【松本コーチが回答!GKお悩み相談】利き手を骨折した時のリハビリメニューとは? 他
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【松本コーチが回答!GKお悩み相談】利き手を骨折した時のリハビリメニューとは? 他

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大宮アルディージャ・松本拓也GKコーチが小・中学生のゴールキーパーの悩みや質問に回答する無料イベントが、12月27日に開催されました。

本記事では、イベント内のQ&Aの一部を編集して掲載いたします。

質問者:Hさん/小学6年生のお悩み

この間、利き腕の右手を骨折してしまって……その間のリハビリメニューや、どういうことをすればいいか教えてもらえますか?

松本拓也(以下、松本) 今まで自分が指導にかかわってきた選手の例で言うと、中村航輔選手は中学生の頃に右手を骨折してしまったことがあって、そのときに箸を左手で持ってご飯を食べたり、字を書いたりして、利き腕とは逆の手を使って生活していました。

僕は左利きなので、逆の右手でも左手と同じようなことができるように心がけていた時期もあります。GKはボールを手で扱うポジションなので、利き手と逆の手も積極的に使えるようにできたらいいんじゃないかなと思います。

あとは、手をケガしているのであれば、その間は足元の技術の練習をするのがいいですね。ケガ明け後はいつからサッカーをしていいと言われましたか?

Hさん あと2週間後くらいです。ただ、骨折が治るのはまだ分からないです。

松本 現代のGKは手を使うことも大事なのですけど、例えばマンチェスター・シティのエデルソン選手の特徴は、シュートを止める能力はもちろん、キックで正確に味方へパスをつけることもできるし、遠くへのフィードキックも抜群にうまい。

GKの足元の技術もすごく大事になってきているので、GKであっても、フィールドプレーヤーの練習にどんどん参加することも大事だと思います。僕は柏レイソルの中学生、高校生の選手を8年間指導していたことがありますけど、GKの選手が手をケガしたときにフィールドの練習に参加して、センターバックで試合に出ることもありました。プロになるGKの中にはセンターバックをやっても上手な選手もいて、フィールドプレーヤーとして出てもそこまで“穴”にならない、周りの足を引っ張らないくらい上手な選手もいるぐらいです。

今、味方のフィールドプレーヤーと同じくらいのキック技術を磨くことも大事だと思います。ちなみに、左手は今も生活のなかで使っていたりしますか?

Hさん はい、冬休みの宿題とかも左手でやっています。

松本 いいですね!話を聞く前から(自分で考えて)できていることがすごい。よく考えていないとそういうことはできないですから素晴らしいと思います!

Hさん ありがとうございます!

質問者:Sさん/小学5年生の質問

GK歴は3年です。自分は身長があまり大きくなくて、高いボールが苦手で失点することもあります。こういうときにどういう練習をしたらいいですか? 

松本 まずハイボールに関しては、小学生は体の成長が早い人、遅い人とその度合いがそれぞれ違うので、今は大きい選手が届くようなボールに対して、自分も届くようにと努力する必要はそこまでないのかなと思っています。

ただ、最近のホットな活躍で言うと、フィギュアスケートの羽生結弦選手が4回転ジャンプを決めたじゃないですか。もしかしたら、羽生選手は他の人よりも筋力はそこまでないのかもしれないですけど、ジャンプするタイミングや体をひねるタイミングというのは人並み以上に優れていると思いますし、そこはすごく参考になる部分だと思います。

GKも自分がジャンプしたときに筋力のことはまず気にしないで、跳んだ後になにかをすることが上手になっていくほうが僕は大事なんじゃないかと思います。その意味で、走り高跳びなどを取り入れたりするのも面白いですよね。

大事なことは、体の使い方です。上半身と下半身。これも柏レイソル時代の指導の話ですが、バスケットボールでジャンプしてから(バスケットボールの)ゴールにボールをトスするとか、上半身と下半身をジャンプさせて、その後に腕を使うといった、連動した動きをかなりやっていました。

高く跳べない人、滞空時間が長くない人の特徴として、ジャンプしたときにすぐ上半身でなにか動作をしてしまうということがあります。これでは体が空中に残る時間が短くなってしまうので、先ほど話した走り高跳びで言うと、ジャンプしてから、最後に腕をうまく使ったりするところの連動性を意識することが大事です。

ジャンプしてからなにかをする、ジャンプした後に腕を使う動作が関係しているので、ボールや腕を使った違うスポーツ競技でタイミングを計る練習をするのも一つの方法です。ぜひバスケットボールやバレーボールなどジャンプのタイミングが大切な競技にチャレンジすれば、身につくものも多いのかなと思います。

Sさん 空間認知というのはどんな練習で身につけることができますか?

松本 よくGKのハイボール処理では空間認知が大切と言われますが、僕はずっと野球をやっていたので、遠くから来たフライのボールに足を運んでキャッチする動きが身についていました。空間認知に有効なトレーニングとしては、テニスボールを上に上げて真下でボールをキャッチするとか、自分の左ナナメ前あたりの場所から1〜6箇所マーカーを置いておき、投げられたボールがどこの落下地点でキャッチできるかを早めに伝えてから、その場所に行ってキャッチするというメニューもいいと思います。

最初はアンダーハンドでボールをキャッチするような形でも構わないので、投げられたボールを、自分の周りに6箇所あれば6箇所の番号を言ってボールをキャッチするなど、早めにどこにボールが落ちてくるかを見極めてキャッチする練習を行うと、空間認知も身につくんじゃないかなと思います。

ジャンプするタイミングと、キャッチする位置。これを組み合わせて、今お話したようなメニューなどで鍛えてもらえたらと思います。

Sさん 身長を伸ばすために食べたほうがいいものはありますか?

松本 まずはカルシウムですね。飲み物で言えば牛乳を飲むこと。よく言われていたのは「牛乳を噛んで飲みなさい」と。それは牛乳の中にある細胞を噛み砕いて小さくすることによって吸収するものが多くなると聞いたことがありますから、牛乳などカルシウムが含まれているものをよく摂ること。

あとは、ひじきもカルシウムが豊富なのでたくさん食べるといいですね。それから、これは大宮アルディージャの南雄太選手が、昔からアンケートの特技欄に「昼寝」と書いていますけど、よく寝ることは大事です。子どもは睡眠を取れば取るほどホルモンがよく分泌されると言われていますから、体の成長を手助けしますから、背を伸ばすためによく寝ることも大事なことの一つだと思います。



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