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【幼少の道徳的教育の重要性】

今、プロジェクトで"幸福の教科書"と言えるような1000ページ超の本をみんなで学ぶという活動を隔週で行っています。

昨日も2時間ミーティングがあったのですが、その中で自分に刺さったのが「ユーダイモニア」について。

「三つ子の魂百まで」と言いますが、幼少の頃に両親の背中から徳性を覚えることがユーダイモニアの追及につながるー

そのリサーチ結果を見て、アリストテレスのニコマコス倫理学を思い出しました。今日はその部分をシェアします。

第二巻 人柄の徳の総論 第三章より
「身体的快楽を慎み、かつ慎むことそのことに喜びを感じる人が節制の人であり、慎むことなどいやだと苦痛に感じる人は放埓な人である。恐ろしい事にも踏みとどまり、かつそのことを喜ぶか、あるいは少なくともそのことをいやだと感じないような人が勇気ある人であり、踏みとどまる事はいやだと苦痛に感じる人は、臆病な人である。・・・我々は快楽のゆえに劣悪な事を為し、また苦痛ゆえに立派な事を敬遠するのである。プラトンが主張する通り、人はごく若い頃から早々に喜ぶべきことを喜び、苦痛を感ずべきものに苦痛を感じるよう、なんとか導かれてゆかねばならない。なぜなら、正しい教育とはこのこと以外のなにものでもないからである。」

美徳を追求する行為さえも、私たちはそれが快いから行う。
アリストテレス、深いな、と思います。

(Kindle Unlimitedで無料で読めるので、これお勧めです)
www.amazon.co.jp/dp/B07QPWG78L

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