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おやつ:バターサンド

マルセイの『バターサンド』がだいすき。
レトロなパッケージも可愛らしいし、バターサンドそのものも、上品な見た目をしていると思う。

そのすっきりした見た目とは裏腹に、カロリーはかなり高め。
名前にもある通り、バターがたくさん使われている。
それなのに、食べてみるとしつこくないので、ついつい、ぱくぱくと進んでしまうのだ…

このおやつ自体は前から知っていたけれど、すきになったのは割と最近のこと。
数年前、同僚からお土産でいただいたときに、「冷蔵庫で冷やして食べると美味しいよ」と教えてもらったのがきっかけで、すきになった。

それまで、レーズン=苦手だった私にとって、そのお土産は、正直あんまりうれしいものではなかった。
「まぁせっかくもらったのだし、冷蔵庫で冷やして食べてみるかな」
くらいの気持ちだった。

冷蔵庫から取り出して食べた瞬間、本当に世界は変わった。

冷蔵庫で冷やしたバターサンドは、クリーミーだけどしつこくなく、レーズンすらアクセントとしておいしく頂くことができる。
今でもレーズンはあまり得意ではないけれど、バターサンドの中に入っているレーズンは完全にバターと調和しているので問題にならない。
ぷちぷち、という食感も楽しめる。

バターを挟んでいるクッキーはほどよくしっとり、さっくりしていて、
口の中でほろほろとほどけていく。
ほどけて、バターと、レーズンの香りと、まとまりつつも、お互いの存在を消さない。絶妙なバランス。

きっと、「冷やす」ということが重要だと思う。
何かをおいしく頂こうとするとき、
温度というのは本当に大切な役目を果たすのだ。

これを書いている今、冷蔵庫の中には5つのマルセイ バターサンドが眠っている。
友人が、体調を崩していた私に「お見舞い」と言って買ってきてくれたもの。
「お見舞い」にバターサンド、なんて、書いてみると少し不思議な気もするけれど、でも、私にとっては元気が出てくる、うれしいおやつ。

ありがたく、滋味深い味を楽しみたい。






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