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【コロナ感染者数急増!】緊急事態宣言の効果について数字とデータで検証してみました。

普通の30代会社員がお金の不安を解消する『大人のマネートレーニング』のまっしーです。

1月7日(木)夜に1都3県で、2回目の「緊急事態宣言」が発令されるとのことですね。

1/7は(私の)誕生日なのに...

つい少し前まで、「GO TO EAT」とか「GO TO TRAVEL」なんて言っていたのに、うって変わって緊急事態宣言って...

こういう天災みたいな事は、予想やコントロールが難しいことは凄く分かるんですが、国民があまり負荷を感じないように、頭の良い政治家や役人が上手いこと裏で操作してくれると有難いです。

さて、宣言を出すのは良いが、前回の緊急事態宣言(令和2年4/7~5/25)はどれくらいの効果があったのだろうか?

発令する意味ってあるのだろうか?

知りたいのだが、ニュースや誌面、ネットでも情報があまり出てこないので、検証してみました。(データの取り方が粗いところもありますが)

①新規感染者数(12月迄)

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①新規感染者数

緊急事態宣言終了(5/25)後、6月まで1カ月間はしっかり抑えられており、その後7月からまたジワジワと上昇し始めています。そして12月からは一気に急増しています。

②死者数(12月迄)

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②死者数

新規感染者数よりもハッキリと宣言後は抑え込まれており、11月までは横ばいで、12月から一気に急増しています。国民皆が本気で警戒し始めたことや、医療機関の尽力もあるのだろうと思います。

全国計(青線)と1都3県(オレンジ線)を見比べてみると、新規感染者数はどちらも同じような傾向だが、死者数は1都3県よりも、全国計の方が、上昇の角度が高いように見える。特に8月・11月・12月。

感染者数が一番注目されるので、1都3県だけが注目されがちだが、死者数は1都3県は全国より抑えられているのではなかろうか。

③自殺者数 対前年比(11月迄)

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<警視庁データより>

コロナ禍で自殺者数が増えたという噂をよく聞くのだが、実際はどうだろうか?

コロナだけが原因では無く、様々な事情があるので、あくまで参考なのだが、5月までは1都3県・全国計ともに対前年マイナス~プラスマイナス0近辺で推移していたが、緊急事態宣言終了後の、6月から1都3県が対前年プラスに7月からは両方とも対前年プラスに悪化し、そのまま増加し、10月はピークで全国で対前年プラス600名を超過してしまった。

緊急事態宣言で経済が停滞した為かは分からないが、実際、噂の通り自殺者数は増えていた。

④GDP 対前年比(9月迄)

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<内閣府データより>

第1クオーター(1-3月)、第2クオーター(4-6月)、第3クオーター(7-9月)のデータしか無かったので雑ですが、緊急事態宣言を挟んだ4-6月は対前年マイナス30%近くまで下落しています。

その後、7ー9月は対前年プラス20%超に回復しています。

やはり、人の流れが無いと、経済は失速するという事なのでしょうか。

⑤倒産企業数 対前年比(11月迄)

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<東京商工リサーチデータより>

コロナ禍の影響で、当然のことながら倒産数は増えていると思っていたが、むしろ、1月ー4月の方が倒産数は昨年の同時期より多かった。

5月は前年に比べ、倒産数は400社近く少なかった。

緊急事態宣言後の6-8月は、ほぼ昨年と変わらず、9月以降は前年に比べ倒産数は減少している。

これは政府のコロナ関連の給付金・補助金・助成金などが功を奏しているということなのだろうか!

データを見ると、想像とは逆の結果でした。

⑥失業者数 対前年比(11月迄)

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<総務省データより>

失業者数は、下げ止まる事を知らず、どんどん上昇しています。

企業の倒産数は減っているのに、失業者数は増えている。

10月は対前年に比べプラス50万人も増えている。

会社を経営するのには、材料費や家賃など、色々なコストが掛かるのだろうが、従業員の雇用を守れるほどの補助は受けられなかった...という事なのだろうか。

緊急事態宣言の有無に関わらず、右肩上がりに上昇していて、今後も続いていきそうです。

失業者数は想像通りの結果でした。

⑦世帯支出 対前年比(10月迄)

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<総務省データ>

二人以上の世帯の消費支出が、前年の同時期に比べて何%増減しているかというデータですが、これも想像の通り、緊急事態宣言中の4-5月に大幅に下落しています。

5月の支出は、前年同時期に比べ、マイナス16%に減っています。

緊急事態宣言終了後は、6月から急速に回復しており、10月になって、やっと、前年の支出を上回りました。

巣籠り需要があるといっても、やはり、自粛中は皆さん圧倒的にお金を使わないようです。飲食店が苦しいのも分かります。

⑦収入 対前年比(10月迄)

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<総務省データ>

二人以上の勤労者世帯の実収入が前年の同時期に比べて何%増減しているかというデータです。

コロナ禍の影響で、収入も減っているかと思いきや、5-7月は前年に比べ、収入は大幅に上昇しています。

6月にいたっては、前年に比べ、プラス16%近く上回っています。1月から10月までどこを見ても、前年より収入が減った月はありません。一番低かった4月でも、前年比プラス1%程をキープしています。

むしろ、緊急事態宣言後に上昇しています。

短期間では、従業員の給与を下げるほどの影響は出ていないという事なんでしょうか。

また、支出が減って収入が増えたことで、余ったお金を投資に廻す人が増えて、株高を支えているのだろうか...

収入が増えている理由はよく分からない。

失業者数は増えている一方で、雇用を維持できている人の収入は前年と同じくらいか高くなっており、2極化が進んでいるような気がします。

⑧まとめ

アフターコロナはK字格差(↗上昇する組と↘下降する組に格差がひらく)が起こると言われていますが、Kの↗の方に行けるように、実力を付けて、自分の身は自分で守れるようになろうと思いました。

長文となりましたが、ご拝読ありがとうございました。

今と将来を楽しくするために、一緒に頑張りましょう!

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