チューブ交換の目安って?

今回はチューブを交換する目安について。

低圧で使用でき乗り心地が良いチューブレスを使う人が増えたものの、いまだに多くの人が使っているクリンチャータイヤ。

そのクリンチャータイヤに必須なのがチューブですが、このチューブはいつごろ交換したらいいでしょうか。

あくまで個人的な目安なので参考程度にしていただければと思います。

現在販売されているチューブにはブチル、ラテックス、TPU(熱可塑性ポリウレタン)の3種類があります。

それぞれのメリットデメリットとしては以下のようなものがあります。
ブチルチューブ
メリット
・比較的安価
・種類が豊富
・再使用できる
・ブレーキシステムによらず使用できる

デメリット
・重量が重い

ラテックスチューブ
メリット
・ブチルチューブよりも伸縮率が高いため乗り心地が良い
・重量が軽い
・再使用できる(できない場合もある)

デメリット
・比較的高価
・カーボンリムのリムブレーキに使用不可

TPUチューブ
メリット
・重量が軽い
・比較的安価(対ラテックス)

デメリット
・新しい技術なので作りが良くないものを買ってしまうことが比較的多い
・素材がゴムではないので比較的乗り心地が悪い
・扱いが少し難しい
・再使用できない

では次にこれらのチューブの交換する目安について。

まず使っている人が多いブチルチューブから。
こちらは基本的にパンクしなければ1年ごとの交換をお勧めします。

もちろん状態を確認してからの交換が前提ではあるので使えそうなら2年以上使っても大丈夫だとは思いますが、素材がゴムなので経年劣化によるスローパンクの可能性が高くなるので、1年ごとに交換していればそのリスクを最小限にできるのでこの期間での交換がおすすめになります。

次にラテックスチューブ。
こちらもブチル同様に1年ごとの交換になるのかなと思います。

ラテックスに関しては私自身の使用期間が短いこともあって確証はないですが、交換の際に空気をある程度入れて一部分だけ大きく膨らむことがなければ、そのまま使用しても大丈夫だと思いますが、こちらの素材もゴムなのであまり長い期間使用し続けると経年劣化によるスローパンクのリスクが高くなるので、この期間での交換がおすすめにはなるかと思います。

最後にTPUチューブ。
こちらは基本的に半年に1回程度になるのかなと思います。

こちらは使用したことがないので紹介している記事やメーカー公表の情報がもとにはなりますが、一度膨らんだチューブから空気を抜いて再度使用したり太いタイヤから細いタイヤへ使いまわしたりすることができない。
また、素材がポリウレタンということであまり長期間の使用は適していないという2つの点から可能であれば半年に1回の交換がおすすめになるかと思います。

もちろんタイヤのローテーションをされる方や日常的に距離に乗らない方はこれよりも長くなったり短くなったりするのであくまで参考程度に考えてもらえればと思います。

タイヤの交換はそもそも走れなくなることにつながるので気にされる方が多いと思いますが、チューブの方も気にかけてあげると走っている時のパンクのリスクを減らせると思うので定期的な交換がおすすめです。

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