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スマボの時代到来 softbank world2021 孫正義 基調講演のまとめ

孫正義softbank world2021 基調講演

今回のキーワードは「スマートロボット」の「スマボ」です。
ガラケーからスマホになったように、従来の機械ロボットからAIを搭載したスマートロボットに進化しています。以下はYoutubeにあがっていたsoftbank world2021の動画です。

カクカクして見にくいですが、ご了承ください。

テスラロボット

自動運転車で有名なテスラから2022年にヒト型ロボットが登場します。
身長は約173cm、体重約57kg。約20kgの荷物を運搬可能で時速8kmの速度で移動可能です。人間のジョギングが時速6.4kmでランニングが時速10.8kmなので、ちょうどジョギングとランニングの間くらいの速度移動すると思われます。(人間の通常歩行は時速4km)
人間では苦痛な作業をロボットが代わりにやってくれるので、繰り返し作業や危険な作業で使われることになります。
AIの専門家は汎用的なヒト型ロボットは2030年にはできているのではないかという説がありましたが、2022年に汎用的なヒト型ロボットができれば、かなり早い段階でロボットが誕生することになります。

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最強の倉庫システム

倉庫システムAUTO STOREとピッキング用ロボットバークシャーグレイの2つのスマボを使うことで最強の倉庫システムが完成します。

AUTO STORE

倉庫管理業務がAIロボットによって置き換えられる未来がすぐそこに来ていることを実感できます。人が通ったり、モノをとったりする通路の幅を無くすことで、倉庫に保存できるモノの量が増えるなど、画期的な倉庫システムです。世界中から受注が止まらないようです。AIが膨大なデータの中から判断してよく出し入れするモノは、上の方の棚に配置します。

従来比較
ピッキングの数 3倍増
出荷数 2倍増
人件費 50%減

バークシャーグレイ

ピッキング用のスマボを開発しています。倉庫業務の人間でないと難しかったピッキング業務をロボットが素早く正確に代わりやってくれます。
丸い形や四角いモノ、素材が柔らかいものなど、向きがバラバラであっても、正確にピッキングすることができます。AIが即時に状況判断し、バキュームで吸い上げて、ピッキングしていきます。さらにモノの大きさによってグリップの大きさを変えたりその時に最適なモノを選択してピッキングします。形状をディープラーニングするので2回目、3回目はより正確にグリップできます。いろんな素材や形・斜めになっている箱やビニール袋・きゅうりでもなんでも正確にグリップすることができます。

従来比較
・荷下ろし時間 90%減
・人件費 70%減
・倉庫面積 35%減
※コスト削減し、生産性を大幅向上

医療分野 CMRサージカル

ロボットアームで手術が可能になります。ミスしたら人命にかかわるため、人間より正確の作業が必要な高度な作業が求められるロボットです。カットして、治療して針の糸を通すところまでできます。

・開腹      切開部 高 / 難易度 高
・腹腔鏡(人間) 切開部 小 / 難易度 高
・腹腔鏡(スマボ)切開部 小 / 難易度 低
※より小型で安く、中規模の病院でも導入できる

・合併症      50%減
・感染症      60%減
・入院期間(術後) 70%減

小売サービス レストラン・ホテル

天気・曜日・月末・イベントがいろんな状況のときにAIで需要を予測することができたり、接客・清掃・決済もスマボができたりします。

スマボ×レストラン keenon

安い機種で2~3万円/月額で利用できるので、アルバイトの人件費より安いです。月額が安くて、安全自動運転なので、人件費削減効果が期待できるため、売上が伸びています。使い方としては、メニューサンプルを運んでもらい追加購入を促すなどがあります。

導入効果
・月間コスト10万円 → 3万円
・1日当たりの配膳数の数が1.4倍増
・人間よりたくさん働ける
・低コストで高い生産性

スマボ×清掃 Gaussian

汚れている箇所がありそうな場所をカメラをつかって認識して、そこを集中的に清掃したり、人間のように汚れているところを認識するので、効率良く清掃ができるのが特徴です。

導入効果
・清掃面積 400㎡ → 1200㎡(3倍)
・コスト  20%減
・高い清掃効率を低コストで実現

スマボ×事務作業 Automation Anywhere

ホワイトカラーの業務をスマボ化し、あらゆるルーティン作業から解放され、人間はもっとクリエイティブなことをするために時間を使うことができるようになれば生産性が上がると思います。
Automation Anywhereは、退屈な繰り返し作業から人間を解放するRPAの代表格です。ホワイトカラーの業務の1/3もしくは半分はルーティンワーク的にやっている人が多いといわれています。これをBOT化すれば、クリエイティブアイデア・相手を説得する・プレゼンを考える・デザインするなどより付加価値が高い業務に専念できるメリットがあります。ソフトバンクでは、
1000人分のホワイトカラーの業務をAutomation Anywhereで自動化しているようです。

アメリカのTOP10企業の導入率
・医療     90%
・金融     80%
・テクノロジー 80%
・通信     80%
・幅広い業界で導入されている

その他ビジョンファンド

NURO 配送ロボット
Cruise 自動運転車(ロボタクシー)
Aurora 自動運転車(ウーバーテクノロジーに自動運転で出資)
XAG 農業用ドローン(種まき・肥料が効率よく安価に正確にできる)
EDDA Technology 手術支援ロボット(脳の外科手術ができる)
Opentrons 実験の自動化ロボット(試験薬)
Trax 店舗管理ロボット(店内の棚の在庫管理・より正確に安価に)
Brain Corp 掃除ロボット
SoftBank Robotics 掃除ロボット(Whiz)オフィスで小回りがきく
SoftBank Robotics 配膳ロボット(Servi)すでに日本でサービス開始

最先端のスマボ企業軍団として18社の企業。

日本でサービス開始
・AutoStore(倉庫システム)
・バークシャーグレイ(ピッキング)
・KEENON(配膳)
・Gaussian(清掃)

まとめ

日本の復活のカギ「スマボ」ガラボからスマボへ。
スマボの時代が来る。

1億台スマボ導入できれば、労働人口にして10億人相当になります。
「情報革命で人々を幸せに」


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