ドイツでの家探し


こんばんは、ドイツに来てから早3週間以上がたちました。この習慣色々大変なことも楽しいこともありましたが、ドイツでの家探しについて書こうと思います。(いま、超絶暇なので)

結論から申し上げますと、めちゃくちゃ大変だった。というよりめちゃくちゃ舐めてて自分の準備不足が引き起こしたものでしかない。

当初の計画は1週間分のホテルを予約し、その間にどうにか家くらい見つかるだろうというものだった。そんな簡単にいくわけが全くなかった。結局、ホテルをさらに5日ほど延泊し、のちのち学校の寮に入ることできたが、この最初の1週間+5日間のホテル生活は地獄だった。

まず、高い。一泊約1万円(シングルルーム、日本でいうアパホテル程度)
次に食事。キッチンとよべるキッチンがないため、食事が外食orカップ麺とかのインスタント系だけでほとんどしのいでいた、、。知っている人は知っていると思うが、私はアンチインスタントなので自分でも信じられない食生活を送っていたが、そんな贅沢言っていられなかった。(ほぼ毎日韓国のよくわからんカップ麺を大切に食べていた)→結果、このホテル滞在期間でしっかり痩せて、終いには風邪もひいた。私は不死身の体で有名であるが、久々に体がおかしくなかった。
そして最後にメンタル面。家が決まらず、いつまでホテル生活が続くか不安だった。そして学校の寮に入寮希望を出したが、満室でどこも入れないといわれたときは、マジで日本に一時帰国することを考えていた。こんな状況下に置かれた俺は、知り合いや友人にお願いしどうにか一時的に泊まれるところを確保することを真剣に考えた。また以前、私はWWOOFでボランティアをしていた経験があったので、Work-awayでファームステイをしばらくすることも一つのオプションで考えていた。

つまり、この時の選択肢は知り合いのところに居候するか、日本に帰国するか、ファームステイをすることを考えていた。もちろん、現地での家探しも進めながら。

そんな中ある日、学校へ行き寮の担当と話をしていたら、2週間だけだったら入れるということで、その場ですぐに入寮を申し出た。少し安心したが、それでも首の皮一枚つながった状況には変わりはなかった。

ここで、みんなは家ぐらい金払えばどこか見つかるだろうと思っていると思うが、ドイツは違う。まず、学生にとって(社会人も)アパートで一人暮らしする文化がないため、基本的にはシェアハウス(WG)が主流である。アパートもないわけではないが、家賃も高いし言語もままならない状態で電気や水道などを手続するのは面倒でしかない。おまけにキッチンは別で自分で買う必要がある物件も多く、そうなると一人暮らしという選択肢はほぼなかった。それでシェアハウスを探すわけだが、これがほんとうにしんどい。

WGというアプリを使ってシェアハウスを探していたが、1日に大体5件~10件くらい(私のいる町では)新しいルームメイトを探す物件の募集があがる。そのアプリ上でオーナーにメッセージを送るわけだが、問い合わせてもほとんどの確率で返事が来ない。この話は後程するとして、

いずれにせよ2週間のうちにどうしても家を見つける必要があった。正直にそれまでの手ごたえから2週間で見つかる気がしなかった。というのも仮に見つかったとしてもすぐに住めるわけではないからである。そんな中、友人などに毎日のように相談していた。(こんな中相談ができる友人がいたことは本当にありがたかった。そのうちの一人はこんな状況下の俺に恋愛相談を本気でしてくるとんでもないやつだったが、)で結果的に1か月あればどうにか見つかるという仮定でエアビーで2週間どこかに泊まることにした。そうしてだいぶ心も落ち着いた。

そんな中、また寮の担当の人とたまたま話す機会があり、話していたところ最大1か月入れるよと言われた。最初からちゃんと確認しておけよと思ったが、費用も安く済むし、荷物の移動もないので、素直に安心した。寮生活をしながら家探しも進め、家が決まったのがちょうど数日前のことである。入居日が10日後なのでちょうど退寮予定日の数日前というまさに完璧なスケジューリング。

で、どのように家が決まったかというと、先ほど言ったアプリ(WG)を使ってオーナーとコンタクトを取るのだが、ないし返事は来ないので、100件近くの物件にメッセージを送り、(最初は家の雰囲気とか立地とか気にしていたが、最後の方がほとんどの物件にやたらめったらに送っていた)結果的に返事が来たのが10件くらい。ちょうど10%。その返事が来たうちの数件はお断りのメールで、残りの7件ほどは実際に内見に行くことができた。オーナーによると、掲載すると1日で100件近くの問い合わせがくるそうで、いかに内見にまで行けるのが奇跡かわかる。

内見に行けたらといって、家が決まるわけではなく最初の関門を超えたに過ぎない。というのも実際の部屋が写真とは程遠いような汚さがあったり、思ったより狭いということもあった。(そういう物件は人気がないので入りたいと言えば入れるがさすがにそこは妥協したくなかった)また、実際に内見に行って気に入ったのは5件ほどで、今すぐにも住みたいと思っていても、私以外にもそれぞれの物件で10人ほど内見者がいたため、こちらが希望しても誰を取るかはオーナーあるいはほかのルームメイト次第であった。

そんな中先日俺を選んでくれたオーナーがいたのだ。厳密にいうと、俺がその場でここに住みたいから今すぐ契約させてくれという無茶なお願いをして、その場で契約を結び、翌日デポジットなども支払った。そのオーナーによると、次の日に3人、その次の日に2人内見の予定があったらしいが、それをキャンセルして私を選んでくれた。というより選ばせる余裕を与えなかった。これも私が日本人だからということも関係していて、オーナーも日本が好きで特に姪っ子さんが日本が大好きで日本にずっと留学していると言っているらしい。こういう縁もあって、無事に住むところが決まった。実際、部屋も広く、キッチンやお風呂場なども十分の広さでしかもきれいで、なにより立地も素晴らしい。(ルームメイトはインド人とドイツ人、どちらも大学生)

本当にこの家探しの過程について書くとキリがないが、送るメッセージの内容とレスポンスの速さが非常に重要で、特に内容についてはネットに書いてある内容やクラスメイトのアドバイス(これが一番効果的だった)を参考にして、少しずつ改良していったのも、契約につながった大きな要因だと思う。

いずれにしても、家探しは難しい。
ただ、だいぶ落ち着いたのでこれからはサッカーチームに入ったりやピアノ教室に通ったり、ボランティアに参加したりして、(可能であれば、バイトも)できるだけローカルのドイツ人に触れ合う機会を増やしていきたい。

また、補足でバイトに関してはそのオーナーから姪っ子にバイト的な感じで日本語を教えてくれるよう頼まれている。もちろん喜んで引き受ける。こんな感じで思いもよらぬ形でいろいろつながるのも面白いし、何かの縁だと感じる。

また、余裕があるとき、ドイツでの生活についてみんなに共有できたらと思います。お元気で

Tschüss!!


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