ウイル・スミス・ミス
皆さん、こんにちは。ウィル・スミスは、「アイ アム レジェンド」を観てから信用してない。木賃ふくよし(芸名)です。
いや、出演してる俳優で選んでハズレない映画ってのは皆無のような気もしますが。
正直、「ALI」もパッとしなかったし、「スーサイド・スクワッド(旧)」もアレだったしな。
はい。そんな訳で、そろそろ各方面で決着がついた模様なので、ようやく話題にしたいと思います。
ウィル・スミスの、
( `Д´(⊂( ‘д‘ )パーン☆
ビンタ事件。
概要を説明すると、ハリウッド最大の栄誉とも言えるであろうアカデミー賞授賞式で、司会進行役のクリス・ロック(俳優・コメディアン)が、脱毛症で苦しんでいるジェイダ・ピンケット・スミスを揶揄うような発言をし、これに激怒した夫のウィル・スミスが、壇上に上がりクリス・ロックを平手打ちしたというもの。
日本ではウィル・スミスを擁護する声が多かったものの、アメリカでは支持率が全体の1/4程度だったと言う。
以下の情報の何処までが本当なのか知らないが、クリス・ロックはジェイダの脱毛症を知らなかった。また、非言語性学習障害であるとの事である。学習障害関係あるか????
一方のウィル・スミスは受賞の際に登壇し、視聴者に対して謝罪。後に、クリス・ロックにも謝罪している。
アカデミー側は、事件直後ウィル・スミスに退出を命じたが、ウィル・スミスはこれを拒否したと言う。
後に事件の調査を開始、暴力事件であるとして、ウィル・スミスに10年間の出入りを禁止した。
なお、クリス・ロックの弟は「ウィル・スミスの謝罪は到底受け入れられない」とした。
クリス・ロックは「特に怪我した訳でもないから、ウィル・スミスを逮捕しないでくれ」と警察に進言。また、ウィル・スミスに対し、訴訟も起こしていない。
概要としてはこんな所だろう。まあ、突然いっちょ噛みしてきた、
(´°Д°)」 弟はすっこんでろ。
とか思ってしまいますが、この辺は軽くスルーしましょう。
と言うか、クリス・ロックが無礼な発言をし、激怒したウィル・スミスが平手打ちした。大きな怪我はなかった。警察は逮捕には至ってない。ウィル・スミスは謝罪した。クリス・ロックも起訴してない。
(´・Д・)」 もう、コレって、
終わった話なんじゃない?
なんで皆して外野からギャースカ喚いてるの? キミら被害者でも加害者でもないやん? なんでムキになってどっちが正しいとか言い合ってるの?
有名人が晴れの舞台でやったから話題になってるだけで、こんなの飲み屋街じゃ毎日起きてる。
ただまあ、強いて言うなら、何故かクリス・ロックとウィル・スミスの話になってて、当事者であるジェイダの話があまり出てこないのも引っ掛かる。
何しろ、世界が注目する舞台での辱めだった訳だし。
さて。ぶっちゃけワタクシはスキャンダルや芸能人の私生活に興味がない。だから当事者同士の話で、外野が正義をぶつけ合うのはナンセンスだと思うのである。
あえて審判しろと言われれば、多くの日本人に漏れず、ウィル・スミスを擁護するだろう。己の妻を侮辱される、という引鉄を引いたのはクリス・ロックだからだ。
だが、あえて言わせてもらえるなら、
問題はそれぞれ、
別の話だと思うのだ。
簡単に説明すると、
クリス・ロックが「名誉毀損」した事件と、
ウィル・スミスが「暴行を加えた」事件は、
それぞれ別に考えるべきではないだろうか。
今回のように訴訟に発展しなかったのは幸いだが、訴訟に至った場合、お互いが原告と被告なのである。多くの人はコレを一緒に考えてしまうから、「どっちが正しい」みたいな話になるのである。
クリス・ロックは、脱毛症のことを知らなかったとしても、名誉毀損を行った。
ウィル・スミスは、どれだけの恥辱を浴びていようとも、暴行を働いたのである。
ワタクシは多くの部分でウィル・スミスの行動を賞賛するが、暴力は肯定しない。
これを孔明の後知恵と言われようとも、やはり、暴力は肯定すべきではない。
例えば、いじめられていた子供がいて、とうとう堪忍袋の尾が切れて、いじめてきた相手に大怪我を負わせたとする。
ワタクシは子供の勇気や行動を賞賛するし、擁護もするし、報復も認めるが、それでも、暴力は肯定しない。
何故なら、暴力は罪になる。いじめられていた子供が罪を背負うからだ。
他に道がなかったかも知れないが、他の道がなくなる前に、可能な限り、別の手段で報復するべきだと考えるからである。
理不尽にいじめてきた奴に対して遠慮などいらない。殴って怪我を負わせるより、もっと重い荷を背負わせるべきだと思うのだ。
ワタクシはあの瞬間、咄嗟に妻を守る行動を取ったウィル・スミスを賞賛する。だが、だからこそ、殴るよりも効果的な方法が探れたのではないかと思ってしまうのだ。
無論、外野なら後から何とでも言える。そう。これこそが卑怯で卑劣な行為だと思うのだ。
だからこそ、当事者ではない我々は、彼らが内々で処理した事件に関して、「たやすく正義を語ってはならぬ」と思う次第である。
ちなみに、アメリカの法律は日本の法律以上に知らんが、警察官は暴行の現場に居合わせたら捕縛するのが職務だ。民事事件と刑事事件は別だ。それはわかる。
しかし、アカデミー側がウィル・スミスに下した処分は納得しかねるのが本音だ。
世界が注視する中でのアクシデントを起こされたのだから、良い気がしないのは理解するが、当人らが内々で済ませようとしてるのに、クリス・ロック側に何のお咎めもなしとはフェアじゃないし、ジェイダの名誉より、アカデミーの名誉を重要視した訳ですよ。
とは言え、映画自体に罪はないし、もうアカデミー賞受賞作品なんて観ない! とはならない。映画好きだし。
てか、そもそもアカデミー賞作品かどうかなんて気にした事がないので、何のボイコットもできないのが無念である。
と、まあ、何だかワタクシが正義の在り方について色々と考えているような文章を書いてしまったが、実のところ、全然そんな事はない。
だって、ワタクシ、事件を知った瞬間に頭をよぎったのは、
(´・∀・)」 って言う
ヤラセなんじゃないの?
というゲスい考えだったからである。映像を見て、「あ、ホンモノ臭い」とは思ったけど、該当者は全員俳優さんですしね? ジャネット・ジャクソンとジャスティン・ティンバーレイクのNFLでのおっぱいポロリ事件とかあったしね。あり得る話だと思ったのよ。
てか、コレが全て脚本で、我々が全員、騙されているとしたら、
それこそ、
(´・∀・)」アカデミー賞モノ
ですわな。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。