ディスクブレーキの基本①(種類の違い)

今回から数回に分けて最近かなり使っている方が増えてきたディスクブレーキについてまとめていきたいと思います。

今回はディスクブレーキの種類による違いについて。

ご存じの通りディスクブレーキには機械式と油圧式の2種類があり、主な特徴としては以下の通りになります。

機械式ディスクブレーキ
・リムブレーキと同様ブレーキワイヤーを引っ張ることでブレーキをかけるのでリムブレーキと同じブレーキレバーを用いることができる
・パッドが片方だけ動く片引きと両方動く両引きがある
・比較的安価
・ブレーキパッドの減りに伴う調整が必要
・ワイヤーのルーティングによっては引きが重くなることがある

油圧式ディスクブレーキ
・バイクや自動車のブレーキと同様にオイルをを用いてブレーキをかける
・パッドの減りに伴う調整が不要
・握力が弱い人でも安定した強さでブレーキをかけることができる
・ルーティングによる引きの変化がない
・比較的高価
・オイルの交換に専門的な知識やスキル、工具が必要
・機械式変速のレバーが大きくなりやすい

多くの自転車パーツにも言えることですが上記のようにそれぞれ一長一短といった感じでそれぞれのメリットデメリットがあります。

では、次にそれぞれどういった人におすすめできるかについて。

機械式ディスクブレーキ
・ディスクフレームを安く組みたい人
・これまでのコンポーネントを流用して組みたい人
・カラーリングでアクセントを入れたい人(EQUALのようなキャリパーにカラーバリエーションのあるブレーキを使う場合)

油圧式ディスクブレーキ
・握力があまり強くない人
・ケーブル交換による引きの変化が苦手な人
・パッドの減りによる調整が面倒な人

正直制動力についてはこの二つを比較しても、リムブレーキのアルミリムとカーボンリムのような大きな違いはあまりないと思うので、その他のポイントについてまとめてみました。

さらに細かいことを言うとパッドの種類もレジンとメタルとありますが、ロードバイクに乗っている方は基本的にレジンパッドを使っていると思うので割愛させてもらいます。(もし希望があれば追記でまとめます)

さて、今回は種類による違いについてざっくりとまとめてみました。
次回は組付け時に注意することについてまとめてみます。


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