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マーケターは自分の成果をアピールする機会を作ろう

事業会社でWEBマーケティングを始めて結構な年月がたつ。今でこそ社内でWEBマーケティングをやっていると言えるけど、当初は社内からは全く認知されていなかった。各部署が独自にWEBサイトを構築したり、WEBで集客をしたくても誰に頼んだらよいかわからずにそのまま情報が埋もれてしまうことも多かった。

そんな私が事業会社のインハウスマーケターになりたて頃に、もっと早くやっておけば思ったのが「自分の成果を社内にアピールすること」だ。というのも、私は入社後数か月でWEBサイトのランディングページ(サービスページ)の作成を続けていたから、既にWEBからの集客数が徐々に伸びていってたのである。

アクセス解析で訪問数やコンバージョン(申し込み)も増えており、自分のマーケ施策が実際に成果につながっていることを実感していた。だが、社内では私ともう一人の営業担当だけがこの成果を把握しており、他の社員は全く認知していなかった。そして、この状態が1年以上続いたときに、とある営業部長から「なんか最近、WEB経由で案件増えてるけどなんで?」と質問が来た。

そこで私は、こういう施策を行っていて、実は成果につながっていることを話したら「それいいじゃん!今度こういうサービスを始めるんだけど、何とかできる?」と依頼があり、成果を少しずつ積み重ねていった。その後、社内の部署を横断してWEBマーケティングを実施するまでに活動が拡大して、今ではWEBマーケならあいつに相談すれば何とかなる、という評判にもなっている。

で、成果をもっと早めに社内にアピールしておけば、もっとできたことが沢山あったなと今では思っている。例えば、Googleアナリティクスで主要なページの訪問数や申込数の改善成果を営業部に言われなくても共有するとか、メルマガを送ったらA社が最近このサービスに興味をもっているみたいですとか…自分を使うことでこんなメリットがあることを社内にアピールすることで、自分の評価アップはもちろん、社内のメンバーがもっと早く「仲間」になってくれただろう。週に30分、社内のメンバーと成果を共有する場を設けられれば最高だ。相手からフィードバックがもらえて、マーケ施策の改善に加えてチーム力もアップする。

大企業ならちゃんとしたマーケティング部があって評価軸もあると思うが、一般企業で少人数でマーケティングを始めるなら「自分(たち)の成果を社内にアピールする」機会を作るのが近道だったりする。

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