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Webライティング技能検定 合格法のまとめ

Webライティング技能検定試験とは?
Webライティング技能検定は日本クラウドソーシング検定協会が認定する、Webライティングの民間資格です。

主にクラウドソーシングでのライティング案件を受注することを前提に、必要な知識や技術が学べる内容になっています。

資格を取得すると、Webライティング実務者の資格を名乗れる他、ランサーズなどでの優先紹介などの一部特典もあります。

受験前に注意しておきたいポイントとしては、Webライティング技能検定は選択式の知識問題とライティングの実践問題に分かれており、合格率は50%程度なので半分は落ちているということです。

内容としてはライティング初心者向けの資格ですが、特に実践問題では細かく減点されるポイントがあり、ルール通りに回答しないと容赦なく落とされます。

試験料も決して安くはありませんので、侮ることなくしっかりと対策してから受験しましょう。

Webライティング技能検定を受験するためには、ヒューマンアカデミーの通信講座たのまなの中にある、Webライティング講座を受講する必要があり、料金は3万2千円です。

参考動画:【講座説明】WEBライティング講座

申込みすると、テキストや問題集、案内パンフレットなどが一式送られてきますので、それを学習してから受験するという手順です。

試験は毎月1回オンラインで行われており、試験代は講座料とは別に6000円かかります。

受かるまで何度でも受験出来ますが、毎回同額の試験料がかかりますので、なるべく一発合格を狙いましょう。

試験に受かったら3000円で合格証も発行してもらえます。

上記の通り、資格取得のために結構な金額がかかる割には、実力勝負のWebライターの世界では、即高単価の仕事につながるわけではないため、資格商法という批判もあります。

私が実際に受験してみた感じでは、クラウドワーキングに必要な、基礎的な知識やライティング技能を身につけられるとは思いました。

これから長いライター人生として、基礎をしっかり固めたいという方は申し込んでも良いかも知れません。

ということで、ここでは合格までにやることをまとめていきます。

Webライティング技能検定の知識問題の攻略法
知識問題の学び方は以下の通りです。
①テキストの学習
②問題集の学習
③模擬試験

では詳細に解説します。

まず基礎編、応用編それぞれのテキストを読んでノートにまとめましょう。

その後、問題集に取り掛かり、巻末の解答ページを確認して答え合わせを行います。

間違えた問題は、解答にある解説やテキストの該当箇所を確認して修正します。

そしてオンライン受験システムで模擬試験を3回行って、間違えた部分はテキストの該当箇所を見て復習します。

常識問題も多いので、ここまでの手順で学習すれば、ほぼ合格レベルまでいけると思います。

※わざわざノートまで書いてまとめなくても十分覚えられるレベルですが、これからライティングを始める初級者や初心者向けの内容が多いので、改めてしっかりとノートにまとめるのも、良いと思います。

Webライティング技能検定の実践問題の攻略法
実践問題の攻略法としては、まず大前提として、自己流で適当に回答しないということです。

Webライティング技能検定は実践問題の配点が高く、減点箇所が明確に決まっておりますので、ルールから外れた書き方をするとまず受かりません。

逆にしっかり教材を学んで書き方のルールを覚えて、見直しもしっかりすれば問題なく受かりますから、侮ることなく入念に準備することが大切です。

それでは実践問題の対策手順を紹介します。
①ISV練習法冊子の学習
②問題集の学習
③過去問の学習

まず初めに付属のISV練習法の冊子を読んで、ISV発想にチャレンジしてみましょう。

これにより、与えられたテーマの文章の素材となるキーワードを抽出する力を養えます。

次に実践編問題集のライティング模範解答集に取り掛かります。
例題に沿って実際に文章を書いてみましょう。

例題1 梅雨 70文字
例題2 ペット 100文字
例題3 学校生活 100文字
例題4 お菓子 100文字
例題5 家具(エクステリア) 100文字
例題6 建築物 200文字
例題7 携帯電話 200文字
例題8 40代のファッション 800文字
例題9 日帰り旅行 400文字

書き方の手順としてはISV練習法の冊子を読めば分かりますが、テーマに関連するキーワードを抽出し、それをもとに文章を組み立てていきます。
書き終わったら模範解答を参考にして、減点箇所がないかチェックしてみましょう。

続いて、Webライティング技能検定試験のWebサイトを開きます。
Webライティング技能検定協会:本試験の総評

第1回からの総評と過去問題が公開されていますから、適当な問題を選んで実際に記事を書いてみましょう。

解答速報および問題例

こちらも先ほどの問題集の時と同様に、ISV練習法を使って文章を書いてみて、出来上がった文章に減点箇所に該当するところがないか見直しましょう。

※減点箇所はテキストや先述した公式Webサイトの総評、過去問題の解説として公開されています。

以下に主な減点項目をまとめましたので、参考にしてみて下さい。

Webライティング技能検定 NG項目リスト
・文字数超過
・文字数不足
・キーワードが含まれておりません
・(です。、ですよね。)(です。、ですね。)(ないでしょうか。、いるであろう。)のように口語表現と文語表現が混在する文章です。
・「~たり」が一度のみしか使用されていません。
・助詞が不足しているため文意が伝わり難い文章となっております。
・助詞の使い方に誤りがあります。
・一文に助詞の「で、を、の、に、な、と、が」が多用された文章です。
・不要な助詞が含まれた表現となっております。
・文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
・読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
・表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
・単位の表記位置に問題があります。
・誤入力となります。
・誤変換となります。
・同様の表現を繰り返してしまっております。
・1つの文章中に(など、等)(人、方)(できる、出来る)のように異なる表現が混在しております。
・主語が不明確となっております。
・箇条書きとなってしまっております。
・主観的な表現がみられます。
・短い文が連続した表現となっております。
・情報の整合性が取れず、文意が伝わり難くなっております。

採点基準の詳細については以下のページも参考になります。
解答速報および問題例 3-1.採点基準について

上記の手順で過去問から適当な問題を選んでライティングして、見直すという練習を何度か繰り返せば、合格の確率が高まります。

実践問題は4問で試験時間は90分ありますから、落ち着いてしっかりと見直しをすることも大事です。

試験対策セミナーのYouTubeの公式動画も参考になりますので、一発合格を目指して頑張ってみて下さい。

参考動画:Webライティング試験対策セミナー

WEBライティング技能検定の合格証明書

WEBライティング技能検定に合格すると試験システムのマイページから以下の様な合格アイコンがダウンロードできます。

アイコンの使用用途としては、自身のWebサイトやクラウドソーシングのプロフィールページなどに掲載してクライアントが確認できるようにすることを想定しているものと思われます。

アイコン1 60px × 60px
アイコン2 100px × 40px

合格証は発行手数料の3000円を追加で振り込むと、後日郵送で送られてきます。書面で送られてきますので書類で持っておきたい場合は申請してみるのも良いでしょう。

合格証を画像ファイルにしてWebページに掲載しても良いですが、信頼性を証明する手段としてクライアントに確認してもらうなら前述のアイコンを掲載すれば十分かも知れません。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。


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