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忍び寄るもの


 皆さん、こんにちは。忍び寄る木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 そういや昔、「スニーカーズ」って映画があったんですよね。あんまり内容は覚えてないんですけど、割と面白かった記憶はあります。
 ロバート・レッドフォードとかダン・エイクロイド、リヴァー・フェニックスとかが出てたと思うんですが。ええ。

 時代的に、従来のスパイ合戦対決モノ+コンピュータ・ハッキングを題材としてて、情報戦と裏切りのスパイ映画、見つかっちゃいけないコンピュータと建造物へのスリリングな侵入クライム(犯罪)映画、そしてやっぱりアメリカ映画なんだし、入れとかなきゃね!ってアクション映画の要素が割とバランスよく配合されてた記憶がある。
 俳優陣は超派手な面子が揃ってる一方、覚えてるシーンが相当に少ないので、全体的に地味だったとは思う。

 と言うか、正直に申し上げまして、「割とまあフツーに面白かった映画」って、わざわざ2度目を観たりしないし、名作だ!名シーンだ!って印象もなければ、クソ映画だ!って衝撃もないので、


 (´・Д・)」印象が薄い。


 なので、今もう一度観たら、評価が大いに変わってしまう事もある。
 ワタクシの率直な感想は、当時の映画にありがちな「俳優は豪華だけど、映画がクソ」という定石からは外れて、「俳優が豪華な割に意外と面白かった」ので、内容を覚えていない感じなのだ。


 そして、もうひとつ。


 アホだったワタクシは、「スニーカーズ」という単語から「靴のスニーカー」を連想してて、明るくて軽快な内容を予想してたら、割と地味で、良い意味でも悪い意味でも裏切られたって印象が強いのである。

 そう。スニーカーとは「忍び寄る者」のスニーカーであり、要するにスニーキング(潜入)物映画だったのだ。


 (´・Д・)」いや、
 靴のスニーカーも、
 靴音が小さいから
 スニーカーなんだけど。


 はい。
 と言う訳で、そろそろ本日の本題に行きたいと思う訳ですが。ええ。
 昨日、一昨日の記事で、「多くの人は楽しみ方がヘタ」とか「セールスのやり方」って話をさせていただいたんですけれども。

 コレとコレ。

 ワタクシ、割と本気で、皆さんは「楽しむのがヘタ」だと思うんです。

 で。昨日の記事に書くつもりだったのに入れ忘れた話がありまして、その話を書いていこうと思うんですが。



 (´・Д・)」並ぶな。


 (´・Д・)」行列に
 並ぶと損をするぞ。


 これが正直な意見である。別に「行列に並ぶの大好きー♡」って人がいるなら構やしないが、まあ恐らく、9割以上の人間は並ぶのが嫌いなはずである。
 中には「話題のラーメン屋や、人気のデザートパーラーの大行列に並んで待つのが好き」って人もいるだろうが、それは大体において「行列に並ぶのが好きなのではない」だろう。


 (´・Д・)」銀行のATMでも
 並んで待つのが好きなの?


 この答えがYesならホンモノだと思うが、そうでないなら「行列店」というブランドに集るのが好きなだけ。そこに行ったという優越感や、並んで待ったというプレミア感が好きなだけである。それを腐すつもりはなく、単に「行列に並ぶのが好きなんじゃない」って話だ。
 そして、腐すつもりはないが、行列に並んで、


 (´・Д・)」得した事は
 ちゃんとあったのか?


 ということ。
 半数ぐらいは「ほとんどない」と答える。「ある事もある」が半数以下で、待つに値するだけの見返りが「ちゃんとある」という回答は実に少ない。
 つまり、トータルで考えると「行列店に並ぶ」って事は、確率的に、


 (´・Д・)」わざわざ
 ハズレを引きに行ってる。


 って事なのである。
 無論、「人気の行列店に行った」という話題が欲しいとか「分の悪い賭けに勝つのが楽しい」ってのは否定しない。だが、それならば、


 (´・Д・)」知らない店に
 ふらっと入ってみた。


 も話題になるし、


 (´・Д・)」地雷臭がする
 ヤバそうな店に入った。


 の方が分の悪い賭けなのである。
 で。ワタクシは接客業・飲食業を30年以上やってて思うのだが、基本的に、



 (´・Д・)」行列ができる状態は、
 キャパシティオーバーなので、
 味もサービスもイマイチだぞ。


 で。ワタクシ、近年はカツアゲ(ミンチカツ)や、自分が制作に関わったクラフトコーラの販売をやって、行列ができる心理を観察してる訳なのだが、これがまさに失敗の原因なのよね。
 カツアゲ(ミンチカツ)を例にするが、


 惣菜のショーケースをゆっくり眺めて商品を見たい。

 が、店員に押し売りされるのが嫌なので近付けない。

 店員が他の客の対応をしている今がチャンスだ!

 何となく後ろに3~4客が並んでいる空気になってしまった。

 前の客が会計を終えてしまう。つまり、次は自分。

 まだ商品をちゃんと見ていないけど、

 後ろの客を待たせるのは悪いし、今から行列の後ろに並び直すのはイヤだ。

 (´@Д@) とりあえずコレください!


 と不本意ながら商品を購入。
 結局は不本意で選ばされたから、商品に不満が出やすい。


 こーゆー悪いスパイラルを抱えているのである。

 クラフトコーラの試飲販売をしてても思うんですが、「何か面白そうなブースがあるなー」って顔をしながら「でも、客が誰もいないし、今行ったら押し売りされそうだな」って感じでチラチラ見て近付こうとしない。
 それで、他の客が数人集まるまで様子見して、今度は、


 (´ー`) 人が多いから
 今はやめておこう。


 なんてのは、


 (´・Д・)」 最高に
 時間を無駄にしてる。


 人が多くてバタバタしてる時に行くより、人が少ない時なら何種類も試飲できるんだし。
 だから、列に並ぶなんてのは基本的に損。
 暇そうにしてるブースや店こそ、特典が沢山ある。

 多くの人は「押し売りされるかも」って不安に思ってるみたいだけど、


 (´・Д・)」まず、
 押し売りなんかしない。


 売ってる側からすりゃ、買いもしない客に労力をかけるだけ無駄だと思ってるし、商品を知ってもらうとか、まずは次の客への呼び水になれば充分なのである。
 「買え! 買うんだ!」って圧を掛けながら、言葉巧みにしつこく押し売りをしてくるのは、


 (◠‿◠) 何かお探しですかー?


 って、


 (´・Д・)」服屋ぐらい。


 服屋は圧が凄い。(服屋にもよるが、個人成績がある場合が多い)
 服屋の店員だけは、気が付いたら忍び寄って、バスケのマークぐらい張り付いてくるからな。マジで。

 奴らはスニーカーズだ。(タイトルと冒頭部分の回収)

 ※ この記事はすべて無料で読めますが、行列が好きな人も嫌いな人も、投げ銭(¥100)をお願いします。
 なお、この先には、服屋にありがちな話ぐらいしか書かれてません。

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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。