大家業を通して感じたあれこれ②―今も気になる入居者Aさんー
我が家は大家として自主管理をしているため比較的入居者との接点が多い。そんな中今どのようにして生きているだろうか、もうこの世にいないかもしれないと思い出す人がAさんだ。
Aさんは男性で30代くらいだった。家賃の滞納が3か月続いてしまい、退去の勧告の対象となった。電話に出ることもなくなったため管理会社の方がたびたび訪問してくれた。初めのうちは居留守を使っていたようでもあったが、そのうち電気メーターも止まり住んでいる気配がしなくなった。若い人なので部屋の中で亡くなる可能性は低いと