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親にとっての幸せの第一歩は子どもにとっての不幸の第一歩かもしれない


どうにもこうにも修復の利かなくなった夫婦。
話し始めれば決まって口論への展開となってしまう二人。


すでに崩壊し何年も傷つけ合ってきた家族。

仮面夫婦を装い長いこと関係を放置してきたカップル。



そんな環境から一日も早く抜け出したくて、終わらせたくて、スッキリしたくて。
悩みの種の相手がいない人生なんて、どんなに素晴らしいかと夢見る。
さっさと縁を切って自分の新しい素敵な人生を再出発したい。

そして離婚成立~

やったぁ。晴れてまた自由の身となりました。
毎日イライラする原因もなくなったし、幸せな日が始まろうとしている・・・


そう思っている親の横で。。。
子どもはどのような気持ちでいるでしょうか。
両親の離婚を経験して

自分の親のどちらかと一緒に生活できなくなったという事実
どちらかの親を失ったという喪失感
あるいは捨てられた、という絶望感
家族の崩壊の原因が自分だ、という罪悪感
家族を救えなかった、という挫折感・・・

小さな身体と小さな頭で、一生懸命これらの想いと闘っています。
そして誰にも言えず一人で抱え込んでしまうことも多々。

(年齢によって理解度にかなり差はあるものの子どもの感じる力は鋭い)


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親は自分の離婚とこれからの人生のことに精一杯で自分のしたいこと(自分が良かれと思うこと)を優先して子どものために色々と選択していくでしょう。


でも、時々立ち止まってみて。

子どもが本当は何を望んでいるのか
子どもが何を感じ、どう想い、生きているのか
どんな気持ちで同居親と暮らしているのか・・・

親が、そんなことを考える時間を取る価値はあるでしょう。


親が離婚を望んでしたとしても
子どもが望んでいたわけではない、かもしれない

親にとっては離婚後の自由になれた幸せな生活でも
子どもには違和感や苦しみにあるもの、かもしれない

そして親に迷惑をかけたくない、嫌われたくない、怒られたくない気持ちからそのような辛い想いを言葉に出して言う事はないかもしれません。


離婚は、それがどんな理由であれ親のエゴでするものであり、子どもには何の罪もありません。

親の責任として、子どもとしっかりと向き合って愛を伝え続けていく必要があります。

子どもが傷を負ったまま親と同じような人生を歩まないように、しっかりと子どもが自尊心を高められるような環境を整える必要があります。


子どももいつかは大人になり、親のしたことを理解する歳がきます。

そのときに親として最善を尽くしてきたことが理解され、注がれていた愛がしっかり育っていれば、両親は理解され離婚は子どもにとっても悲劇や失敗ではなかったことになるのです。

                           written by Mina

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