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アメリカでの出生後手続き

※ 必ずはじめにこちらをご確認ください - 免責事項

米国籍取得 / Birth Certificate (州や郡発行)

米国で生まれた子どもは両親の国籍に関係なく、全員に米国籍が与えられるため、州や郡へ出生届の提出が必要となります。

病院で出産した場合は、入院中に病院の事務局からBirth Certificate申請書を渡されます。必要事項(赤ちゃんの名前・誕生日・出生時間、親のソーシャルセキュリティーナンバー・名前・住所など)を記入し、入院中に提出します。名前が決まっていないなどの理由で退院までに提出できない場合は、出生後10日以内に自分で州や郡に届け出る必要があります。

Birth Certificateは、日本の出生届提出時・米国パスポート申請時・日本のパスポート申請時などに必要となるため、3部ほど申し込んでおくと安心です。受取は、州や郡のRecorder’s Officeなどでの対面受取か、郵送での受取が選べます。詳細は病院の事務局で確認できます。

病院でなく、Birth Centerや自宅などで出産をされる場合は、助産師やその他医療従事者から手続きの指示があります。

SSN (ソーシャル・セキュリティ・ナンバー)

 一般的には、病院でのBirth Certificate申請時に、SSNの申請も同時にできるようになっています。病院で申請すれば、後日、ソーシャル・セキュリティ・カードが送られてきます。病院で申請しない場合には、後日、SSAで申請できます。

日本国籍取得 / 出生届

両親のいずれかが日本国籍保持者の場合、子どもは日本国籍を取得する資格があります。米国で生まれた子どもに日本国籍を持たせたい場合、出生の日を含めて3ヶ月以内に在外公館窓口に出生届を提出する必要があります。在外公館又は本籍地の市区町村役場へ郵送することも可能です。

必要書類は、出生届(外務省)や上述のBirth Certificateなどになりますが、詳細は必ずお住まいの地域の在外公館ウェブサイト等でご確認ください。


米国パスポート取得

申請後1ヶ月程でBirth Certificateを入手したら、パスポート申請も可能となります。

米国パスポートの申請は、郵便局・裁判所・図書館・パスポートセンター・パスポートエージェンシー(緊急の場合のみ)などで行います。最寄りの申請場所は、Passport Acceptance Facility Search Pageから検索できます。

申請時、必ず申請者本人(赤ちゃん)と両親が出向く必要があるため(両親揃って行けない場合はこちらのページの7.をご参照ください)、赤ちゃん連れの場合は長時間並ばなくて済むように、予約して行くことがおすすめです。予約方法は電話予約やオンライン予約があり、オンライン予約を希望される場合は郵便局のWebsiteや各施設のWebsiteで確認できます。

16歳未満の子どものパスポートを申請する場合の必要書類や手順は、こちらから確認できます。申請したパスポートは郵送で届きます。

※補足:1.のDS-11(パスポート申請書)はForm Fillerを使ってオンラインで記入すると項目入力済みのPDFがダウンロードできるので便利です。2.~4.は、Birth Certificate原本(後日返送されます)とその白黒コピー(レターサイズ・片面印刷)、5.~6.は両親の米国での運転免許証とその白黒コピー(レターサイズ・免許証の表裏面両方のコピーが必要)、8.は2x2インチなど各条件を満たす写真1枚で大丈夫です。費用は、Application Processing Feeはcheckかmoney orderでの支払いとなり、Application Acceptance Feeは、check/money order以外にも、郵便局など施設によってはCredit/Debit Cardでの支払いも可能な場合があります。急ぎの場合は、追加料金を払えばExpedited Serviceを選ぶこともできます。所要時間の目安はこちらのProcessing Time欄(右下)から確認できます。


日本パスポート取得

必要書類や申請方法は、最寄りの在外公館のWebsiteで確認できます。例:在サンフランシスコ日本国総領事館での新規発給方法。パスポート申請は申請者本人(赤ちゃん)不在で大丈夫ですが、受領は赤ちゃん本人が窓口まで出向く必要があります。

必要書類のうち、パスポート申請書は外務省のWebsiteからオンラインで記入すると項目入植済みの申請書がダウンロードできるので便利です。

戸籍謄本(もしくは抄本)は、本籍地の市区町村役場からを取り寄せる必要があります。在外公館に出生届を提出した場合は提出後約1~2ヶ月で、本籍地の市区町村役場で出生届が受理され戸籍処理が完了するようです。戸籍謄本請求前に電話などで本籍地の役場に処理完了有無及び海外からの請求方法を確認することもできます。


赤ちゃんのパスポート用写真の撮り方のコツ

家で写真を撮る場合は、白色のシーツなどをなるべくしわが入らないように床やカーシート等に広げ、その上に赤ちゃんを仰向けに寝かせ、真上から写真を撮る方法が推奨されています。

動く赤ちゃんの場合は、おくるみなどで肘から下を包むと手などが写りこまず、写真が撮りやすくなります。影などが入らないよう照明位置などにもご気をつけることが必要です。撮った写真は、アプリなどを使ってサイズ調整しプリントすると便利です。

ご家庭以外では、写真サービスを提供しているスーパーマーケットやPharmacyで撮ってもらう方法や、パスポート申請場所(写真撮影はしていない所もあるので事前にご確認ください)で撮ってもらう方法もあります。


※上記の情報は、変更になることがあるかもしれません。お住まいの地域で手続きの手順などそれぞれご確認ください。


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