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カメラを持って巡る北九州の山と歴史

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「北九州の歴史探訪」を読み、実際に足を運んで写真と記録を残しています。時には低山登山も。
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カメラを持って北九州の歴史を巡ってみた - 王子宮の神籬磐境(ひもろぎいわさか)跡

もう出版されていない本「北九州の史跡探訪」を手に、北九州の歴史を巡っています。 今回は4ヶ所目です。 北九州市八幡西区、一宮神社に残る史跡に足を運びました。 古代祭場の磐境跡とは古代祭場の磐境跡 今日の神社の鳥居の姿は、鳥居があって、拝殿があって、神殿があるのが普通一般的である。しかし、社殿が創建されていなかった悠遠のむかし、岩石を立て並べ、あるいは円形なり、方形なりに敷き並べて祭場とした。 王子宮のこの地で祭儀が行われていたのものであろうと思えば、全国的にも数少ない古

カメラを持って北九州の山と歴史を巡りたい

歴史と写真が好きです。 2020年からは知りたい、撮りたいものが山の頂上にあったから、登山も始めました。 始まりは求菩提山。 くぼてさん、と読みます。 福岡県豊前市の山です。 求菩提山はその昔、修験道が盛んだったそうです。 ガイドの人に教えてもらったのは「山は里より都会だったんですよ」と意外なこと。 修験道とは 修験道は、役小角を開祖とし、森羅万象に命や神霊が宿るとして神奈備(かむなび)や磐座(いわくら)を信仰の対象とした古神道と山岳信仰と仏教の内、密教の呪験練