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フェア精神はチームのパフォーマンスを最大化する

子どもの頃、「疾風アイアンリーガー」というテレビアニメがやっていた。内容は色々なロボットがいてスポーツで競い合うスポ根ロボアニメである。

主人公を含む正義のロボットアスリートのアイアンリーガーと、ルール違反や卑怯な手を使う悪役ロボットが戦うことになる。

最初は悪役の罠にかかり苦戦するアイアンリーガーだが、持ち前のスポーツマンシップで正々堂々とフェアに戦う。そして何よりもスポーツといえばチームワーク、仲間たちと力をあわせて勝利を導く熱いストーリーだ。

体育の授業でクラス対抗ハードル競走

このアイアンリーガーを見ていた頃に学校の体育でハードル走の練習後にクラス対抗ハードル競走をすることになったのだ。しかも、クラスごとにハードルをどこにもOKという特殊ルール。それを聞いたとたん、どのクラスも複数のハードルをスタートラインに間隔をつめて集めだした。

私のクラスも最初は同じことをしようとしたが、私はハードル走というスポーツをフェアに戦っているのか気にかかってしまった。

そして何よりも私のクラスは今まで対抗リレーが弱かった。というのも、学年で1番目に太っているクラスメイトがいて、途中で抜かされてしまうのだ。ハードルがスタートラインに並んでいたらこのクラスメイトは恐らくうまく乗り越えられないだろう。

私の中の心のマグナムエース(アイアンリーガーの主人公)が叫んだ「チームメイトと力をあわせてフェアに戦うんだ」この時心の中でアイアンリーガーの熱いオープニングが流れていた。

私たちはスタートラインのハードルを練習した時のようにちゃんと間隔を開けて配置した。周りのクラスからは「あいつらバカだなぁ!」と揶揄する声が聞こえてきたが、「オレたちはアイアンリーガーなんだ!」と今に見てろよと熱い魂をぶつけてやった。

アイアンリーガー精神でチームを勝利へ

リレーがスタートすると他のクラスはハードルがスタートラインに集まりすぎて全然スピードがでていない一方で、私のクラスは練習どおり走ることができ他のクラスをリードすることができた。そして、例の遅いクラスメイトの順番になった。「○○!いけーーっ!」とクラス全員で応援した。無事、走りきって見事クラス一位となる。

この経験のおかげでアイアンリーガー精神、フェア精神がチーム全体のパフォーマンスを向上すること、勝利を導くことを知ることができた。

スポーツだけでなくビジネスにおけるチームでも同じ、チームメイトと力をあわせてフェアに戦う。

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