【人狼】平白甲黒
こんばんは、ヲボロです。今回は対面GMの所作について。
夜の時間に使う白黒の手話の1提案です。
◆平白甲黒
では早速 内容から。
題に掲げてるので既に解るかと思いますが、「手の平 白、手の甲 黒」を使います。
霊や占に掌を翳して白、拳を突き出せして黒 と伝えます。
◆なんでこれ?
①多霊に伴い
私が普段から使ってる建材の1つに多霊編成があります。今 登り調子の流行です。
この編成では霊同士は顔合わせがないため目を開けて夜に起きることはありません。
ですので霊達を寝かせたまま白黒を伝えるのですが、その際に使うのが平白甲黒です。霊達には寝たまま手を出してもらい、その手の平を突付いて白、手の甲を突付いて黒 と伝えます。
これにより対面村の多霊は円滑な処理ができます。
この多霊で使う「手の平 白、手の甲 黒」の様式に占も則ることができます。
つまり仕様統一です。綺麗でしょう?
今後 世間で多霊が流行る見込みなので、これに備えて揃える試みです。
②昼に使いにくくした
PLが昼に占報告 霊報告をする際には、基本的にはGMが使う手話をそのまま使うのが一般的……まぁ素直な所作ですよね。
その際にGMの白黒を真似できない真似しにくいものであればどうでしょう。例えば白黒札で白黒を表すGMであれば、PLはこれを手話での再現はできません。
この場合、偽占が誤った手話で疑われたり破綻がありません。真占には決まった手話がなく、誤った手話の概念がそもそもないからです。
悪い例えで、ある文化の「上 黒、下 白」は上下混乱して偽占が黒のつもりで白を出し、発声と手話が食い違うなんてこともありえます。
もっと言えば違う文化圏の手話を使おうものなら「夜に見た手話はそれじゃないでしょ」と疑いがかかり兼ねません。
つまりGMの手話を昼 PLに使われなければ良いのです。
この観点から「手の平 白、手の甲 黒」は昼の占報告での利便性をわざと下げています。
手の平や手の甲を占ったPL宛に突き出す所作は占先の方向がやや判りにくくなっています。つまり視認性が悪く一斉報告に使うには向いてません。(「上 黒、下 白」や「獣 黒、V 白」等は手話の指す向きで占先を示します)
よって昼の占報告には各々の手話を用います。それこそ各位の自文化圏の手話を使います。
と、まぁ言いますが、GMの用いる「手の平 白、手の甲 黒」がある以上は、それを使っても報告の所作は成り立ちます。
なので次の③と併せて破綻対策とします。
③口頭が楽
「手の平 白、手の甲 黒」は夜間の告知に このまま口頭で使えます。
実際に見ている真占に伝えるのも大事ですが、他PL……特に偽占に手話の仕様を直に見せずとも伝えられるため、簡潔な伝達として使えます。
これは先程の親指を立てる「上 黒、下 白」から着想を得ています。これも口頭での簡潔に表せます。
②③と合わせて偽が昼に誤った手話と疑われる導線を減らしています。
◆比較
他の白黒表現と比較してみましょう。実際によく使われてるものや、これまで私が思い付いたものを列挙します。
・上 黒、下 白
何度か言及がありました形です。主にBBS東京村で使われており、私の古巣でもあります。
昨今は新しい文化圏に圧されて この表現は下火で、特に後述の手話の文化圏のPLと同村が被ると混乱が激しくなります。
又、口頭による「上 黒、下 白」は簡潔ではありますが上下が直感で間違いやすく これ単一で混乱を招きます。
(尚、私にとっては古巣なので寧ろ親指立てながら「白」と言われると混乱する時期もありました。たぶん昨今の大多数は逆色の感覚と思います)
・獣 黒、人差し指&中指/人差し指&親指白
前者は主に人狼カードセット『会話型心理ゲーム JIN-ROH』や株式会社人狼、後者は主に人狼HOUSEで採用されてます。特に人狼HOUSEは昼のPL手話として統一規格を推奨しています。
ピストルは「上 黒、下 白」との被りもそうですが、これは白が人差し指&中指と人差し指&親指とどちらもあって、そのいずれも「Vの字」と説明されることがあります。形は違うのに。
つまり夜間 口頭で「獣 黒、Vの字 白」と告知しても偽からしたら白の手話が一意に定まりません。
正直 統一してほしいですが、どちらも存在してしまってるので、もう混線はしています。
又、獣の形は本来は「狐」なので正直 私は好きになれません。まぁこれは慣れと好みの問題。
まぁ世界観を重視したら「獣」を採用するのも解るのですが……機能性を疎かにするもんじゃない。
・W黒、V白
主に人狼ROOMで採用されています。
「Wolf黒、Vill白」ということですね。表現は判りやすい。これは良い。
しかしこれ黒報告に両手を使います。なので昼の占報告に向いてません。し、夜のGMの所作でも手間です。まぁ机を用意してる人狼ROOMではGMの立ち位置が村の端で(GMが向き直る必要はないため)この不便は特に問題になりませんが。
と、これは余談ですが、Wが両手でも片手3本指でも、Vがピースでもピストルでも、たぶんどの組み合わせでも混線すると思います。
・白黒札
これは便利ですね。手話の概念を取っ払ってるので手話の正誤 及び それから生まれる信疑がありません。
欠点は強いて言えばGMが小道具を用意する手間が入ります。まぁGMを望んでるなら小道具はあって然りです。
最近の人狼HOUSEはこれを採用しています。
・毎日 違う手話
これは私が思案したことがある没案。
毎晩、占に対して「白ならこれ」と言って乱雑な手話を見せる。そして「それ以外なら黒」と言って黒の場合には別の乱雑な手話に変えて見せる。白なら無論そのまま変えない。
これは小道具を用いずに一様な手話を設けない構想から生まれた1案。
これにより一意の手話がないため、偽はどんな形で臨んでも破綻はしない……が毎晩 手話を考え出さないといけない上に その形には「GMのメタ」が乗ります。これが悪い。
簡単な例を挙げると、「その手話はあのGMはしない」と思われれば疑われる。正否は問わない。それが大変 宜しくない。
という訳で没案。
・手の平 白、手の甲 黒
さて戻ってきて今回の主題。
これの機能性はいかほどか、比較してみましょう。
先ず、ピースやピストルのような混線はありません。この時点でピース/ピストル採用の手話よりは良いでしょう。
小道具は不要です。なので手軽。
毎晩 形が違うこともないし口頭の表現があるので偽にも優しい。
更に両手を使わない。GMとしては ここは大きな点です。片手が空くということは諸手で別々のことができます。手速いな処理を求めるなら片手は必須。
◆総括
私的な推奨としては白黒札か平白甲黒です。特に多霊編成下では仕様統一が望ましいので後者を推します。
白黒札は丁寧ですし、GM然とするならばドレスコードみたいなものでしょう。商業人狼では私は白黒札を推します。
基本的にピース/ピストルを採用している手話は混乱の元です。外界と交じることがあるならピース/ピストルによる白黒は控えた方が良いと思います。
流行れ多霊、流行れ平白甲黒。規格統一するなら これは私の一推しだ。
では良い人狼生活を。
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