サラリーマン時代と同じ契約高を上げれば、今の年収は4~5倍になる。

広告系の友人曰く、コンサルティングした会社の収益を数十倍にしたのに、自分の収入はほとんど増えなかった...など。

「自分の能力>給与」と自覚した人は、安定を捨て独立し、成功しているケースが多いです。そして皆さんイキイキ仕事をしています。

その④:まとめ

最近は、大企業でも45歳以上の大規模リストラが進んでいます。

一方で、人材不足のため、新卒でないと入社出来ない人気の大企業が、中途採用の求人を多く出しています。

ただ、ここ10年~20年、日本のサラリーマンの平均給与は殆ど上がっていません。

給与の分母(パイ)は変わっていない中で、終身雇用は難しくなり、会社の求める給与の平準化を下回った人材は切られ、給与の平準化が出来る(ペイできる)人材が求められています。

そして、個人的に思うのは、「自分の能力>給与」と自信がある人材は、独立や副業をした方が良いのかなと。

終身雇用は崩壊しつつあり、給与の平準化出来ない人材は切られ、平準化出来る優秀な人材は給与以上の貢献をし続けることになるので。

そのためには、毎日、自分の付加価値を高めて、会社だけでなく、世の中に貢献出来る人間になりたいと思います。

今と将来を楽しくするために一緒に頑張りましょう!

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