羽田第２ターミナルの国際線施設が７月に供用開始、コロナで閉鎖以来3年ぶり
日本空港ビルデングと東京国際空港ターミナルの両社はこのほど、新型コロナウイルスの影響で閉鎖していた羽田空港の第2ターミナルの国際線供用部分について2023年7月19日から供用再開すると発表した。
第2ターミナルの国際線施設は、それまで国内線専用であったターミナルに新たに国際線出発・到着フロアや免税店等を設置し、第3ターミナルの拡張とともに国際線の増便に対応するほか、豊富な国内線ネットワークとの乗継機能の強化を図ることを目的に20年3月29日から供用を開始したものの、コロナ禍の影響を受け20年4月11日から閉鎖していた。
これが新型コロナの5類感染症への変更などを契機に、訪日外国人などの旅客の急激な回復に対応すべく、約3年ぶりに供用を再開することに至った。
第2ターミナルは供用再開にあたり、国際線供用の運用時間を5:00〜13:30とし、午前中は国際線を、午後は国内線を運用する「スイング運用」を想定している。
同ターミナルでは7月19日から、全日本空輸（ANA）のロンドン線（NH211便）、上海・虹橋線（NH969便）、香港線（NH859便）、台北・松山線（NH851便、NH853便の2便）の計5便が羽田第2ターミナルを利用して運航される予定。
ANAの羽田発の国際線は、従来の第3ターミナルのほか、第2ターミナルも利用することで、第2に発着する同社の国内線との乗り継ぎの利便性が向上するとしている。また、今後は同社国際線の増便に伴い、第2ターミナル利用の路線を拡充する計画とした。
2023年6月7日掲載