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Buddies Base(呼び名:BB)ができました

We are Buddies の愛梨です。
今日は、Buddies Base(BB)について、書いてみようと思います。書き始めている今この時点では、何を書くかまだ自分でもわかっていません。筆を走らせているうちに、Buddies Baseが何なのか、だんだん見えてくるといいな、って思ってます。(笑)

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「いつオープニングなんですか?!」と聞かれることが増えてきましたが…特に正式なオープニングなどはなく、ぬるっと始まってます。
なにせ、ただの家なので…

場所は、墨田区。押上~曳舟あたりです。スカイツリーの近くです。2階建ての一軒家。こじんまりとした、一軒家。We are Buddies のコーディネーターのかなはが暮らしつつ、私も、半分ここで暮らしたり、働いたりします。バディズのあそび場として使ってもらったり、わたしやかなはとつながりのある子どもが泊まりに来たり?そんな、開かれた家にしていきたい。

松濤ハウス→れもんハウス→BBへ

拠点や、家、暮らしのことを考えるときに、自分の原点は、2021年に書いたこの記事に詰まっていると、いつも思う。代々木駅近くの漫画喫茶で、朝3時に書き上げた2部制のnote記事。

この記事を書き上げた1か月後には、新宿で物件を借りることが決まっていて、その1か月後には、もうれもんハウスでの暮らしが始まっていた。れもんハウスは今もあり、一般社団法人 青草の原のメンバーたちが今も継続してくれていて、活動はどんどんと発展している。We are Buddies 関係者はもうそこには住んでおらず、"We are Buddies の拠点" というよりも、We are Buddies の連携先、また、私も含む We are Buddies のメンバーが個人としてかかわりを持つコミュニティ/場 という位置づけに切り替わっている。

立ち上げたころのれもんハウス。

今はWe are Buddies としての拠点はどこにもなく、今回のBuddies Baseを作った背景は、あのときnote記事に込めたことからあんまり変わっていないと思うので、ぜひ読んでほしい。

記事に出てくる松濤ハウスで、私は、今の自分の活動のほぼすべてにつながる原体験となる時間を過ごした。自分とは異なる世界線にいたはずの誰かと、暮らしを共にする。食べる、眠るなど、生きるために必要な営みを、同じ空間で、共有する。それは、お互いの人生の一部を差し出しあうことであり、お互いの存在が刻まれ合うことでもある。そこに「子ども」という存在がいたのも、とても大事な要素だったように思う。松濤ハウスで感じたそれを、限りなく再現し、"同じ家で長期的に暮らす" 以外の方法で、より多くの人にあのときの "アレ" を味わってもらえるよう仕組みにしたのがバディプログラムであり、自分が迷ったときに立ち返る記憶はいつだって、心や身体に刻まれた、松濤ハウスでの日々の記憶。

子ども留学プロジェクト

上の記事の中で、自分のライフの一部としておそらく一生やり続けるであろうことが「子ども留学プロジェクト」だと思う。記事から、これについての記述だけ、抜粋。

このカルチャーを、住民以外の方々にも開こう!ということで、「子ども留学部屋プロジェクト」というものもやっていた。11LLDKの巨大ハウスにある一部屋を、共感メンバーを募集してみんなで借りて、子どもたちが気軽に泊まりにこれる部屋にした。安心して来れる家出先ってとこかな?

ここにはいろんな生き方をしている大人がいる。この家に、「普通」は、ない。住民も、子どもを子どもとして扱わず、一人間として扱う。誰かが何かをしてくれるわけではない。普通から外れた生き方を選択した大人たちと日常を過ごすことで、息をするように、多様性を感じてもらえるんじゃないか。この場での時間が、社会で、何かのモヤモヤを抱えて生きる世の子どもたちにとって、安心やヒントをもらえる場になるんじゃないか、という思いで、立ち上げた。

