見出し画像

本当に怖いのは家庭の医学‬

‪ 皆さん、こんにちは。一瞬だけだけど、医療関係で働いた事がある木賃ふくよし(芸名)です。‬
‪ ワタクシはこの20年、まともに病院に行った事がないのですが。ええ。ないんです。‬

‪ だって、‬

‪ 儲からない自営業‬
‪ なんかやってたら‬
‪ 今すぐ入院だ!とか‬
‪ 言われても、‬
‪ 金も時間もないし、‬
‪ 収入もなくなるのに、‬
‪ 支払いだけは‬
‪ なくならないんだから!!


‪ ええ。体温さえ計ってません。もし、39度とかあったら、それ見た瞬間に動けなくなるじゃないですか。‬そしたら働けないでしょう?
‪ だから、そういう意味では、病院にはとんと縁がありません。‬

‪ しかし、何故かお医者さんには知り合いが多く、お陰様で医療関係の阿呆なデマに流される事はほぼありません。あくまで、ほぼ、ですが。‬

‪ まあ、何て言うか、プロが間違わない訳ではない事は、自分がワイン関係の仕事をしていて、よく知ってるつもりではある。‬
‪ そう。プロだって間違う。そんなモンだ。ワタクシだって多くの間違いを指摘されてきた。‬

‪ 確かに、素人さんの意見にハッとさせられる事もある。
‪ だがしかし、素人さんの意見は根本的なところで、‬


‪ (´・Д・)」 それ、違います。‬


‪ って話が多いのである。てか、大半がそれ。デマだったり、噂だったり、微妙にズレてたり、間違ってないけど極めて一面的だったり、例外中の例外だったり、そーゆー話がほとんどなのである。‬

‪ で。ワインの知識が間違っていようと、それが命に関わることは、ほぼない。‬

‪ しかし、医療はそうもいかない。直接命に関わるからだ。‬

‪ だがTVやネットは病気や健康に関するあやふやな情報だらけ。医薬品より、医薬外品よりも効果の見込めないトクホが飛ぶように売れたりする。‬
‪ 新聞の下段なんて「ガンに効く」「花粉症に効く」「簡単ダイエット」こんなのばっかりだ。‬
‪ 本当に絶大な効果があるなら、使わない理由はないのである。‬

‪ 大した実証例もないのに、消費者の心の弱さにつけこんで儲けようとしている連中こそが、よほど陰謀論で取り上げられるべき悪ではなかろうか。‬

‪ だいたい、専門家が一所懸命に研究している内容を素人が理解できるはずもないし、わかってないからこそ耳心地の良さに騙されるのだ。‬
‪ 実際、ワタクシも騙される。‬


‪ 例えば、誰かが捻挫したとしよう。‬


‪ 痛い。腫れ上がっている。少しでも何かできる事はないか?‬
‪ そう言えば、先日から全身の凝りが酷くて、温湿布と冷湿布を持っている。‬

‪ さて。あなたなら、‬


‪ 捻挫に対して、‬
‪ 温湿布と‬
‪ 冷湿布の‬
‪ どっちを貼る?‬



‪ 正解は、‬


‪ 貼らない‬


‪ です。‬
‪ はい。多くの人が間違えたと思うのですが、ワタクシも間違ったので気にしない。‬
‪ 捻挫なんだから患部を冷やさなきゃ! 冷湿布だろ!?‬
‪ 引っ掛け問題だからきっと温湿布に違いない!
なんて思った方はいることでしょう。‬

‪ しかし、正解は貼らない。です。‬
‪ 冷湿布は、冷感なだけで、体温を下げる効果はありません。むしろ、わずかですが、体温を上げます。つまり、‬

‪ 正解は氷のうや冷水で冷やす、です。‬


‪ えっ? 冷湿布って体を冷やすんじゃ?‬

‪ とお思いの方も多いかと思いますが、冷湿布が物理的に冷えていない限り、物理的に温度を冷やす事はありません。一部、冷却シートなどは、水分が揮発する際に熱を奪う効果がありますが、それよりは氷のうやら、流水に晒すとか、濡れタオルの方が効果的。‬

‪ そうです。言われてみれば当たり前ですが、冷たく感じるだけで冷たくはないのです。‬

‪ 引っかかった人が何人いるかわかりませんが、こんなにも簡単に素人は騙される。ワタクシも長年、騙されていた。‬
‪ 無論、冷えてる気になれば冷湿布でもプラシーボ効果はあるだろう(悪影響とどっちが大きいかは知らん)し、冷却シートなら氷のうに及ばないまでも効果はあるだろう。‬
‪ だが、可能なら氷のうで冷やすべきなのだ。‬流水に晒すべきなのだ。

‪ そんな簡単に騙される素人が、医療や病気や健康や薬品に関してプロに勝てる訳がない。疑うなとも言わないし、自分で調べる事は大事だ。しかし、素人の思い込みで、人を救おうと尽力している医療関係者の足を引っ張るのはいただけない。‬

‪ TV番組などが、まだ日本で一例も報告がない病気を「この症状が出たら〇〇!」なんて放送するもんだから、‬医院が外来で満席になる。本当に怖いのはそんな番組の方だ。


 お前のつまらない安心のために、
 多くの人の安全を損ねている事に
 どうか気付いて欲しいのである。


 これが今現在、日本で起きている医療崩壊の一因なのだから。


 (´・Д・)」 ちなみに、ワタクシはかつてビリヤード好きが高じて、プルー・バー(ビリヤード場)で働いていたのだが、ビリヤードなんて超マイナーだから、基本的には暇なんですよね。

 ※ かつてビリヤード映画「ハスラー2」(トム・クルーズ主演)の影響でビリヤードブームの残滓があったり、田舎なので他に娯楽がなかったり、暇ではないのだが、この辺は説明すると長くなるから端折るが、まあ、今現在プール・バーが絶滅寸前な時点で察してほしい。 


 ところが、ある夜だけは、満席でお断りや、それでも待ち客が出るぐらいの大盛況。

 原因は、前夜に


 「ハスラー2」がTV放映されただけで。



 TVで〇〇料理が心筋梗塞に効くとか言うだけでスーパーマーケットから食材が売り切れる。
 馬鹿馬鹿しいようだが、現実だ。

 「〇〇の症状が出たら、危険のサイン!」なんてTV番組の方が、実際は怖い。そして、それらに惑わされる人々が、もっと怖いのである。


 ※ この記事はすべて無料で読めますが、お気に召した方は投げ銭(¥100)とかサポートをお願い致します。
 なお、この先には全部匿名だけど、実際にあった芸能人の話が書かれています。


ここから先は

219字

¥ 100

(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。