2021/3/29-4/4の星占い 蟹座

このところ、どちらかと言えば「外の世界」「遠い世界」「上の方」を見つめてきた人が多いのではないかと思います。意識が「外へ、上へ」と向かっている時、足元はよく見えません。

今週は、そうした状態の中で、ふと「足元」を見つめる場面があるのではないかと思います。これはもちろん、「もっと地道になれ」という意味ではありません。そうではなく、「目指すもの」を見つめている目を、「自分を支えているもの」の方へ、一時的にシフトする、ということです。

「自分を支えているもの」は、空気のように当たり前だったり、地面のように視野に入りにくいものだったりします。でも、それを時々は確認しておかないと、場合によっては「足元に溝や穴が!」というようなこともあり得るのです。自分をあたためてくれる暖炉のようなものがあっても、薪が切れかけているかもしれません。盤石だった石垣も、自分の活動の激しさによって、崩れが出始めることもあります。そうした部分を今週のどこかで、丁寧にメンテナンスできるのではないかと思います。

蟹座は「感情の星座」と、しばしば言われます。感情もまた、「目指すもの」というよりは、「自分を支えているもの」の近くにあります。この時期、自分自身の感情が今、どうなっているのかを、はっきり自覚できる場面がありそうです。感情は水に喩えられますが、流れが悪くなれば、濁ったり澱んだりします。そうした現象は「いつのまにか」起こるので、なかなか自覚しにくいのです。今週は「大事なのに、自覚しにくいこと」に、ポンとスポットライトが当たって、丁寧な調整ができるでしょう。その「調整作業」は、とても幸福な気持ちになれるシーンを含んでいるはずです。