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コロナ後遺症には2段階あるという話

コロナ後遺症には2段階ある。

第1段階が通常の後遺症、第2段階が後遺症+ 鬱が重症化している状態だ。そして、この第2段階にいる時はこの世のものとは思えない苦しみを受ける。

まず通常の後遺症だけでも、これだけの症状がある。

不眠、ブレインフォグ、頭痛、激しい全身の倦怠感、呼吸困難、動悸、便秘や膨満感、起立不耐、脱毛・・・etc

ひとたび後遺症生活が始まると、
「眠れない」「考えられない」「動けない」という三重苦で、ほぼなにもすることができずに1日が終わる。そして、これが年単位で続いていく。

さらに、それだけではない。
症状に加えて、お金や将来に対する不安も強くなってくる。
毎月数万〜数十万の治療費だけがかさみ、治る見込みは一切ない。今の仕事もなければ、この先の保証もない。財産もキャリアも全て失った。この先どう生きていけばいいのか。

周囲への不信も強くなる。
この状況が理解してもらえない。
医師や職場はもちろん、身近な友人や家族でさえ大いにある。
というか多分理解されることの方が難しい。
周りを見渡せば、同世代は着々とライフステージを上がっていく。自分一人だけが取り残された。

こうしたサイクルが加速していくと、後遺症は第2段階に入る。
鬱の症状が主役に躍り出るのだ。もうこうなると手がつけられない。

強烈な不安、左脳を中心に襲う痛み、脳が焼ける感覚。
不眠もさらに悪化し、誰とも話せなくなる。もはや声を出すことさえできない。これは決して大袈裟ではない。

だから、鬱が治るだけでも、後遺症が治ったかのように感じる。
しかし、実際はそんなことはない。第1段階に戻っただけだ。
ここを間違えて社会復帰してしまうと、再度鬱の症状をぶり返すというハメになる。

だから理解しておかなくてはいけない。
コロナ後遺症には2段階ある、ということを。


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