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カメラを持って巡る北九州の山と歴史

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「北九州の歴史探訪」を読み、実際に足を運んで写真と記録を残しています。時には低山登山も。
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#北九州市八幡西区

カメラを持って北九州の歴史を巡ってみた - 王子宮の神籬磐境(ひもろぎいわさか)跡

もう出版されていない本「北九州の史跡探訪」を手に、北九州の歴史を巡っています。 今回は4ヶ所目です。 北九州市八幡西区、一宮神社に残る史跡に足を運びました。 古代祭場の磐境跡とは古代祭場の磐境跡 今日の神社の鳥居の姿は、鳥居があって、拝殿があって、神殿があるのが普通一般的である。しかし、社殿が創建されていなかった悠遠のむかし、岩石を立て並べ、あるいは円形なり、方形なりに敷き並べて祭場とした。 王子宮のこの地で祭儀が行われていたのものであろうと思えば、全国的にも数少ない古

カメラを持って北九州の歴史を巡ってみた - 長崎街道 曲里の松並木・さいの神

偶然見つけた古い本「北九州の史跡探訪」。 それを読んで、実際に見て形に残したいと、前回の記事で書きました。 今回は、その続きです。 本に載っている場所に行ってみました。 「長崎街道、曲里の松並木」と「さいの神」様本で紹介されていた「松並木とさいの神様」。 今まで松並木には何度か訪れていました。 松並木とさいの神様  今はわずか四本を残す松並木、それでも、昭和三五年九月、岸の浦三丁目の国道二〇〇号に至る約一粁の間には、東側二六本、西側二四本合わせて五十本の松並木があ