救い - 2020/8/19
・画像は「救い」で検索。
・救いがない。
・昨日の夜中、今まで目を背けていた大学のメールボックスを覗くと、ほぼほぼ行けなかった定期試験の再試験の時間割が来ていた。
・わたしが大半行けなかったせいで科目があまりに多いために日程が一日増えていたのだが、増えていた日程が思いっきり現場と被っている。
・あっ、無理、ってなった。
・そもそも全く手につかないんだから現場が被ってなくても無理だなあと思っていたのに。暗雲立ち込める人生において唯一の救いだった現場に、何かを捨てないと行けなくなった。
・このままだと私は試験を捨てて現場に行く。どうせ取れないしがんばれない試験を受けにいくことで、春から待ち望んだ、行けないと思っていたのに行けることになった、そんな場を捨てることになるのが耐えられない。
・けどそれを選ぶのが怖い。正しい選び方が分からない。傷つかない選択肢が思いつかない。現代の甘い子供なのでできるだけ傷つきたくないけど、傷つかない未来が見えない。傷つきたくないし後悔したくないから逃げたいのに、逃げたら逃げたでその先には諦めたような態度の親と私を問い詰める先生が待っているのは分かっていて、それらがとにかく怖い。
・後悔しないために選びたい方は現場で、傷つかないために選ぶべき方は試験で(もっとも、このままじゃ勉強どころではないので、そちらを選んだからといって穏便に事が済むわけではなく、どうせ単位は取れやしないんだけど)、意志に背けず選ぶ未来が見えているのは現場なんだけど、どちらを選ぶのも怖くて、決めることができない。
・考えがどうしようもなくなって5時半くらいに寝て、9時ごろ起きた。なぜ起きられたか?配信があるためである。
・普通にアラームを付けず二度寝したりしてたけど、運よく親に起こされて用事を頼まれたりぱっと目が覚めたりしたおかげで、無事に配信に間に合った。
・でも正直前日の晩の精神状態から立ち直れていない、しかも睡眠時間は足りないからかなり眠い中で、変わらないセトリ、1人と1コンビ以外興味はない公演、それも配信を大いに・新鮮に楽しむのは私の性質と技量じゃ無理だな…と思っていた。実際、オープニングの映像中まで虚無だの死にたいだのツイートしている。
・オープニングが終わって顔が見えた瞬間、あまりの衝撃で頭を殴られたかと思った。そこからしばらく涙が止まらなかった。一生この男から離れられないとさえ思った。
・ここ最近オフィシャルの場というかブログやオフっぽい動画以外では上げていた(例外:クイズTHE違和感)前髪を下ろしていた。無論、昨日は上げていた前髪を。
・前髪の有無でそんなに騒ぐのは自分でも馬鹿らしいと思うけど、それでも私はその瞬間、前髪ひとつに、命を救われたとまで感じた。じょうくんが前髪を下ろしていたために、開始時点では気分が乗っていなかった1時間20分が一気に無為じゃなくなった。
・この回はひどく私得な回だった。なにわとカレカノは3回中2回も丈くんに当たったし、特大の丈橋芸も見られた。楽しめるか分からんとすら言っていたのに、心を動かされるようなものばかり見て、私はその度に泣くことしかできなかった。
・アイドルに命を救われている。私が生きる理由はアイドルしかないんじゃないか。死なずに済んでいるのはアイドルのおかげだ。
・公演が終わり、見返してひとしきり騒いでから1時間くらい寝たんだけど、寝ても気分も眠気も回復しなくて、結果14時公演は見るのをやめた。13時になってから画面を開いて録画だけセットして寝てしまった。途中何度か不安で目が覚めてしまって撮れてるか見に行ったりもした(少しでも止まる可能性を下げるために、ルーターのあるリビングにノーパソを置いていたので)。配信を見ている夢を見た。
・2回か3回目が覚めた後は少し長い間寝ていて、16時くらいに起きた。晩ご飯の用意をしなきゃなんだけどなんにもやる気が起きず、結果出来合いのものを買うしかできなかった。
・晩ご飯の後にZoomで会議に出席しなければならず、それ自体は大した仕事量ではないんだけれどどうしても負担に感じてしまうもので、昨晩から続く憂鬱さと「〇時までにすべて済まさないといけない」という焦燥感から涙が止まらなくなった。まずいなあご飯に呼ばれるのに、と思っていたら部屋に母親が呼びに来た。出て行かなきゃ親の気分を害して空気が悪くなる、と思って暗い顔ながらなんとか出て行ったけど、暗い顔が気分を害すトリガーになったらしく母親は部屋に籠ってしまった。いっつもそうだ。もう疲れてしまった。そっからも涙が止まらなくて父親の気分も害させた。ずっと謝っていたような気がする。
・なんとか涙だけは止めて会議に出た。会議では愛想笑いもするし泣いてられないしパソコンに向かうついでにしなければならなかった作業(課題なんかではない。やらないことで他人に迷惑をかける上そこまでしんどい仕事でもないので、こういうのには手を付けられる)もしたしで平常心を取り戻し、何とか風呂に入って、部屋に帰ってきた。
・風呂から上がって誰も消さないリビングの電気とテレビを消しに行ったときに母親の部屋から小さくテレビの音が聞こえてきた。もはや意地なんじゃないか。母親はしんどいとき・見たくないもの(大抵私の暗い態度や顔)を避けるときに部屋に籠るのに、私にはそれが素直には許されないように感じる。常にニコニコゲラゲラしていなきゃいけない気がする。もちろんそんなことはないだろうし、母親の不機嫌を無視すればいくら部屋に籠ろうが関係ないんだけど、わたしは無視できないほど傷つくし罪悪感も抱く。
