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期待通りの成果を生み出すピグマリオン効果

期待は良い結果を生み出す

期待されないと悪い結果になる

ピグマリオン効果は、アメリカのローゼンタールが提唱した教育心理学の心理的行動の一つです。

ある実験で、「成績の優秀な生徒達を集めたクラス」と「成績の悪い生徒達を集めたクラス」を作り、それぞれのクラスの担任に逆のことを言ってクラスを担当させます。

つまり、「成績の良い生徒のクラス」の担任には「あなたが担当するクラスは成績の悪い生徒のクラス」だと告げ、「成績の悪い生徒のクラス」の担任には「あなたの担当するクラスは成績の良い生徒のクラス」だと告げて、それぞれクラスを担当させるという実験です。

「もともと成績の良かった生徒達のクラス」の成績は下がり、「もともと成績の悪かった生徒達のクラス」の成績は上がりました。

このことから「人間は期待通りの結果を出す傾向がある」と言う結論が導かれました。

これは企業でも同じことが言えて、上司が成果を期待すれば、部下は期待通りの成果を生み出す可能性が高くなると言うことです。

上司からの期待は、その部下の能力が成果を達成出来るだけの能力がある(優秀だ)と言葉や態度で認める行為として示されます。この期待の言動が部下の行動に影響を与えて成果を生み出すようになるのです。

自分自身の期待も期待通りの成果を出す傾向になります

この実験で、担任の期待の言動を受けた生徒は自分自身について「自分は優秀だ」と自分に言い聞かせて効果を生み出したのです。つまり、担任がどれだけ「あなたたちは優秀だ」と言っても、その言葉を受け取った人(生徒)が、「自分は優秀だ」と思わなければ変化は起こりません。

きっかけは、担任からの言葉や態度かも知れませんが、その言葉の通りを実現するその人(生徒)自身の選択が無いと、期待通りの成果は生まれません。ただし、その選択は無意識のものかも知れませんが、自分自身が期待しないと期待通りの成果は生まれないのです。

つまり、自分に期待する担任や上司がいなくても、自分で自分に対して期待すると、成果が達成し易くなります。

「自分は、成果を達成できる優秀な人間だ!」と自分に言い聞かせることを繰り返していると、自分自身の心の中にある否定的なセルフイメージが少しずつ肯定的なセルフイメージに置き換えられて行きます。

これは、心の中にあるコップ一杯にたまった否定的なセルフイメージに一滴一滴肯定的なセルフイメージを注いで行くと、否定的なセルフイメージが少しずつ溢れ出て、いつしか、肯定的なセルフイメージに置き換わると考えると良いでしょう。

人間は、自分自身が持っているセルフイメージの通りに行動します。「自分は能力も無くダメな人間だ」と思っている人は、何も成果を上げず、無駄に時間を浪費する人生を送って行きます。それに対して「自分は能力があり、優秀な人間だ!」と思っている人は、次々と成果を上げ、大きなことを成し遂げて行きます。

もし、自分に対して否定的なセルフイメージを持っているのであれば、過去の小さな成功体験を思い出して見て下さい。小さいことでも成し遂げたことはいくつもあるはずです。そのような成功体験を何度も心の中で繰り返して、自分自身を勇気付けて下さい。

自分自身に対する否定的なセルフイメージが肯定的なセルフイメージに少しずつ入れ替わって行くと、ホームページの更新のモチベーションも次第に高まって行きます。

ホームページの更新はモチベーションが高くないと、なかなか良質なコンテンツを公開出来ません。落ちてしまっているセルフイメージを高めるには、時間も必要ですが、この世に生まれている自分には必ず価値がありますので、自分自身に大いに期待しましょう。そして、期待している自分が目標を達成している状態をイメージすることを習慣にして、是非肯定的なセルフイメージを持つようにしましょう。

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