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#6 district0x -分散マーケットプレース-

district0xは、分散型マーケットとコミュニティのネットワークです。
district0xを利用して分散型アプリケーションが作成されます。テンプレートの様なものが用意されており、0から始める開発より比較的容易にでき、インターネットに接続されていれば誰でもアプリケーションをデプロイすることができます。

district0x上でにデプロイされたアプリケーションをdistrictと呼び、district0x上で使用するDistrict0x Network Token(DNT)と呼ばれるトークンは、district0x下の全てのdistrictで使用が可能です。

また、districtを作成するテンプレートとして、
・投稿とリスティング
・検索とフィルタリング
・ランキングと評判システム
・支払いと請求書の発行

などの機能が予め準備されています。

まだ、少数ですが、複数のdistrictが既にデプロイされています。

Ethlance

2017年にローンチしたEthlanceは上記の画像からも分かる通り、イーサリアム上のWeb3アプリケーションです。フリーランサーのプラットフォームとなっており、Ethlance上で雇用主は仕事を創り出し、フリーランサーは仕事を得ることができます。契約はイーサリアムブロックチェーン上で行われ、報酬はEther(Ethereum上の通貨)で行われます。

Bazaar

2017年の8月にローンチしたName BazaarはEthereum Name Service上に登録された名前のP2P取引所です。

Meme Factory

Meme Factoryは、まだローンチされていませんが、希少なデジタルアセットをEthereumブロックチェーン上で管理し交換する為のインターフェースを提供する予定です。

インターネットに接続していれば、自由にdistrictにも入ったり、貢献ができ、コミュニティが健全に運営されるようにトークンによるインセンティブ設計がされています。ある地区にトークンを預け入れることによってその地区の意思決定権(投票券)を得ることができます。

まとめ

分散マーケットプレースの面白いのは、トークン(今回の場合、District0x Network Token)が他のアプリケーションでも使用できる点です。1つのアプリケーションと他のアプリケーションがトークンを介してつながっているので、アプリケーションが増えればdistrict0x内でよりトークンの流動性が増しアプリケーション同士の相乗効果もあるなと思います。

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