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郵船ロジが成田第2ロジスティクスセンターに医薬品専用ターミナル開設

郵船ロジスティクス(YLK)は、既存の成田第2ロジスティクスセンター内に同社として国内初の医薬品専用ターミナルとなる「Narita Healthcare Terminal」をオープンし、4月1日から新たに医薬品の取り扱いを開始する。

成田第2ロジスティクスセンター

成田第2ロジスティクスセンター(千葉県山武郡芝山町香山新田28-1)は、成田空港から車で約10分に位置し、昨23年9月のオープン以来、一般航空貨物やマイナス20℃(冷凍)/5℃(冷蔵)/20℃(中温)の3温度帯の各倉庫で温度管理が必要な貨物を取り扱ってきた。

YLKは半年間にわたり温度マッピングを実施し、冷凍庫(マイナス20℃)と冷蔵庫(5℃)にはドックシェルターと前室を設けたほか、エアシェルターとエアカーテンによって貨物の温度変化が抑えられるように温度管理を徹底してGDP(Good Distribution Practice)に準拠した医薬品専用のターミナルとしての体制を整え、23年4月から医薬品の取り扱いをスタートする。

また、建物の屋根部分には太陽光パネルを設置、晴天時には太陽光発電によって館内の電力を100%賄える自家発電システムを整えるなど、環境に配慮した設計となっている。

YLKは世界27ヵ国・地域の計48拠点にGDP認証・準拠体制を構築しており、GDPネットワークの拡大に向けて取り組んでいる。さらに、国際航空運送協会(IATA)が策定した医薬品の航空輸送品質認証CEIV Pharma認証の適用範囲拡大を進める方針だ。

2023年3月23日掲載


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