Twitterスペースのコメント方法はこれでいいのか?

はじめに

スペースのコメント方法はこれでいいのか?という疑問。2021年8月現在の機能を前提にしている。
あくまでも機能に対する疑問であり、そういう使い方をしているユーザーを批判する目的の文章ではないので悪しからず。
そして、そもそもテキストチャットを前提としてる機能じゃねーよという指摘には返す言葉も無い。

本題

Twitterのスペースにリスナーとして参加した場合、発言権を貰わずに何らかのリアクションをとる方法は2種類ある。

①スペース標準機能のスタンプを使う
②特定のハッシュタグをつけてコメントをツイートする

①はスタンプの種類が少ないのが残念だが、気軽に押せてガヤを形成できる感じは好きだ。
問題は②で、下記の点がどうも良くないと思っている。

・タイムラインがコメントツイートで埋めつくされる
→雑談配信として利用されることの多いスペースにおいて、話に対するちょっとした反応なんかをYoutubeLiveやニコ生等の配信サイトのコメント感覚でツイートしてしまうとあっというまにタイムラインが埋まってしまう。自分のタイムラインが埋まるだけならともかく、フォロワーのタイムラインにも当該ツイートは表示されるので迷惑じゃないだろうか?と後ろめたさを感じてしまうのである。

せめて内容があるツイートならともかく、「うおおおおおおお!」とか「ちょwwwおまwww」みたいなそれ単体ではよくわからないリアクションだけを延々と見せられるのはいかがなものだろうか。スペースを後から聴くことはできないためそのリアクションの意味を探ることもできない。

明確に意見や反応を求められた時だけツイートして、あとはお行儀よくただ聴いていればいいのかもしれないが、それは雑談配信に参加するというよりは近況報告を拝聴するのに近いものになるだろう。そういうコンセプトの機能だと言われたらそれまでだけど…。

・スペースは消える(視聴不可になる)のにコメントだけが残り続ける
→上でも書いた通りスペースは配信が終了すると後から聴くことはできない。(先日終了したフリートといい、その場限りの情報というものがTwitterにおける最近のトレンドなのだろうか?)それがスペースの最大の特徴と言ってもいいのだが、コメントツイートはただのツイートでしかないので投稿者が消さない限りは残り続ける。つまり、その場限りのはずだった情報がそうではなくなってしまうのである。

「どこに残るかわからないからスペースでの発言も気を付けよう」というネットリテラシーの啓発的には好ましい仕様とも言えるが、その場限りというコンセプトを毀損しているように感じてしまう。
元となったスペースにはアクセスできないのにコメントツイートだけが残ることで、配信内での意図とは異なったニュアンスで内容が拡散されてしまうリスクもあるし、本来の意図がどうだったのか後から確認する手段も無い。結構危険じゃないだろうか?

まとめ

タイムラインが埋まる問題については、ぶっちゃけ「誰もお前のガヤなんて必要としてないから大人しく黙って聴いてろ」という反論に一蹴されることを覚悟している。ただ、コメントが残り続ける問題についてはリスナー側だけではなく配信者側もどう思っているのか気になるところだ。

結局のところ、冒頭に書いたように「スペースはテキストチャットを前提としていない」というのが全てなんだと思う。コメントツイートをTwitter公式が推奨しているページは見つからなかった(あったらすみません)し、やはり「適当にスタンプを投げてガヤりつつ一方的に配信者の話を聴く機能」くらいに捉えておいた方がいいのかもしれない。
それでもどうしてもコメントを投げたくなったら、スペース終了後に当該ツイートを一括削除するという方法がある。そういうツールはあるので、気にする人はやってみてはどうだろうか。

スペース自体がまだまだ新しい機能なので、ここからどのように進化していくのか楽しみである。

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