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FF VIII


 皆さん、こんにちは。だったら壁にでも向かって喋ってろよ。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 そう。ファイナル・ファンタジーは死んだのだ。ええ。冒頭から何言ってんだコイツって思うかも知れませんが、ドラゴンクエストと並び、日本を代表するコンピュータRPGのひとつ、ファイナル・ファンタジーは死んだのです。

 こんな書き出しだと、ファイナル・ファンタジーのファンを敵に回してしまいそうですが、

 (´・Д・)」 ワタクシの中で、
 ファイナル・ファンタジーは
 死んでしまったのである。


 敵が増えようと何だろうと構いやしない。懐古厨と言われようと老害と言われようと、ワタクシの中でファイナルファンタジーは死んだのだ。

 ワタクシとファイナルファンタジーの出会いは、初代ファイナルファンタジーがファミコンで発売された時である。
 実はワタクシ、どちらかと言うと当時アンチ・ドラクエ派だったので、どちらかと言うとファイナルファンタジー派だったと言っても過言である。うん。言い過ぎた。

 そう。ワタクシはドラクエ派でも、FF派でもなかったのである。
 実のところ、当時既にパソコンを手に入れており、

 世界的RPGの金字塔ウィザードリィ、ウルティマをプレイしており、その素晴らしさに触れてしまっていたのである。
 国産では、ザナドゥ、ハイドライド、夢幻の心臓、ブラックオニキスなど名作をプレイ済み。
 そんなワタクシにとって、ドラクエなど、


 (´・Д・)」 ウィザードリィの戦闘シーンと
 ウルティマのワールドマップを模しただけの
 子供騙しのパクりゲーにしか見えなかった。


 まあ、実際にドラクエはパクりゲームなんで、それを否定するつもりはないが、その完成度の高さやバランスの良さ、細部まで作りこまれた世界を後に知って考えを改める事になる。今では普通にドラクエも好きなんだけどね。

 そう。小学校4年ぐらいの時にパソコンを手に入れてしまったクソガキだったワタクシは、いち早く、


 (´・Д・)」 中二病を
 発症させたのである。


 ※ 中二病。中学2年ぐらい、つまり思春期に陥りがちな「勘違い万能感」や「自意識過剰」のこと。

 当時からファミコンなんてダッセーよなぁ。セガの方が面白いよなー。帰ってマークIIIやろうぜ!ってヒネたガキだったのである。パソコンなんて入手したら、その加速は避けられない。

 (´°皿°)」 ドラクエなんて、
 鳥山明の絵で釣っただけの

 パクりゲーだ!


 と、人気のあるものはとにかく否定したいお年頃に突入。
 でも本音はファミコンででもドラクエででも遊びたいのである。
 だからこそ、ファイナルファンタジーは、素直になれないワタクシが、同級生たちに「合わせてあげる」には格好の材料となったのだ。←本当は混ざりたいくせに偉そうな態度。

 実際にプレイしてみると、ウィザードリィの影響が大きいように感じたが、こちらは不思議とパクりとは思わないのだから、何とも自分勝手な基準である。

 しかも、FFのイメージ画は当時では「吸血鬼ハンターD」などで触れてきた天野喜孝。音楽も良いし、ゲームも面白い。
 それでもウィザードリィ、ザナドゥ派は揺るがないが、「へぇ、ファミコンも中々やるじゃん」(「ふうん、面白い女」風)になったのは事実である。

 なお、FFシリーズで一番好きなのは、割と批判の多い2だ。
 おそらくファミコンRPG史上では初の「人間」対「魔物」ではなく、「帝国」vs「反乱軍」という人間対人間を扱ったからである。(だが実際のゲームでは敵の大半は魔物)
 魔王を倒してお姫様を救うなんて子供騙しには飽き飽きしていたから、その点でも中二病的に刺さる作品だったと言えるだろう。

