やってみよう。自転車の点検

今回は初心者の方でも日常的にできる自転車の点検についてです。

TSマークのような資格を持っている人が点検する必要があるものはだれでもできるわけありませんが、だれでも簡単に点検を行うことができる内容のものもあります。

今回はそういった点検を行う際の点検項目についてまとめてみたいと思います。

ここでは主に工具を使わない点検項目をまとめていきます。

工具を使用する場合の点検項目はまた別の機会にまとめようと思いますのでよろしくお願いします。

ではさっそく本題の点検項目について。

基本的に以下の項目についてチェックするといいと思います。
・タイヤ
・ワイヤーのほつれ
・ブレーキシュー(ブレーキパッド)
・各ベアリング(BB、ヘッド、ホイール)のガタ
・車輪の固定
・バーテープ

では、それぞれ細かく見ていきます。

タイヤ
まず、タイヤの接地面と側面を見て異物が刺さっていないかを確認すると同時に大きく穴が開いていたりサイドカットしていないかを確認します。
また、ひび割れが進んでいたりタイヤの接地面がまっすぐになりタイヤが台形状になっている場合は交換推奨となります。

ワイヤーのほつれ
ブレーキやシフトのインナーケーブルをみてほつれていないか、またワイヤーキャップが外れていないかを確認します。
また、アウターケーブルも大きく曲がっていたり、千切れ始めている箇所がないか確認します。

ブレーキシュー
ブレーキシューの場合は接地面に異物が刺さっていたり薄くなっていないかを確認します。目安としてはブレーキシューの溝が無くなり始めているなら交換推奨です。
※ディスクブレーキのパッドの場合はパッド部分が薄くなっていないかを確認しますがこれは工具が必要になる場合もありますし分かりにくいので工具が必要となる方でまとめようと思います。

各ベアリングのガタ
BBやホイールはクランクやホイールがしっかり固定されている状態で横から見た時に前後に軽い力で動かして確認します。
ヘッドはブレーキをかけた状態で車体を前後に動かして確認します。
どの場合でもガタがある場合は固定しているにもかかわらず、ガタガタと振動を感じるのでその場合は調整等が必要になります。

車輪の固定
車輪を軽く叩いて外れないかどうかとクイックリリースやスルーアクスルがしっかりと固定されているかを確認します。
特にクイックリリースはレバーの固定力が弱くないかも確認しましょう。(この固定力が弱いとダンシング等の左右に力がかかる場面でカチャカチャと異音がします)

バーテープ
バーテープが緩んでいないかや擦れている箇所がないかを確認します。
どちらかの状態にあるバーテープは乗車時の快適性を損ねることがあるので交換推奨です。

一応上記のほかにも車体を10~15cmほど浮かせてから落として異音がしないかどうかを確認する方法もあります。
チェーンがバタつく音以外に異音がある場合はどこかに異常がある可能性があるのでショップ等にもっていって確認してもらいましょう。

自己点検を常日頃から行うことで事故やメカトラブルを未然に防ぐことができるのでご参考までに。

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