マーケット一言:大幅安だが、石破ショックではなく高市トレードのアンワインドというだけのレベル、選挙は買い

公開日時:2024年9月30日21時39分

石破自民党新総裁誕生を受けて、本日の日本株は日経平均-4.8%、TOPIX-3.5%、グロース250指数-3.4%と大幅下落となりました。

石破さんの政策は日本株に対してネガティブなものが多いので、自然な反応と言えばそうです。

ただ、先週金曜日にコメントしましたが、37,800円くらいまでの下げ(今日の引け37,919.55円)であれば、やり過ぎた高市トレードがアンワインドされて下がっただけという説明がつきますので、別に石破ショックという訳ではありません。
上げた理由が無くなったのでその分下がっただけのレベルです。

では、これから石破さんの政策を織り込む形で更に株価が下がるのかというと、そうではないと考えています。

総裁選前後の石破さんのコメントをみますと、本来彼が志向する政策に沿わないものが散見されます。
最後のチャンスでどうしても自民党総裁になりたかった石破さんは、岸田さんと菅さんの力を借りたため、どうしてもそちらに配慮せざるを得ないのでしょう。

しかしなんであれそうしたことで石破さんの政策が薄まるのであれば、それは日本株にポジティブです。

いつか反動が来るかもしれませんが、とりあえず腹を括ってなりふり構わず総裁になったわけですから、衆院選で勝つためにはどんなことでもする覚悟があるでしょう。
となれば、少なくとも衆院選が終わるまでは、素直に選挙は株買いで臨めばいいでしょう。

中国株は今日も大幅高で、アジアでリスクオンは続いています。

ホントはもっと下がってくれて安いところを買いたいところだったのですが、今の状況的には基本買いで攻めていく局面です。

買いが非常に魅力があるというほどの下げ幅ではなかったということ、今週は重要な米経済指標が相次ぐということから、ガッツリ買うという感じではないのでサイズ感にご注意です。

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/20507/

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