 その後、FFシリーズは順調に続編をリリースし続け、国産RPGとしては不動の地位を築く事になる。
 基本的に偶数作品がシステム重視、奇数作品がシナリオ重視なんて言われてたり。媒体もファミコンからスーパーファミコンへと移行する。
 そしてプレイステーションへと移行する時、FFは大きく変貌した。

 ファイナルファンタジーVII


 新ハードで大きく進化したグラフィック。これまでの基本だった中世風からの脱却。メインデザイナーの変更。これによる賛否は色々あったが、ワタクシは既に中二病を脱している時期なので、FF7は新しいFFとして受け入れられた。

 (´・Д・)」 だが8。
 オメーはダメだ。


 7で新機軸を打ち出したFFが、次なる8で切り開いた新境地は、


 ペッ (´・Д・)、 ラブストーリー。


 そんなのが欲しいなら、PCエンジンで「ときメモ」でもプレイするこったな!

 そう。ワタクシは恋愛ものが嫌いなのである。特にこの頃となると船戸与一、海外ならドン・ペンドルトンの「マフィアへの挑戦」など、バイオレンス小説に傾倒していたため、甘ったるい恋愛ものなど唾棄すべき存在だったのだ。
 その通り。スポーツは格闘技、音楽はメタル、映画はマフィアもの、小説はバイオレンスという、


 (´・Д・)」 第二次中二病発症。


 そしてコチラは今も治っていない。
 そんなワタクシがファイナルファンタジーで、


 (´・∀・)」 恋愛だってよw


 しかし、このゲーム序盤では、主人公スコールは17歳なのに超クール。
 同僚(かつ教官という謎の設定)の女に、相談に乗って欲しいと言われるも、柄じゃないと突き放す。
 それでも「ただ聞いてくれるだけで良いのよ」と食い下がる女に、


 (´・Д・)」 だったら、
 壁にでも話してろよ。


 と衝撃のセリフを放つのである。

 (´°Д°)」 惚れる。


 そんな訳で、スコールくんカッケェ!シビレる!憧れる! こんなに女を突き放したセリフがカッコいいなんて、映画「カサブランカ」の、

 (昨日は何をしていたの?と問う女に対し)

 (´・Д・)」 そんな昔のことは忘れた。  


 (続いて、今夜はどうするの?に対して)


 (´・Д・)」 そんな先の事はわからない。


 並の名台詞である。恋愛モノが嫌いなワタクシは、一気にこの主人公スコールくんが気に入った。
 が、正直言ってゲームが盛り上がらない。
 システム上、戦闘を避け、カードと魔法を集めまくるという退屈なゲームだったのだ。



 (´°Д°)」 そして、
 ヒロインとなる
 リノアの登場である。


 このリノア、スクウェア三大悪女にも数えられるほどプレイヤーから嫌われているキャラクタだったりする。
 ちなみに代表格は「バハムートラグーン」のヨヨ。王女であり、主人公と恋仲なのだが、敵に攫われ、その身柄を取り戻すべく戦いに身を投じる ていく事になる。
 だが、助けに行く頃には敵将に惚れてて良い関係になって、主人公は一人ポツンと残される。なお、この敵将とは仲間になるので、とても気まずい。
 しかも、恋仲だった頃の思い出を新しい恋人(敵将)で上書きする行為や、主人公に対して「大人になるって悲しい事なの」とポエムをかましてくるなど、最強最悪と言える。


 (´・Д・)」 ちなみに
 ワタクシはヨヨ大好き。


 リアルにこーゆー女おるやん? 関わりたくない典型的な感情型恋愛脳の女。そーゆー意味ではとても好きなキャラクタなんですよ。


 悪女No.2は、、、っと、


 (´・Д・)」 アレ? なんか思ったより、文章が長くなっちゃいそうなので、明日に続く。

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 なお、この先にはワタクシが「悪女キャラ」が好きって話しか書かれていません。

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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。