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暗号通貨の未来:リスクと魅力を探る市場

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当マガジンでは、暗号通貨市場に与える最新の影響をまとめ、その魅力や将来の展望についても探求しています。 また、良いニュースと悪いニュースの両方を取り上げ、ファンダメンタル分析の情…
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#SEC

仮想通貨の法廷対決:コインベース vs. SEC、口頭弁論がまもなく始まる

米仮想通貨取引所コインベースと米国証券取引委員会(SEC)は、1月17日午前10時(米国東部時間)、日本時間18日午前0時にニューヨーク州の裁判所で、SECによるコインベース提訴の却下を求める口頭弁論が行われる予定です。 SECは2023年6月6日に、仮想通貨取引所であるコインベースが連邦証券法に抵触したとして提訴しました。 SECは、コインベースが扱う13のトークンが証券に該当すると主張しており、その中にはソラナ(SOL)、カルダノ(ADA)、ポリゴン(MATIC)、フ

SEC vs リップル社訴訟で新展開: XRP販売契約書の提出要求

米国証券取引委員会(SEC)は、対リップル社の裁判において、新たな書類を提出しました。 SECは、リップル社に対し、2022年から2023年の財務諸表と、SECの訴状提出後に発行された機関投資家向けの契約書を公開するよう求めています。 過去の裁判では、XRPが証券でないとの地裁判決が下されましたが、機関投資家向けの販売については証券性が認められています。 SECは、証券性を認定した分野において、リップル社の販売記録を要求しています。 今回の申立書の目的について、SEC

SECはビットコインを推奨しているわけではない: ゲンスラー委員長の声明文から見る、推奨と警告のはざま

SECのゲイリー・ゲンスラー委員長は10日、11種類のビットコイン現物上場投資信託(ETF)を承認した際の声明で、「ビットコインを推奨しているわけではない」と再度強調しました。 ゲンスラー氏は、「ビットコインETPの株式の上場と取引を承認しましたが、ビットコインを承認または推奨したわけではありません」と述べ、ビットコインの「投機的」な性質を金や銀、プラチナなどの貴金属と比較し、依然としてビットコインが不法取引に頻繁に使用されていると主張しました。 11日、米国証券取引委員

SECの前代未聞:ビットコインETF承認誤投稿とデジタル通貨市場の未来

日本時間10日朝6時10分ごろ、米SECのX(旧Twitter)アカウントから、ビットコインETFが承認されたという投稿が現れたが、後にそれが偽情報だと判明した。 この前代未聞の出来事により、SECと委員長のゲイリー・ゲンスラーに対する批判が高まっている。 後にSECのゲイリー・ゲンスラー委員長は、ツイッターアカウントが攻撃され、不正なツイートが行われたことを認め、「米証券取引委員会(SEC)は、ビットコインの現物ETFの上場と取引を承認していない」と説明した。 また、

非営利団体からSECへの警告:ビットコインETF承認に潜む投資家被害のリスク

デニス・M・ケレハー氏は、非営利団体ベター・マーケッツのCEOとして、米証券取引委員会(SEC)に対し、現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)の承認に反対の立場をとっています。 彼は、これが規制機関の基本原則に反すると主張しています。 ケレハー氏はSEC事務局長であるヴァネッサ・カントリーマン氏宛ての書簡で、ビットコインETFの承認が投資家に重大なリスクをもたらす可能性があると強調しています。 書簡の中で、「SECが保留中の規則変更を承認すると、それはほとんど歴史的な

ビットコインETF審査への注目とGrayscaleの会長辞任

米大手暗号資産(仮想通貨)運用企業Grayscale Investments(グレースケール)は26日、SECに提出中のBitcoin Trust(GBTC)を米国の現物取引所上場型ファンド(ETF)に変換する申請の審査中に、会長のバリー・シルバートが辞任し、後任にMark Shifke(マーク・シフケ)氏が就任することを発表しました。 シフケはGrayscaleの最高財務責任者(CFO)であり、デジタルカレンシーグループ(DCG)の所有者でもあり、SECへの提出文書によれ

SECゲンスラー委員長、グレースケール判決後のビットコインETFに「新たな検討」発言

SECのゲンスラー委員長は、12月14日(木曜日)にCNBC番組で、最近の裁判所の判決が仮想通貨現物ビットコインETFの上場申請に影響を与えたことを示唆しました。 特に、コロンビア特別区の裁判所の判断について触れ、「新たな検討」を行っていると述べました。 彼は特定の判決には直接触れませんでしたが、これまでの申請却下とは異なる介入があったことを示唆しました。 ニュースアンカーのサラ・アイゼン氏がグレースケールについて質問した際には、ゲンスラー氏は「SECで行われるすべての

SECが現物ビットコインETFの承認を延期:フランクリン・テンプルトンとグローバルXの新たな締め切り

2023年11月18日に更新された、米coindeskの記事によると、米国証券取引委員会(SEC)が発表したばかりのメモファイルには、フランクリン・テンプルトンとグローバルXの現物ビットコインETFの承認が延期されたことが明らかになりました。 新しい締め切り日は、2024年1月1日に変更され、この日に委員会は提案されたルール変更を承認するか、否認するか、または否認すべきかどうかを決定する予定です。 本来の期日は、提案されたルール変更の通知の公表後45日目である2023年1

ビットコインETFの新展開:ウィズダムツリーの修正S-1フォーム提出で市場に揺れ動く期待

BTC市場の波乱模様:金融政策と未解決のETF審査が市場を揺るがすまず、16日のビットコイン(BTC)市場は波乱含みの日を過ごしました。 急な上昇に続く利益確定の売りが主導し、一時的な下落が見られました。 米国時間には新規失業保険申請件数が8月以来の高水準に達し、これが市場の警戒感を引き上げました。 BTC/JPY相場は一時540万円を下回る場面もありましたが、未解決のビットコインETFの審査期限や米国の金融政策に対する期待から、市場は押し下げられた状態が続いています