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週刊少年ヴァン・ヘイレン


 皆さん、こんにちは。違う、そうじゃない。木賃ふくよし(芸名)です。
 違う、そうじゃないって言っても、鈴木雅之じゃないです。ええ。


 あのですね、ええ。
 タイトルは、エディ(エドワード)・ヴァン・ヘイレンっていうミュージシャンないしは、彼がリーダーとギタリストをつとめたバンド、ヴァン・ヘイレンの事なんですけれども。
 少しでもロック好きなら、割と避けて通れない偉大なバンドの1つです。
 アルバムでは全米2位を記録した事もあるモンスターバンドですが、1位がマイケル・ジャクソンでなければ首位は確実だったでしょう。しかも、収録曲の「今夜はBeat it」のギターソロを演ったのがエディ自身だったりするのも皮肉。
 しかし、この日本に於いて、ギターやハードロックに興味がなきゃ、ほとんどの人が「知らな〜い」とか「名前は聞いたことがある」レベルでしかないのも事実。
 そこで、この曲を聴かせると、


 大半の人が「ああ〜、聴いたことある」となるのである。


 わかるだろうか。この瞬間の奥歯に挟まったモヤシみたいな感じ。
 ヴァン・ヘイレンというギターの素晴らしいバンドで、キーボードを前面に押し出した曲が全米1位を獲っている代表曲だという事実にモヤモヤする、この感情。
 いや、ヴァン・ヘイレンだけではない。間違いなくVH以上に歴史に残るバンドであるディープパープルでさえ、その扱いだ。


 いや、ジャンプもスモークオンザウォーターも好きだ。好きだが、そうじゃない。そうじゃないんだ。わかるだろうか。このもどかしさ。


 例えば、ケイト・ブッシュ(Vガンではない)が誰なのかを伝える時に、「嵐が丘」を聴かせると、


 (╹◡╹) 「あ、さんまの恋のから騒ぎ」


 って言われる時の、

 このがにがにした気持ち。


 ボン・ジョヴィをなかやまきんに君


 って言われる屈辱がわかるだろうか。※ 筆者はボン・ジョヴィもきんに君も好きですが。

 また、ワタクシは作家の隆慶一郎を敬愛しているのだが、誰なのかを伝える時に、


 :(;゙゚'ω゚'): 「は…花の慶次の原作者…」


 って言わなきゃならない時のまろどびでーんとした気持ちがわかるだろうか。

 ※ 花の慶次は好きですが、アレは作画を担当した原哲夫の作品であり、隆慶一郎作品ではないと言うのがワタクシの個人的見解です。


 羽田健太郎も好きなんだけど、代表曲として挙げて理解されるのが、


 「渡る世間は鬼ばかり」
 「西部警察」
 「マクロス」


 って言わなきゃならない時の、あの、ぬっちゃもっちゃした気持ち。ああ、このもどかしく狂おしくじれったい苛立たしさよ。

 誤解なきように言うが、代表作が嫌いな訳でも、軽んじている訳でもない。
 ただ、あの、

 (╹◡╹) 「ああ、アレねw」


 って感じの、軽んじた反応がイヤなのである。

 いや、コレは単なる被害妄想かも知れない。自分がミーハーに思われたくないという、しょーもない自尊心が被害妄想を駆り立てているのかも知れない。そーゆー度量の小ささの裏返しなのかも知れない。
 だが、一部には確実にあるのだ。
 わかりやすく言えば、前述の「嵐が丘」だ。


 (^ω^) 「恋のから騒ぎとか見てんスか?w」


 的なリアクションは確実に存在する。してしまうのだ。
 言っとくがワタクシは「から騒ぎ」なんて一回も見た事がないし、そのリアクションでテーマ曲に使われていると知ったぐらいである。そもそも何年前の歌だと思ってるんだ? 以前から知ってるっつーの。

 いや、知る切っ掛けは何でもいい。「恋のから騒ぎ」で知ってもいい。だが、あの、


 (^ω^) 「そーゆーの、見るんスねw」


 的な反応が嫌で嫌で仕方ないのである。


 (´°Д°)」 見てねえってーの。


 マイクル・クライトンの代表作を挙げると、


 『ジュラシックパーク』
 『ER 緊急救命室』


 ってなる時の気持ちがわかるだろうか。
 「アンドロメダ病原体」を読めっての。面白いっての。

 てか、何故か代表作が作者の真骨頂じゃない(私見ですが)ってケースがほとんどで、知ってもらうために言わなきゃならないんだけど、言う瞬間の葛藤とか、言った後のリアクションなんかが、とにかく歯痒いのである。

 わかるだろうか、この、


 違う、そうじゃない感。



 あ。そう言えば以前、人から、ワタクシを紹介する際に、


 ( ´_ゝ`) b「コレの中の人って言ってるけど、大丈夫?」


 って訊かれたんですが、本人的にはOkです。

 (´・Д・)」 個人的には正直なところ、あの黒板がヒットした理由がイマイチわかってないし、ワタクシ自身が面白い自信があるヤツほどバズらないのですが、この際フォロワーが増えて売上が上がるなら何でもいいです。



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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。