・部屋で作業の続きをしてなんとか終えて、虚無クソゲー(無心になれるろくでもないゲームのことで、大抵Voodoo製だが、今はただビンゴをする実力もテクニックもないゲームをしている)をちょっとして、あまりにうまくいかないもんだから日記を書いて脳を整理することにして、今に至る。日記を書きだしてから、またさめざめと泣いている。明日が怖いし、2週間後も怖い。永遠に今日で時が止まってしまえばいいのに。
・今日で時を止める方法、死ぬことしかないんだよなー。不利益は大晴くんと丈くんのこれからを見られないことと、私の存在がなくなったら特に悲しんでくれるだろう数人の友人との時間を過ごせないことくらいしかなくて、あとは利点ばかり。現場に行って感じる高揚感を味わえない代わりに、それを上回るだろう罪悪感を感じなくて済むし、そもそも現場に行けなかったことで感じる後悔なんてもんは死んだ時点で立たないし、親は悲しむだろうが私はその顔を見なくて済むし、先生たちから問い詰められることも、この先大学に行くことも、先の見えない未来を歩むこともしなくてよくなる。物理的に傷つくかわりに精神的に傷つかなくて済む。どの行動をとったって感じることになるだろう罪悪感を一切感じなくて済む。
・考えれば考えるほど死は救いだ…。
・結局のところ傷つきたくないだけなんだ。いかに甘やかされて生きてきたかがわかる。働き出せないのもそういう理由だろう。死にたい死にたいというが正しくは「すべてを捨てて逃げ出したい」だけど、物理的に逃げ出してもついてくる罪悪感を含めて捨てられるのは死しかないので便宜上死にたいと言っているだけ。一番いいのは「半年くらい起きない何らかの病気になる」こととかかな。
・落ち込めば落ち込むほど時間も過ぎるし文字数も伸びる。もう3000文字は目前だ。
・本当は書き出しは「救いがない」じゃなくて「救いの求め方が分からない」とするつもりだったことを今になって思い出した。大学のカウンセリングですべてを吐いてわたしが今一番逃げたい先(半年間の休学あたり)を誰かに伝えてどうにかなってほしかったんだけど、その日程は一か月も先で、それまでに避けたい決定の場面が訪れてしまう。私一人で決められないことが待っているのに、簡単に誰かの手を借りられる場は、それまでにはやってこない。
・親に洗いざらい話すのも怖い。結局今の現状すべて自分の甘えに起因していることはわかっているのにそれを改めて言われることも、あきれたような態度をとられることも、それによって空気が悪くなることも、そもそも休学したいと伝えることも、休学を決めることも、全部が怖い。休学した先の家庭の空気感が目に見えている。きのう電話した先輩は「罪悪感を感じるのは正常じゃなくて、カウンセリングで罪悪感を感じないように訓練される」みたいなこと(あまり正常な精神状態でないしそもそも記憶力もないので曖昧にしか覚えていない)を教えてくれたけど、いくら罪悪感を感じないように訓練されても、家の空気がわたしに罪悪感を感じさせる気しかしない。
・では友達に今の状況を話せるかというとそんなことはなくて、現にわたしはテスト前後からこのnoteをTwitterに共有するのをやめている(一回だけ当たり障りのない記事の日にシェアしたかな)。ごく一部の友達、わたしの人生をとりまくすべての友人しかいないといっても過言ではない、走馬灯にフォロワーの8割は出てくるだろうと思えるアカウントにすら、このnoteを共有できない。実際のところどれだけのフォロワーが見ているのか知らないけど、直接見られることを避けたかった。つらさをアピールしているように(他人が思うのではなく、自分が)思える行為をするのが嫌だった。今日も共有はしない。友達に話すのも怖い。でももはや深い意味などないような、軽い感じで「だめだ」「死にたい」と呟いてはいるな。誰かの気に留められるためじゃなくてちょっと絶望した気持ちを薄めるというか間を持たせるというか、喋ってる途中の「えーと」みたいなもんだし、あんまり深くならないようにこの2ワードはしょっちゅう言っているし(あまりに隠しすぎたらたまたまぽろっと出ちゃった死にたいが相対的に重く見える)、直後にすぐ別のくだらない(大体いつものごとくアイドルの)話をすることもあって本当に誰も気に留めてないだろう。し、それでいい。
・思っていることの100%に近いことを言えるとしたら、よく話すようになってほんの1年くらいしか経っていないけどいろんなことを話させてもらってきたサークルの先輩か、どれだけ無下に扱ってもどれだけ弱みを言っても不思議と私のことを信頼してくれている中学の同期か、……えー、もしかして二人しかいないんじゃないか…? あとギリギリ、頻繁に絡んでるわけじゃないけどそれぞれの弱みや本音を吐く場がある高校時代の先輩と同期くらいか。でも2人に比べると優先順位はそこまで高くない。
・断じてその2人しか信頼していないわけでも、べつにその二人が関わりが多い上位二位というわけでもないんだけど、なんとなく話しやすいのがその二人なんだよな。過去に弱みを話す流れになったことがあるとかそういうところだろうと思う。
・誰にも話せないまま、誰にも(へんなプライドかなにかのせいで)救いを求められないまま、救いを求めたとしてもそれは実際に対処に動いてくれる(結局自分から動く勇気がないので誰かに求めた救いからことが動けばいいのにと考えている、甘いんだよな)ところに伝わらないまま、死にたい気持ちだけを抱えて今日も眠りにつく。せめて夢の中では死にたさを忘れたい。いい思いをしたい。
・豆苗の水を替える気力が起きない。きのう一日替えていない。もういいか。どうでもいいや。
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