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カトマンズ5日目

割引あり

ナガルコットへ。ヒッピーの聖地、カトマンズ。なんだかここに自分はずっといることになるのではないかというくらい、人をある意味ではダメにするところのような気がする。ギリギリ自分を社会と繋いでいることは日本での仕事が残っていることで、これがなかったら貯金が尽きるまでここにいてしまいそうだ。なんだろう。そういう時間の流れを許している。受け入れている。多分、山が好きなヒッピーはカトマンズにきて、海が好きなヒッピーはゴアに、砂が好きな人はカブールに行ったのだろう。

カトマンズの町周辺にしかいなかったので少し遠出だ。車で1時間、ヒマラヤから登る朝日を見るためだ。7000NRPを何人で行っても同じ額だ。でも同部屋の人を誘っても予定があるとのことで見つからずに1人でいくこと。朝3時30分。前日は起きれるかどうか心配だったが、そんなこと杞憂だった。ドイツ人の少年と少女が帰ってきて部屋で話し始めたので目が覚めた。20±2歳くらいだろう。2人は元々知り合いではなく、このホステルで出会ったようだ。同じ言語を話すもの通し。声が、なんと言っているかは分からないけど、聞こえていた声が聞こえなくなった。一体この時間までどこで何をしていたのだろう。トランプだろうか。

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