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カメラを持って巡る北九州の山と歴史

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「北九州の歴史探訪」を読み、実際に足を運んで写真と記録を残しています。時には低山登山も。
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#写真日記

カメラを持って北九州の山と歴史を巡ってみた - 皿倉山祈願塔

皿倉山には不思議な場所が2箇所あります。 ネットでも、本でも。 情報が少な過ぎるように思うのです。 一箇所目は、煌彩の森コースを通って、巨石と看板が目印です。 階段をのぼった右手には。 巨木の根っこに小さな石仏たちが現れます。 よく見ると、新しい石仏も、古い石仏も混じっています。 右端の石仏の首付近には切れ目のような線も見えます。 ここがどういった場所なのか、皿倉山のホームページにも、北九州市のホームページにも見当たりません。 さらに山頂方面に進むと、赤い布

カメラを持って北九州の歴史を巡ってみた - 長崎街道 曲里の松並木・さいの神

偶然見つけた古い本「北九州の史跡探訪」。 それを読んで、実際に見て形に残したいと、前回の記事で書きました。 今回は、その続きです。 本に載っている場所に行ってみました。 「長崎街道、曲里の松並木」と「さいの神」様本で紹介されていた「松並木とさいの神様」。 今まで松並木には何度か訪れていました。 松並木とさいの神様  今はわずか四本を残す松並木、それでも、昭和三五年九月、岸の浦三丁目の国道二〇〇号に至る約一粁の間には、東側二六本、西側二四本合わせて五十本の松並木があ

カメラを持って北九州の山と歴史を巡りたい

歴史と写真が好きです。 2020年からは知りたい、撮りたいものが山の頂上にあったから、登山も始めました。 始まりは求菩提山。 くぼてさん、と読みます。 福岡県豊前市の山です。 求菩提山はその昔、修験道が盛んだったそうです。 ガイドの人に教えてもらったのは「山は里より都会だったんですよ」と意外なこと。 修験道とは 修験道は、役小角を開祖とし、森羅万象に命や神霊が宿るとして神奈備(かむなび)や磐座(いわくら)を信仰の対象とした古神道と山岳信仰と仏教の内、密教の呪験練