新テーマ「蕾禍(ライカ)」が電子光虫にとって革命的である3つの理由(展開例つき)
こんにちは。ワダツミです。
2024年1月27日(土)発売予定の新パック「LEGACY OF DESTRUCTION」にて収録される新テーマ「蕾禍(ライカ)」が発表されました。
既に各地で話題となっている新テーマですが、なんとあの「電子光虫(デジタル・バグ)」とも相性のよいことが分かっています。
この記事ではなぜ「蕾禍」が「電子光虫」にとって革命的なのか、また実際に電子光虫を使用した展開例について紹介していくので、ぜひ最後までお付き合いください。
電子光虫の詳細については過去にガチまとめ様で執筆した記事(https://gachi-matome.com/p-yg-1twc-30/)もあるので(かなり古い内容になりますが)そちらも合わせてご覧ください。
「蕾禍」の大まかな特徴
●昆虫族/植物族/爬虫類族の複合テーマ
(この記事内ではこれら種族をまとめて「三種族」とします)
「蕾禍」の効果発動後は三種族しか展開できなくなりますが、これら三種族を自然に混ぜられることで今までにない構築が可能となっています。
名称縛りはないため既存の三種族中心テーマとも相性がよく、これらテーマへの出張枠としても十分活用できるでしょう。
●Lモンスターは場の「三種族」をコストに墓地から戻る蘇生効果持ち
コストは少し重いもののほとんど制約なしで蘇生できるため非常に優秀です。
革命その①「既に蕾禍の中に電子光虫がいる」
これまで私は新しく出るレベル3昆虫族を指して『これは実質「電子光虫」』とし、直接強化されない現実から目を背けてきました。が、この度「光属性・レベル3・昆虫族」がレジストライダー以来3年ぶりに新規収録されることが判明しています。
①効果で自身を特殊召喚でき②効果で昆虫族の展開力を上げられる優秀なカードであるため、電子光虫の初動リンク展開に大きく貢献してくれるカードです。
このカードを直接デッキからサーチできる《電子光虫-センチビット》や《電子光虫-LEDバグ》はその強みが増えたと言えるでしょう。
革命その②「初動から確定でフリーチェーン除去を構えられるようになった」
これまで昆虫族展開から除去を扱えるモンスターは《アティプスの蟲惑魔》がいました。
しかし通常罠が墓地にないと除去効果は使えないため手札の引きに依存してしまうこと、また相手ターンには使えず妨害として機能しないため特に先攻では出番のないカードでした。
今回「蕾禍」から昆虫族展開によって除去妨害を確保できるカードが登場しています。
前述の《蕾禍ノ御拝神主》から《蕾禍ノ大輪首狩舞》をサーチすることで確定で除去妨害が構えられるようになりました。
場が昆虫族のみだと1枚しか破壊できませんが、フリーチェーンで魔法・罠にも触れるので妨害としての質は悪くありません。
また昆虫族リンク5として新たに《蕾禍ノ大王鬼牙》が追加されました。
こちらもデッキからの縛りがあるものの相手の展開に除去で妨害できるため優秀な一枚です。
革命その③「電子光虫のみでも大量の先攻妨害が構えられるようになった」
これまでの電子光虫先攻妨害では手札3枚から2~3妨害を構えることが精いっぱいでした。
展開例(先攻)
最終盤面(手札誘発含む4妨害確定+1ドローetc.)
・必要札
センチビットを寝かせる虫(レジストライダーorスイミンミン)+センチビット+任意の手札1枚
《電子光虫センチビット》NS、《電子光虫レジストライダー》or《夢蝉スイミンミン》効果で自身をSSしセンチビットを守備表示に変更。
センチビット効果、デッキから《蕾禍ノ矢筈天牛》をSS、矢筈天牛+任意の昆虫1体で《蕾禍ノ武者髑髏》をLS、L素材にした矢筈天牛の効果で墓地の昆虫をSS。
途中盤面
武者髑髏、センチビット、レジライorスイミンミン
武者髑髏効果で墓地の矢筈天牛をSS、矢筈天牛+任意の昆虫1体で《甲虫装機ピコファレーナ》をLS、ピコファ効果で手札を1枚捨て任意の昆虫1体にデッキから《共振虫》を装備。
武者髑髏+共振虫を装備した昆虫1体で《蕾禍ノ大拝神主》をLS、墓地に送られた《共振虫》効果でデッキから《騎甲虫スティンギー・ランス》(1枚目)をサーチ、墓地の武者髑髏効果で場の昆虫1体(「蕾禍」、ピコファ以外)をデッキに戻し自身をSS。
途中盤面
武者髑髏、ピコファレーナ、任意の昆虫
大拝神主効果で墓地の《共振虫》とランスを除外し《蕾禍大輪首狩舞》をサーチ、《共振虫》効果でデッキから《ゴキポール》を墓地へ送り《ゴキポール》効果で《ガード・マンティス》をサーチ。マンティス効果で1000LP払い自身を手札からSS、大拝神主+マンティスで《大騎甲虫インヴィンシブル・アトラス》をLS。
途中盤面
インヴィンシブル・アトラス、ピコファレーナ、武者髑髏
ピコファ効果で墓地のセンチビット、レジライorスイミンミン、マンティスをデッキに戻し1ドロー、アトラス効果でピコファをリリースしデッキから《騎甲虫スティンギー・ランス》(2枚目)をSS、ランス効果でデッキから《騎甲虫隊空殺舞隊》をサーチ、墓地の大拝神主効果で場のランスをデッキに戻し自身をSS、大拝神主+ピコファで《蕾禍ノ大王鬼牙》をLS。
最終盤面(手札誘発含む4妨害確定+1ドローetc.)
《蕾禍ノ大王鬼牙》(相手がデッキ・EXからSSしたときモンスター2枚破壊)
+《大騎甲虫インヴィンシブル・アトラス》(耐性持ち3000、次のターンの展開リソース)
+《蕾禍ノ武者髑髏》(首狩舞の除去に貢献、次のターンのリソース確保)
+《蕾禍ノ大輪首狩舞》(フリーチェーンで2枚破壊)
+《騎甲虫隊空殺舞隊》(モンスター効果無効のカウンター罠)
+(手札誘発)《騎甲虫スティンギー・ランス》(墓地メタ、次のターンのリソース確保)
+ピコファレーナの1ドロー
※
必要札は2枚とも気軽にサーチできないため重めですが、カジュアルとしては強力な先攻展開を手に入れたと言えるでしょう。
おわりに
今回は「蕾禍」によって電子光虫にどのような革命が起きたかを紹介しました。
昆虫族をはじめ植物族や爬虫類族を取り込めるようになった分研究は大変ですが、電子光虫にとってこれまで以上に可能性が広がる良い強化になるでしょうね。
今後はセンチビットを使用しない先攻展開や昆虫族以外を絡めた場合の展開も考えていきたいです。
ではまた。
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