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2022年印象に残った曲の番外編と2023年1月に気になった曲【HIPHOP】

昨年末に2022年印象に残った曲という記事を書いたのですが

記事の長さの都合などで入れなかった曲、記事を書いたあとに発表された曲などがあったので今回はそういったものもまとめて紹介したいと思います。
また、それだけだと寂しいので2023年1月に聞いてた曲も入れてみました。年末になったら年始のことは忘れてそうですしねw

Gen Hoshino feat. MC.waka - ANN55周年ジングル

いきなり普通の曲じゃなくて申し訳ないのですが、あまりにクオリティがエグかったので紹介させてください。
星野源とMC.wakaことオードリー若林が制作したオールナイトニッポンの55周年記念ジングル。
大のHIPHOPフリークとして知られる若林ですが、このリリックの出来がとにかくすごいです。

過去のANNパーソナリティーの名前を出来うる限り入れるというコンセプトで最初こそはそのまま名前が羅列されてますが、中盤以降からは歌詞の中にさりげなく名前が忍ばせてあり、その数がとんでもないことになってます。

フワついて → フワちゃん
上だけ → 上田晋也
愛の証 → 明石家さんま
論文書ける → ロンブー
ありったけ → 有田哲平
花咲く待つ → 佐久間宣行
待つ長い → DJ松永
夜に光る → 伊集院光
スターの → 星野源
マークはR → R-指定
叩かない石橋 → 石橋貴明
引く気なし → 木梨憲武

ANN55周年ジングル

これまだまだ極一部です。他にもゲノムは染色体が46本なので乃木坂46のことを指してるとか、愛はマヂカルラブリー、星の部分は霜降り明星のことも指してるんじゃないかとか、全部見つけられた人はいるのだろうかというレベルで作り込まれています。

特にすごいのが「花咲く待つ長い夜に光る」の部分でこのワンフレーズだけで佐久間さん、松永、伊集院さんと3人も名前が仕込んである。
しかも気づいてないだけでもしかしたら他にも入ってるかもしれない。

そしてラップも上手いですこれ。聞いてて気持ち良すぎ。
55周年をいきなり中途半端と切り捨てるのもすごくいいですねw

梅田サイファー「KING」

前回書いた記事で梅田サイファーの作ったキングオブコント2022のオープニング曲を紹介したのですが、あの曲がリメイクされて大晦日にリリースされました。
リリックの内容が芸人紹介からメンバーの自己紹介へと書き直され、バースも倍に増えています。
元の歌詞からガラッと変わった人からほとんど変わってない人まで様々ですが、特にKBDのリリックは相変わらず面白いですね。
そもそもKBDって元々のMCネームである古武道からきてるはずなんでKrush Break Destroyって大嘘だと思うんだけど妙になんか説得力があるw

まさにR-指定の歌詞にもあるように、キラーチューンにチューンナップされて帰ってきました。

Japidiot - マッハ

梅田サイファー内のユニットJapidiotから去年発売されたアルバムの中の1曲マッハです。
本当は前回の記事でも入れたかったのですが、梅田ばっかりになってもアレなんで泣く泣く入れませんでした。
メロディアスなフックにスキルフルなラップが最高な1曲。

Creepy NutsのANNが終了を発表されたり、梅田周辺も今ちょっとゴタゴタしてたりしてますが、なんとかまた乗り越えて今年も活躍してほしい。
最後に応援の意味を込めて大好きなリズム天下一武道会のLIVE動画貼っておきます。

リズム天下一武道会 at.210504 服部緑地公園 野外音楽堂

C.O.S.A. - Leave Me Alone (feat. JJJ)

昨年11月にリリースされたC.O.S.Aの新曲。
歌詞に出てくるサリーとドリスとはネトフリのドラマ「TOP BOY」の登場人物だそうです。
C.O.S.Aが娘や家族のことを想っているのが伝わってくる素敵な曲です。