高校生、中学生、小学生…いろんな年代の子どもたちが、来てくれた。何かを持ち帰ってくれた。私たちも、たくさんのものをもらった。保護者の方々も、子どもと離れて気づくことがたくさんあったらしい。

子ども留学が発展して、親子留学プロジェクトというものも、走っていた。親子さんが、この家に、泊まりにくる。家で、親子だけで過ごすのがあたりまえの日常の中で、ポンっと、人々との暮らしに飛び込んでみる。これが、子どもにとっても、保護者の方々にとっても、大きな気づきにつながったようだった。

「こういう子育てをしなければいけない」
「こういう生活をせざるをえない」
「誰かに頼ってはいけない」

先入観は、頭でわかっていたって、簡単には取り払えない。でも、身体で体験してしまうと、簡単に選択肢が広がってしまったりするものだ。

松濤ハウスの後に作ったれもんハウスでも、「れもん留学」や「子どもショートステイ(新宿区の仕組みを活用)」として、今もみんなで続けられている。加えて、子ども、親子に限らず、若者や様々な年齢の大人が、れもんハウスでの暮らしを感じるために「留学」に来るようになった。

子ども時代の居場所

昨今、"子どもの居場所" という言葉をよく聞くようになった。それが増えること自体は、悪いことではないし、素晴らしいことだと思う。ただ、家賃の発生する物件を借りて、有給スタッフがいて、そこに補助金がついたりする様子を眺めながら、子どもの居場所の自然な姿って、こういうことなんだっけ?と懐疑的になる自分もいる。自分の子ども時代の放課後の過ごし方を振り返ると、公園や自分らの住むマンションの下を含む道端で遊んでいたり、なにより、友人たちの家をローテーションで巡っていたことが強く記憶に残っている。つまり、一般市民の家々が、自分にとっての居場所だったんだと思う。

時代の変化もあると思う。
当時、友人の家に遊びに行ったときには、友人の "お母さん" が家にいて、かかわってくれていたような気がする。我が家も同じく、母が家にいた。子どもたちを迎え入れやすかったんだと思う。共働き家庭が増えたり、ひとり親家庭も増えたりで、必然的に、平日に家に居て子どもとかかわることができる大人が比較的少なくなっているのは間違いない。

そして、コロナもあって、多くの家が、閉じた。自分の家に、同居する人間以外の人をあげなくなった。誰かの自宅にあがることもなくなった。
心も家も、閉じる方が、安全で、楽ちんかもしれない。だけど、その遮断行為は、困ったときに必要になってくるセーフティーネットとしての "関係性" をも、断絶してしまう。
時代背景やコロナの影響から、日本の家々は、地域やコミュニティから分断され、同居人以外との関係性が希薄になった。

今もこれからも、私は、
家はもっと、住民以外に開かれていていいと、頑なに信じている。

イチ市民としてできること

Buddies Baseを、誰かが運営する子どもの居場所にするつもりはない。
We are Buddies に参加するおとなバディたちは、教育関係者でもなければ、ボランティア経験も、子育て経験もない、という人がほとんど。そういうイチ市民でしかない人にだってできることは無限にあると信じている。私自身も、何の資格もない。だけど、日常の延長でやれること、やっていることは、たくさんあると思う。

"運営" とかじゃなくて、
何の枠組みもなく、私や、この家で暮らす予定のかなはちゃんが、イチ市民として、ただの家で、自分の "余剰" でできることを実践し、それによって私たちも与えられる。その実践のプロセスを開く場として、この場を存在させていきたい

さっそく起きていることたち

場があると、コトが起きる。これは本当に不思議なこと。すでに、私にとっては、大好きな家になっている。

ミーティングをする、かなはちゃん。最近、5個目(?)の所属先(仕事)が増えた、マルチ・ポテンシャライト フリーランス(複数の仕事を行う働き方を実践する人)。
こんな人と子ども時代に出会えていたら、働き方の選択肢も、もっともっと広がっていたかもしれない。

