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起結が良ければそれで良し。


 皆さん、こんにちは。タイトルを「起結の刃」にしようかどうしようか悩みました。木賃ふくよし(芸名)です。
 物語は起承転結で語られると言いますが、果たして、そうでしょうか。

 ワタクシは割とミステリが好きなのですが、ミステリこそ基本の起承転結が守られやすいジャンルのひとつです。


 事件が起きるーー起。
 調査するーー承。
 助手が犯人を間違うーー転。
 真犯人が捕まるーー結。


 漫画家の某島本和彦氏が、作中で「どんな天才でも1回はつまらない話を書く。しかし、真の天才は、その1回を最終回に持ってくる」と言ってて、笑ってしまいました。

 そう。連載漫画なんかだと、その理論は正しい。
 何故なら、最初の1話を筆頭に、つまらなければ次を読んでもらえないからである。

 しかし、物語において結末がつまらないのは致命的。
 連載中ならいいが、完結した作品
などにおいては、


 終わり良ければ全て良し、なのである。


 つまり、真逆。わかりやすい話、アレだ。


 高かったけど、美味かった店と、

 美味かったけど、高かった店。


 だと、意味が全然違ってくる。前者はポジティブな意味だが、後者はネガティブな意味になるのだ。
 これは色んなコトに言えて、特に人物評には気を付けなければならない。

 とってもいい人なんだけど、、、

 悪い人じゃないんだけれど、、、

 友達としては良い人だけど、、、という

 「けど」が重要なのである。


 車の運転さえしなければ、パチンコさえしなければ、酒さえ飲まなければ、なんてつく時点で基本的にその物件はアウトなのだと肝に銘じていただきたい。

 そう。本当に言いたいのは、「けど」の後だ。本人に自覚があるのかどうかはわからないが、ない場合でも「けど」の後が本音。
 多くの人は本音を率直に言ってしまう事にたじろぐ。だから、本音をオブラートで丁寧に包む。

 優しいし、頼もしいし、
 良い人だけど、ときめかない。

 これは、恋愛対象に見ているかどうかの本音を、優しいおためごかしで飾っているだけなのだ。相手への気遣いや、話し相手への当たりの柔らかさ、自分の保身などが前半。ときめかない=恋愛対象に入らないって本音が後半なのである。

 つまり、起と結は必需という事になるのだ。


 ちなみに、ワタクシはあまり、好んでアニメを観ないのだが、このところ、色々あってアニメ作品を比較的多く観ている。
 そこで、いくつかの作品を観て、ちょっとした法則に気付いたのである。

 ずばり、

 1話と2話と
 11話と12話だけ
 観ればイイんじゃね?


 という説である。

 無論、近年の1期12話の構成に限るし、漫画などの原作を持たないことが前提になるが、だいたい、


 最初の2話と、最後の2話だけ
 観ればイイんじゃね?


 という事なのである。
 1話でだいたい、世界観の説明が入る。2話で、主人公達が何を最終目標とするのかがわかる。
 最終回と最終回手前を前後編のような形で繋いで盛り上げて終わる。


 だいたい、
 真ん中には
 特に何もない。


 どんでん返しやクライマックスは11話、12話に持ってくる事が多く、要するに、起転結はこの4話に集約され、残る8話が不要に思うケースが多い。

 だってさあ、

 4、5人はいるメインキャラクタの掘り下げ回や過去話をやるだけで、本編のストーリーにはほぼ関わってこないんだもん。
 しかも、過去回ならまだいい。

 とりあえず水着回で1回。
 とりあえず温泉回で1回。
 とりあえず日常回で1回。


 運が良ければ、主人公らが大きく成長する話が入ったりもするが、それさえも話としてはさほど重要ではないケースがしばしば。
 だいたいこれで12話が埋まってしまうのである。

 無論、このパターンばかりではない。1回毎に物語の核心に迫っていく物語もあるにはある。しかし、大半が最初の最後の2話ずつ4話観れば事足りる、と感じてしまうのだ。

 いや、そーゆー見方は嫌いなので、結局全部観ますけどね?

 正直、可愛い女の子を4~5人ほど出しとけば、どうせどれか1人ぐらいはお気に入りが出来てファンになる、という打算が見える気がする。
 特に物語上必要じゃないキャラクタも多かったりするし。うん。

 で。なんでこの4話さえ観ればOkな構成になりがちなのかを考えてみた。

 おそらくは、途中から見た人が追い付けるように構成されているのではないか、という事である。以前、全然読んでいなかった週刊漫画誌を手に取った時、そのほとんどがバトルの最中だったり続き物の途中だったりして、1話完結のギャグ漫画を除き、

 話がわかりにくいから読み飛ばす。


 という結果になった事がある。要するにこれを避けるための構成なのではないか、という事だ。
 かつては1年50話サイクルの作品が殆どだったが、近年は25話どころか、12話構成の作品も多い。

 飽きっぽい時代に合わせたり、予算を動かしやすかったりするのだとは思うが、正直、間延びするよりは、濃厚な6話構成にした方が面白い作品が作れるのではないかと思った次第である。


 ってな話を人にしてたら、


 「円盤の売上が、累計〇〇万枚突破!!」が出来ない。

 「6話だと、たくさん女の子が出せない」

 「水着回、お風呂回、日常回は必要!」

 「円盤で消える謎の光は重要!!」



 などの意見が続々と出てきて、


 (´・Д・)」 やっぱアニメはワタクシの性に合わないのかも知れない。


 という理由が明確になったので、それはそれで勉強になった。うん。



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 なお、この先にはそれに該当するアニメ作品のタイトルとかは書かれてません! 書かれてませんから!


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。