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バケツでプリンのような


 皆さん、こんにちは。天下一品を天一って略すヤツ何なの? 残された下品の気持ち考えたことあんの?ってツイートで腹筋がよじれた木賃ふくよし(芸名)です。

 さて。
 先日、人と一緒にラーメンを食べに行ったら、そこのラーメンが、


 40年近く前に、
 初めて食った
 天下一品の味


 がして感激してたんですよ。天一。※ スープだけで、麺はアレな感じでしたけど。

 いやー、コレがね、ホントに嬉しくてね。ええ。
 ワタクシ、別に天下一品のフリークスって訳じゃないんですけど、半年に一度ぐらい食べたくなるんですよね、天一。
 天一そのものからして、賛否分かれる味だとは思いますが、個人的にはアリです。半年に一度、ああー、アレ食べたい!ってなるぐらいで、常食する訳でもなければ常食したいとも思わないので、むしろウエルカム。

 ええ。
 ワタクシ、子供の頃、クノール・カップスープが大好きで。はい。

 カボチャもジャガイモも好きでしたけど、やっぱり、


 コーンポタージュスープが
 一番好きだったんです。



 子供の頃から食い意地の張っていたワタクシは、何故コレが、

 マグカップ
 一杯しか
 飲めないのか


 世の中の理不尽に深く嘆いておりました。バレルまんまのアイスクリームやバケツでプリンのような憧れ。それは蜃気楼のごとく近付けば消えるのか。
 いや、それほどの無茶は言っていないはず。
 何故2杯飲んじゃダメなのか? なぜスープボウルに一杯のコーンポタージュスープを飲んではいけないのか!?

 その答えにたどり着けなかった幼少のワタクシは、


 真理を天下一品で見つけたのだ。


 チキンポタージュスープが
 ラーメン鉢一杯に入ってる。


 コレが幸せか。

 コレが幸福のカタチなのか。


 しかも、麺が入ってるって。


 コレが幸せか。


 コレが幸せの向こう側か。


 昔懐かしい新京極八千代館(ポルノ映画館)前、半地下の天下一品で、ワタクシは1つの幸せにたどり着いたのだ。

 その後、時の流れとともに、天一の味が変わったのか、ワタクシの味覚が変わったのか、思い出補正が強くなってしまったのかは知らない。
 
 いつの日か、どの店に行っても、「あの時の天一」の味を、あの時のときめきを、確かに思い出せるけど、もう二度と感じることはできない、そう思っていた。


 ところが、だ。
 麺はともかく、スープの味が「あの頃の天下一品のまま」のラーメン屋に出会ってしまったのだ。麺はともかく。

 ああ。
 もう二度と感じることは出来ないと思っていた、あのときめき。あの味。




 (´・Д・)」 1年に1回で充分だな。


 中年のおっさんにこの味はキツいわ。

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 なお、この先には特に何も書かれていません。

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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。