いまBBの近くでやっているWe are Buddies の写真展の準備をしたり。おとなバディの仲間が手伝いにきてくれて、作業しながら、ずーっとおしゃべり。ただ共に居ることで生まれる何かって、本当にたくさんあるよなぁ…

市原のコーディネーターあっちゃんと、おとなバディのしんぺいくん(現在、北海道に在住)が、それぞれ、3日間くらい暮らしにきたり。

足立区のらんたん亭という場をつくる中島さんが、チャリで40分かけてきてくれて、一緒にお昼ご飯を食べたり。

バディズが遊びに来てくれた。
大人だけでなく、小学生たちもこの空間を気に入ってくれる方々が多くて、嬉しい。

この家のスペシャルなところであり、これまでの私の暮らしの実験と大きく異なる部分として、まち自体がとっても面白いということがある。そして、物件の作り自体が、まちに開かれていること。
家自体はそんなに大きくないけれど、徒歩5分圏内に、商店街、公園(いっぱい)、駄菓子屋、銭湯、お惣菜や…いろんな「暮らし」を支える資源がたくさんある。だから、まちが、暮らしのフィールド
このまちを面白がって住み着いたアーティストの方々など、面白い生き方をしている人たちがたくさんいるのも、いい。

れもんハウスや松濤ハウスを含め、これまで住んでいた物件たちは、物件自体が奥まった感じだったり、まちが都会だったりで、地域に開く流れをつくることは難しかった。
だから今回は、まちを家ととらえて、どんどん遊んでいきたい
それが、楽しみ。

とある、自分が長くかかわる小学生姉妹がお泊りにきてくれた。(母はちょっとお休み。)
大好きな大好きな、”子ども留学" だ~
この日は、餃子をつくった。商店街でやきとりを買って、餃子つくって。翌朝は、銭湯の朝風呂に一緒にいって。(人生2度目の銭湯だったみたい!)
道で、下町のおじいさんおばあさんに話しかけられてびっくりしたり。

まちがあそび場だね。はぁ、楽しかった~。

ここでの暮らしの記憶が、心のサンクチュアリ(聖域)になるといい。人生これからいろいろあるけど、この記憶がよりどころの一つになればいい。わたしや、ここで出会った人たちが、頼る先の選択肢になればいい。

一緒にお泊りしてくれた、純奈ちゃん。
バディをやってはいるけど、もうすぐ中学生だし、
小さな子どもとお泊りは初めてだったそうで、「銭湯行くだけでもこんなに大変なんだ」「自分がいかに自由に自分のペースで生きているかを感じた」などなど、いろいろ言葉を残してくれました。
こういうの、本当に大事だよなぁ。

家の近くの公園に、巨大すべりだいがあって、他にも遊具がたくさんあって、
大人も子どもも、この公園から、離れられなくなる。

このまちのどこを歩いていても、スカイツリーがくっきり見える。姉妹のうちの一人が、スカイツリーにほれ込んでしまった。私のカメラで、何度も何度も、スカイツリーの写真をとっていた。帰り際には、「わたしの愛しのスカイツリーから、遠く離れていってしまう…」と、目を潤ませていた。

ここがどんな場になっていくのか、ワクワクしています。

みなさんに協力してほしいこと ←これ本当に重要!!

イチ市民が、暮らしの延長で…
と言いながらも、
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オープンさとクローズさのせめぎ合いの中で、住所は非公開、初めましての方に来ていただくのは現時点では難しいと思っていますが、
事務局メンバーと直接つながりがある方、活動に参加されている方などは、
ぜひ、連絡をください!

それ以外の方についても、
ここでの暮らしを発信していきますので、We are Buddies のSNSをチェックしていただけたらと思います!

11月3日までは、BBの近くの長屋で、活動写真展をやっています。こちらもぜひお越しください~

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書いてみたら、やっぱり、すこしだけBBのことがわかってきました。(笑)

これからも、
BB(Buddies Base)とWe are Buddies を、どうぞよろしくお願いします。

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