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ボーイングがインドHyderabadにB737-800BCFの生産ラインを追加

ボーイングが航空機のMRO(整備・修理・分解点検)などを手掛けるインドGMR Aero Technic(GAT)と、旅客機のB737-800を貨物機B737-800BCF(Boeing Converted Freighter)へ換装するための改修ラインをインドに開設する。

印HyderabadのGMR Aero TechnicのMRO施設内に設置するもので、インドでの貨物機換装ライン開設は、Boeingにとって中国/英国/コスタリカに続き、世界で4ヵ国目となる。

インドでのB737-800貨物機への改修ライン開設はBoeingとして初

同施設開設により旅客機から貨物機への換装/航空機メンテナンス/修理/オーバーホールなどの需要に対応する。ボーイングでは換装される貨物機は需要に応じて決まるとしたうえで、アフリカと東南アジアの市場を開拓する方針だ。

ボーイングによれば、今後20年間で世界で1700 機以上の旅客機が貨物機に換装されるとしており、そのうち約1200機がB737型のような標準ボディの貨物機となる。現在、B737-800BCFは100機以上の発注およびコミットメントがある。

B737-800BCF改修ラインが開設されるインドでは、航空貨物の成長率が当面の間、製造業とeコマース(EC)の発展に伴い、年平均成長率6.3%で推移すると予想されている。

ボーイングはことし2月、Tataグループ傘下のAir Indiaから220機(B737MAX×190機、B787×20機、B777X×10機)を受注(70機の追加オプション付き)しているが、近年世界で最も急速に成長している市場のひとつであるインドで、今回の改修ライン開設などの様々なイニシアチブとパートナーシップを通じてインド地域の顧客をサポートする強力なネットワークの構築をめざす。

2023年3月16日掲載

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