C.O.S.A. - Mikiura feat. KID FRESINO

JJJときたらKID FRESINO。そしてFRESINOといえばC.O.S.A.の盟友でもあります。
2021年の曲なので前回の記事には入れなかったのですが本当はめちゃくちゃ紹介したかったくらい大好きな曲です。
MikiuraとはC.O.S.A.が好きな三重県の港町、三木浦のこと。
C.O.S.A.の心温まる歌詞とFRESINOのキレキレのフロウ。この組み合わせは本当に最高です。

行けるとこまで行こうぜ なあ 佐々木

Mikiura feat. KID FRESINO

最後の方に出てくるこの佐々木とはFRESINOの本名ですね。
SUMMITの人ってよく佐々木呼びしてるイメージw

OMSB - 大衆

SUMMITの話が出たのでSIMI LABからOMSBのソロ曲を。
オムスの人生とか考え方とかが詰まった名曲。
フックの歌詞を見るとタイトルの意味がわかったりして考えさせられます。

こちらは同じアルバムに収録されている別の曲です。雰囲気がまた違って良いですね。

OMSB - Nowhere

OZworld / Compflex

前回紹介したCHICO CARLITOや唾奇など大活躍の沖縄勢ですが、OZworldは昨年9月なんとプロeスポーツ・チーム「FENNEL」へ加入。
この曲は自身がプロデュースするeスポーツ大会「Over Zenith Cup」の公式テーマソングとなっています。
HIPHOPとeスポーツが融合とかすごい時代ですね。

OZworld独自の世界観やクオリティの高いMVも健在。
大ヒットしたNINOKUNIの頃の雰囲気もちょっと感じますね。

OZworld - NINOKUNI feat. 唾奇

餓鬼レンジャー / STILL 火ノ国SKILL feat. からし蓮根

前回の記事でポチョムキンのソロを紹介したのですが、餓鬼レンジャー本体も復活してからずっと精力的に活動中。
名曲「火ノ国SKILL」を現代版にアップデート、客演に熊本出身のお笑い芸人からし蓮根を迎え、フリースタイルティーチャーでも大活躍だった杉本青空がプロ顔負けのラップを披露しています。

T-STONE - DonDaDa (feat. Zeebra)

もうひとつ前回の記事で紹介したT-STONEですが本当はこの曲も紹介したかった。
Zeebraが2000年にリリースした伝説の名盤「BASED ON A TRUE STORY」の中の曲「結婚の理想と現実」を再構築。
原曲の歌詞と同じ境遇であるT-STONEが自らの経験をラップするだけでなく、Zeebra本人もfeaturingすることで結婚の理想と現実の続編のような内容になっています。

他にもブッダブランドの人間発電所っぽいフレーズがあったりとか、レジェンドへのリスペクトを感じるし、なによりDaddyを呼び込むところがかっこいいです。

OJIBAH - コーヒーとへニー

相変わらず精力的なNORIKIYOやKOYAN MUSIC(KYN)がトラックメイカーとして引っ張りだこな元SD JUNKSTA勢ですが、OJIBAHが久方ぶりの沈黙を破り復活していました。
SD JUNKSTAって解散してるはずなんだけど名義はまだFROM SDJUNKSTAなんですね。ファンとしては嬉しい。

Campanella - RAGA feat. 鎮座DOPENESS

Campanellaと鎮座DOPENESS、盟友にして天才2人がおりなす超絶セッション。
シンプルでかっこいいビートを自由に乗りこなす2人がとにかくヤバいです。

SHINGO★西成 // うしろきいつけや feat. Red Eye

レペゼン大阪。レジェンドと若手がこんなに相性いいとはって感じでとにかく2人の掛け合いがかっこいい曲。
他にも「サトシも西成来たら言うghettoだぜ」とかこんな歌詞SHINGOにしか書けないと思う。すごい。

SALU - GOD LOVES YOU feat. AKLO & JP THE WAVY

SALUにAKLO、それにJP THE WAVYまで揃ったらヤバくないはずがない。
間違いないメンバーによる幸せな気分になれる曲です。
MVの雰囲気もいいですね。

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