能力の発揮を妨げる禁止令

やらなければいけないのに出来ない

見えないブレーキをかける禁止令

仕事をしていて、やらなければいけない事をついつい後回しにしてしまうとか、指示待ちで、積極的に行動出来ないなど、自分でもダメだと思っていても、なかなか脱することが出来ない行動パターンの裏には禁止令の存在があるかも知れません。

何度も繰り返して後悔するような嫌な気持ちを味わうような行動をしてしまう場合は禁止令が関係している可能性があります。

人間は、無限の可能性を持って生まれて来ます。能力を最大限に活用出来れば多くの成果を手に入れることが出来ますが、幼児期に親から伝えられたメッセージから、自分なりに解釈して、自分に禁止する行動を決めるようになります。

ホームページの更新で問題になる禁止令

(1)「何もするな」「実行するな」
親のしつけがとても厳しかったり、とても細かなことまで注意されたりする環境で持ちやすい禁止令です。

「川で遊んではいけません」「道路で遊んではいけません」「怪我をするかも知れないから野球はしてはいけません」と子供の行動を規制される度に「何もしない方が良いんだ」と自信の行動を制限するようになります。

この禁止令を持っていると、自ら積極的に行動することは無く「指示待ち」になってしまいます。

ホームページの更新は自分でコンテンツを探し出してどんどん公開しないといけません。指示待ちになってしまうと、競合他社にコンテンツの量で追い越されてしまいます。

(2)「考えるな」
「親の言う事を黙って聞け!」と威圧的に怒鳴り散らされて育つと、自分で考えることを放棄してしまいます。論理的に物事を判断したり、データを元に改善点を見つけ出したりすることが出来なくなります。

ホームページはデータに基づいて改善作業を繰り返す必要がありますので、この禁止令を持っている人はかなり大変です。

(3)成功するな
良い結果を出した時にはあまり褒めてもらえず、失敗すると励まされることの方が強いと、失敗した方が存在を認めてもらえるので、「成功するな」の禁止令を持つようになります。どんなプロジェクトをやっても成功しない人なので、ホームページでも成功することはありません。

禁止令を解除する

このような禁止令は、論理的な判断が出来ない幼児期に自分に課したものです。まずは、自分に課している禁止令を知ることです。自分自身がどんな行動を制限しているかを知ることは、禁止を意識するようになるので、禁止を弱めようとする行動が出来るようになります。

そして、自分が禁止していることを「やっても良いんだよ」と自分に言い聞かせるようにすることで、時間をかけて抜け出すことが出来ます。幼児期に決めて、心の習慣になってしまっていることはなかなか抜け出すことができませんが、論理的思考が出来なかった幼児期の自分が間違って自分に課した禁止令なので、必ず自分で開放することが出来ます。

禁止令から抜け出すことが出来ると自分自身の能力をのびのびと発揮することが出来るようになります。それまでの萎縮した自分から開放されて生き生きとした人生を送ることが出来るようになります。

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