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母にでんわ。

18歳のとき、実家を出て、一人暮らしを始めた。

そのときから、何か困ったこと、わからないことができたら、

いつも母に電話をしていた。

「おかあさん?
ちょっとさ、カラダに異変があって、、、

んでね、病院行こうと思う。」

「絶対、それがいいよ。
何もなかったら、何もなかってよかったね、だから。」

電話を切って、大腸カメラの予約を入れるため、いくつか病院に電話をした。

けど、 2カ月先とか、なんだとか、
なかなかそんなにすぐ予約が取れるものじゃなくって。

平日、会社で昼休みにした電話だった。
昼休みが終わって、仕事中、電話が鳴った。

キャンセル待ちを受けてくれた医院から、空きが出たという連絡で、1週間待たずにカメラが出来ることになった。

しかも、うちから徒歩圏内で、まずい下剤は家で飲んでよくて、いよいよ腸がからっぽになったら来院くださいという、とってもハッピーな検査方法。

ラッキーだな🤍

その頃のわたしは、いつも疲れていて、
30分おきに下剤を飲むのも、タイマーをかけて、その間眠っていた。

検査の不安もあったけど、何よりカラダを休められることがうれしくて、

コンコンと眠りながら、腸を空っぽにしていった。

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