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飼主に出来る愛犬のうんちチェック

ワンちゃんって少しくらい便が柔らかくても散歩では走り回って元気そうに見えますよね、
でも、お腹に痛みがあったりすると、お腹をかばうように丸くうずくまって動かなくなったりするので慌てて病院にはしることがありますでしょう。

そんな時でも、普段から犬の様子と便の状態をチェックしていれば、直ぐに病院に行った方がよいのか、絶食してもう少し様子を見てもよいのか判断できれば慌てずに対処してあげれると思います。

また、獣医さんにも普段の便との違いを伝えることで治療に役立て早い回復につながればなにより体への負担を減らせます。

毎日の便には、飼い主でも発見できる体内情報がいっぱいです、そのサインを見逃さない為のチェック法をまとめました。


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お腹は丈夫で下痢したことないから“大丈夫!”…ですか?
 質の良い便を出すことが重要ですよ。 

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【下痢も色々・・・】

シャーとでる水様便やドロドロとした泥便など下痢にも色んなタイプがありますが、


■シャーと出る小腸性の下痢

・下痢の原因が小腸にあるときは栄養が吸収されず体重が減少します

・栄養不足から貧血やタンパク質の低下を招くこともあります

・口臭があったり、お腹のはり、おならが出る場合

・よく水を飲む場合や便の量が多い場合

■ドロドロのは大腸性の下痢

・大腸に原因があるときは、体重の減少はあまり見られません

・便にゼラチン状の粘膜が付着している

・鮮血が見られる場合がある

・便の回数が多く、こらえることができずその場で出てしまう

・貧血やタンパク質の損失もあまり起こりません


【便の臭いによるチェック】

・食事によって、タンパク質の多い食餌や、粗悪なタンパク質は強いアンモニア臭をだします

・消化機能の問題で すい臓機能の異常や、慢性的な胃腸炎の場合は、腐敗したような臭い

・胆汁の分泌不足すっぱいにおいがします

【便の色チェック・普通は黒褐色から黄褐色】

・灰色に近づいている場合は胆汁不足、

・白っぽい便は脂質の代謝機能低下

・腸管の出血があれば、タール状の便や赤褐色の便

・消化不良は泥状の便

・水様便であれば、感染症やストレスも考えられる

【普段の便の量をチェック】

・便の1/3くらいは腸内細菌やその死骸が含まれていますから、
    腸内環境がよく、乳酸菌が多くなれば、便も増えます。

・穀物や繊維質の多いフードは便が多い

注:《不思議なフードに要注意》
便を固める化学物質を添加して硬めのコロコロした便にします。
便の臭いをすくなくしたり、回数を減らすためのフードです。


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【下痢をした時の対処】

・軟便~軽い下痢なら・・・絶食して胃腸を休める。元気があるようなら24時間絶食。

・元気がなく、食欲もなく水を飲んでも嘔吐してしまう場合は動物病院へ


【下痢が止まった後の回復食】

・自宅で半日から1日絶食して下痢が落ち着けば、ぬるま湯で浸して消化を良くしたフードを1日分の1/4~1/3の量を何回かに分けて与えて下さい。

・絶食中に水を飲みたがったら、氷を与えてみてください。

【消化器の症状に対応する栄養素】

★健康を維持するために『腸は命』消化器の健康が基本です。
消化酵素と乳酸菌と食物繊維が腸の健康に必須です。

・お腹を整えて軟便や便秘を改善し、免疫を高め健康を維持する栄養素は
 ①自然の食物繊維は⇒柔らかい便を固めて、固い便は柔らかくしてくれます。
 ②乳酸菌は⇒腸内細菌のバランスを整えて免疫をつけます。
 ③消化酵素は⇒食べたものを腸壁から吸収可能な小さな分子まで分解します。

・下痢・軟便⇒先ずは食物繊維で便の状態を安定させ乳酸菌で腸の健康状態を維持
 ※食物繊維(植物繊維は不可)

・便秘がちな子⇒食物繊維+乳酸菌に消化酵素を加えます

・慢性的な胃腸炎やそれが原因の口臭には
⇒消化酵素、乳酸菌+デイリーブースト

・肝臓の高数値、胆泥⇒コレステロールを低下するレシチン・タウリン・ミルクシスル又はデイリーブースト

・なかなか太れない子⇒ビタミンB群+消化酵素

・食べ慣れない物で直ぐに下痢して療法食しか食べれない
、虚弱体質
にも先ずは腸を改善する安全な栄養療法をお勧めします。


※其々の症状からその子に合うサプリメント選びます。
※天然の栄養素は体に負担をかけません


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健康を維持するのは、医療や薬でなく食事から摂る栄養素です
そのバランスが崩れた時、免疫が低下し細胞を傷つける活性酸素
や細菌、ウイルスと戦えずに病気に蝕まれてしまいます。

ペットフードの総合栄養食には、タンパク質、脂質、炭水化物、
ビタミン・ミネラルを含んでますが、腸が健康でなければ 折角
良いフードを食べても吸収できず排泄されてしまいます。

健康で長生きしてもらうために人も犬も猫も『腸活大事です!』

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