マーケット一言:中東情勢緊迫により反落、中小型株いいところ無し、指数を少し買うところ

公開日時:2024年10月2日17時23分

イランがミサイルでイスラエルを直接攻撃するなど中東情勢が緊迫し、日経平均-2.2%、TOPIX-1.4%、グロース250指数-3.2%と反落しました。

米株時間から株はグローバルに弱かったのですが、日本時間でイスラエルが報復を示唆して更にリスクが増した分だけ、日本株の下げは米株よりも大きなものになりました。

昨日まで強すぎたとはいえ、朝方は強かった防衛関連銘柄が三菱重工-3.2%、IHI-3.9%などと下がり、米半導体株の弱さを引き継いでレーザーテック-4.8%、ディスコ-5.0%、東京エレクトロン-3.7%と下がると、個別銘柄に手を出したい雰囲気にはならなかったですね。

原油高をはやしてINPEX+4.4%や三井物産+1.1%といったコモディティ銘柄が上がり、鉄鋼株、海運株などの市況関連も強かったですが、持続性に疑問ありなので、こちらも買いたい感じにはなれませんでした。

中小型株は、リスクオフとなると大きく売られてしまいますので、指数よりも更に大きく下げている銘柄が目立ち、いいところが全く無かったです。
そろそろ買ってもいいかなというところまで下げている銘柄もありますが、もう少し様子をみたいところです。

個別銘柄でプレーするよりは、指数でプレーした方が勝率が高そうなマーケットになっています。

日経平均はまた37,800円近辺というメドまで下がってきて(大引け37,808.76円)、再度仕切り直しというところで、いいレベルではあります。

原油高は一時的なものだと言われており、中東戦争に発展さえしなければ株の戻りは早いはずです。
慎重にプレーしなければなりませんが、少しだけ指数の買い持ちをしておきたいところです。

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/20519/

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