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チョウチョウウオを愛しすぎた男

"WANTTO note"とは 「2018年に立命館アジア太平洋大学(通称:APU)で結成された人の"夢"にフォーカスを置いたイベントを行う"WANTTO"」 のメンバー1人ひとりが周回制で記事を担当している、APU生ならではの様々なリアルを映したnoteです。

魚について今にでも語りたくてうずうずしている池田理葵(2回生)というものです。普段はSAという部署でイベント考えたりしているんですけど、最近ふとwantto内で「魚博士」とか急に呼ばれることがあって不思議に思ったメンバーも多かったんじゃないかな…
それに魚って何がそんなにいいのか不思議にも思うだろうし…

ということで今回は俺の大のお気に入りの魚、チョウチョウウオを通してを書いていこうと思います!

1. 魚の色々


初めに魚って聞いたらみんな何が浮かぶだろう?

塩焼き
煮魚
刺身
漁港で釣りしてるおじちゃん
ファインディングニモ etc…

多くの人はお腹が空く想像が浮かんで、何人かは綺麗な魚が出てきたはず
実はどっちも正解で魚界では自分の好きなジャンルを選んでいきます

・釣り
・素潜り
・観賞魚 etc…


この中でも圧倒的に自分のジャンルは観賞魚なんですねぇ
(9年間台風以外は毎日海行ってたくらいなんで…)

カクレクマノミ

もうこの写真見てニヤケが止まらないとか変態かってくらい変態です
可愛くてしょうがないこの写真はずっと見てられちゃうし
イソギンチャクと共存するために体に毒バリアをつけてるクマノミ天才とか…

でももっと俺が変態になってしまうNo.1お気に入りはこの子がいるわけです

チョウチョウウオ

なんと美しいんでしょう!チョウチョウウオ!今からこの子について色々書いていきます


2. 病弱

あれ?一つ目の話題から暗くね?
そうなんです、チョウチョウウオは見た目に反して超絶世話が焼ける子

その世話焼きポイント一つ目が病気

しっぽに白点病

魚の世界には病気がものすごい数あって最も有名なのが白点病
そしてこれに一瞬にしてかかるのがチョウチョウウオ
致死率30%くらいでしょうかね


3. 神経質

病弱に加えてとても神経質

水槽で飼うとご飯いーらないってなるし
水質悪くなると弱るし
同居人いっぱいいても精神すり減らしちゃうし

些細な変化で病みます
(頑張ってお手製ごはん作って食べてくれなかった時は俺も病みます)


4. 寒いと死にます

これが一番致命的なやつです

チョウチョウウオは死滅回遊魚といって、沖縄で生まれ台風に流され関東に流されることが多々あります
こうして流れてきた子は夏の間に大きくなり冬の寒さでほとんどが死んでしまう悲しい子たちなのです
自分はこれが辛くて夏に採ったチョウチョウウオを育てて越冬させるために、よく保護してたなぁ

それでも採りきれない子は…


5. すぐ食われます

おいおいまだ辛いことあるのかいと
そうまだあるんです

それは食べられちゃうこと

チョウチョウウオは色がとってもきれいで綺麗すぎるがゆえに
沖縄の海以外ではめちゃくちゃ狙われます

でももちろん対策もしてるんです!
背中に黒い点をつけて、目と勘違いさせて急所を外させる
いや、それそこまで効果なくねって正直ちょっと思いますねぇ


6. それでも生き残る理由

ここでちょっと思ってきませんか?なんで絶滅しないんだと

ここまで弱かったらもう絶滅していてもおかしくないんじゃないのかと
でも実際は沖縄には相当な数のチョウチョウウオが生きてるし
ってことで自分の中でチョウチョウウオそんなに弱くない説が浮上

実は縄張り意識が強かったりと急に精神最強かみたいな行動に出たりします

だから人間のエゴで飼育したのが良くなくて、適材適所なら普通に強い生き物なのかもって中学生の時気づいちゃったわけですね



7. 繋いでくれた縁

辛いことを通して色々な気づきを教えてくれたチョウチョウウオだけど最後には出会いまで持ってきてくれたわけです

それは俺に師匠を作ってくれたこと

チョウチョウウオが取れず悩んでいた時に、毎週教えてくれた師匠は寒川さんと呼んでずっと慕っていました

チョウチョウウオからしたら取られてたまったもんじゃないでしょうが、俺は今でも感謝しています

シーバスライフというブログを検索してみてください!師匠出てきます、スキンヘッドで色黒のサングラスのイケオジが!


8. まとめ

研究する心もとても必要だし、趣味に没頭する心もなくてはならないと思ったし、人との出会いまであったし
チョウチョウウオは色々なことを教えてくれて、多くを考えさせてくれました

こんなふうな生き物でもなんとか生き延びてるんだなって広く捉えてほしいし、世の中には色々な生き物がいるなと思って欲しいです!

以上、チョウチョウウオを愛しすぎた男からでした

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