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wearbo2020年の振り返り

今回はwearboプロジェクトの1年間の振り返りをしたいと思います.私たちは「全てを身に着けてどこまでも手ぶらへ」というコンセプトをもとに,服として着られるウェアラブル文字入力デバイスを製作しています.プロダクトの詳しい概要はwebサイトをご覧ください.

1月-3月

2019年の12月に開催された日本最大級のハードウェアコンテストGUGENで入賞したことがきっかけで,渋谷パルコ内のBOOSTER STUDIO BY CAMPFIREにプロダクトを展示させていただきました.これがきっかけでアパレル企業の方から声をかけていただき,より自分たちのプロダクトをブラッシュアップできました.

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また,GUGENの時に声をかけていただけたことでDMM.make AKIBAの方にスカラシップ(現スタートラインプログラム)を紹介していただき,無事採択していただきました.

2019年9月に開催されたTodai To Texas(TTT)という大学のプログラムでDemo Day Awardを受賞したことから,2020年3月にアメリカのテキサスで行われるSXSWに出展予定でしたが,新型コ口ナウイルスの影響で中止になってしまいました.今後もプロジェクトをさらに進めるために未踏IT人材発掘・育成事業に応募することを決めました.

4月-6月

審査を経て無事に未踏に採択されました .未踏事業は "ITを駆使してイノベーションを創出することのできる独創的なアイディアと技術を有するとともに、これらを活用する優れた能力を持つ、突出した人材を発掘・育成すること"を目的として2000年度から始まった事業です。過去に採択されたクリエータは起業・アカデミア・企業など様々な分野で活躍しています。

また,TTTの担当者さんからの紹介でBSテレ東で月~金曜日の夜10時放送の「日経プラス10」でプロダクトを紹介させていただきました.

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他にも,TTTのスポンサーをしているLINK-Jさまのイベントに登壇しました.これを聴講していたことがきっかけで企業の方から声をかけていただけるようになりました.(イベントの概要)

7月-9月

8月には株式会社ウフルと土田哲哉さんが開催した"導電布 + ノンコーディングIoTの勉強会 Vol.2"にゲストとして招待いただき,このプロジェクトについて話させていただきました.私たち以外にも導電布を使ったプロジェクトの話を聞くことができ,大変刺激になりました.

これまではホールガーメント横編機を用いて導電糸を編み込んだ入力面を製作していましたが,DMM.make AKIBAにあるデジタル刺繍ミシンを使って刺繍での製作にチャレンジしてみました.刺繍だとホールガーメントに比べて触り心地は落ちますが,既存の服に入力面をつけることや配線部分も導電糸で作ることができるようになりました.

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10月-12月

2021年2月に行われる未踏の成果報告会に向けて全力で開発中です.現在webで掲載されているものからかなり進化したwearboをご期待ください!!